反抗期は大切な成長の証し
2歳半になる子供は最近「やだ」、「○○じゃないもん」、「○○やらないです(なぜか敬語)」というように親が指示を出すと反対するようになりました。これまでもやんちゃだった彼は、必ずしも自分たちの言うように動いてくれないことが多かったのですが、言葉を伴って明確に反対するようになったのです。これを見て「あぁ、反抗期だな」と奥さんと話しています。
人間が成長する際には大きく反抗期は2回やってくると言われています。1回目が2歳から3歳を中心に起こる第一次反抗期で、2回目が15歳を中心に起こる第二次反抗期です。これらはどちらも自我を目覚めさせ、自覚を深め精神的に成長するために必要不可欠なものなのです。
第一次反抗期は自分自身とそれ以外のものを自覚して、「自分」という存在を把握することができるようになる壁を迎えています。何をやるときも自分でしてみたい、自分の思い通りにしてみたいというような態度をとっていくのです。
子供の嫌々という言葉を聞くと、いい気持ちはしないのですが、そんなときには「おぉ、こいつも頑張っているな」とまともに応じずに少しだけ優しい目で見てあげるように努力しています。きっとこんな時期も長くは続かないだろうし、こうやって自分がこうしたいという気持ちを大切にしてあげたいと考えています。
なので、できるだけ一方的に指示を出すのではなく、「AとB、どちらがいい?」という風に選択肢を与えて、「自分の考えで選んだんだ」という自尊心を刺激してあげるようなシチュエーションを作り出すのが効果的といえます。
しつけも大切ですが、無理にそこで押しつけると子供にとっても親にとっても精神的なダメージは大きくなるので、ある程度自由にさせてあげることも必要なのではないかと思います。
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