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セアカゴケグモの危険

2007/06/10 Category: 日記

セアカゴケグモ

このクモの名前を知っていますか?

95年に大阪の臨海部ではじめて発見されてから、今では全国で広く見ることができるようになった特定外来種の毒クモなんです。

セアカゴケグモは、もともとは熱帯?亜熱帯に分布しオーストラリア、ニュージランド、ニューギニア、インドなどからその存在が報告されています。

その体長は、メスでは約1cmで全身ほとんどが光沢のある黒色で、細長い脚と腹部の背中側の中央に赤?オレンジ色(中には黄色)の帯が目立ちます。

腹部の腹面には砂時計型の斑紋を有します。これに対してオスの体長はメスの1/3以下の約3mmで、腹部は細く、その背面は灰白色で中央に縁取りのある白い斑紋があり、その両側に黒紋が2列に並んでいます。

繁殖時期は真夏で、この時期に活動が活発となり、注意が必要です。生息場所は、屋外の建物の隅、道路わきの側溝の内部や蓋の隙間、フェンスの基部やベンチの隙間、庭石・墓石の間や窪み、コンクリートの割れ目など外敵から攻撃されにくい場所にいます。

皆さんの街中にも見ることができるかもしれません。

セアカゴケグモ自身に攻撃性はなく、驚かされると死んだふりをするなどおとなしい性質なので、素手で捕まえようとしない限り、咬まれることはほとんどありませんので、そこまで神経質になることはないと思います。

ただし、このクモは毒グモなので咬まれると激痛を伴いますが、死亡することは非常に稀です。毒の主な症状は痛みです。他に発汗、発熱、発疹が起こる場合があります。全身症状を示す人はごく稀ですが、その多くは咬まれて3?4時間後に、吐き気、嘔吐、めまい、頭痛、高血圧、呼吸困難、排尿困難、全身の関節痛などの全身症状を示すと報告されています。胸部の痛みは心臓発作による痛みと間違われることもあります。

公園で子供を遊ばせる時など、気をつけないといけませんね。




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