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ほめる育児で思いやりのある子供に

2010/03/28 Category: 子育て

科学技術振興機構の調査によると、親にほめられたり、やさしい言葉をかけられた乳幼児ほど、主体性や思いやりなど社会適応力の高い子に育つことがわかったそうです。今まで褒めてあげることの大切さは様々なところでノウハウとして紹介されてきましたが、このように「ほめる育児」の利点が長期調査で科学的に示されたのは初めてだといいます。

◆調査方法
大阪府と三重県の親子約400組を対象に、生後4カ月の赤ちゃんが3歳半になる2009年まで追跡を実施しました。
・親への調査:子とのかかわり方などをアンケートと行動観察
・子への調査:親に自分から働きかける「主体性」、親にほほ笑み返す「共感性」など5分野30項目で評価

◆調査結果
・1歳半以降の行動観察で、親によくほめられた乳幼児は、ほめられない乳幼児に比べ、3歳半まで社会適応力が高い状態を保つ子が約2倍いることがわかりました。
・ほめる以外に、以下のような社会的応力が高くなっていることを確認しました。
 - 目をしっかり見つめる
 - 一緒に歌ったり、リズムに合わせて体を揺らす
 - たたかない
 - 生活習慣を整える
 - 一緒に本を読んだり出かける
・父親が1歳半から2歳半に継続して育児参加すると、そうでない親子に比べ、2歳半の時点で社会適応力が1.8倍高いことも判明しました。
・母親の育児負担感が低かったり、育児の相談相手がいる場合に子の社会適応力が高くなる傾向が出ました。

以上の結果は、今まで子育てをする上で大切なこととして様々な本でも書かれていた内容ばかりです。それが科学的に明らかなったことによって、それをやっていたことは正しかったと改めて確認することができます。褒めて育てるというのは子育てだけでなく、会社の中で部下への指導方法としても確立しつつある方法で、そういった場合でも応用することができると思います。

こう考えると、子供の性格や協調性、思いやり、主体性など人間として生きていく上での基本的な能力は、生まれつきではなく親の責任であることが分かります。親としてはこの現実をしっかりと受け止め、子育てをして行かなくてはならないと改めて強く思います。

【参考】毎日jp
http://mainichi.jp/life/edu/news/20100327k0000e040072000c.html

「ほめる力」が子どもを伸ばす ―キャラナビでわかる子どものやる気の引き出し方




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