生田緑地サマーミュージアム2009
2008年の第1回はサマーナイトミュージアムだったこの催しですが、2009年は「サマーミュージアム」と夜のイベントに特化しているわけではないことを訴えた催しに変わりました。2009年は、8月1日と2日の両日の開催となったサマーミュージアム。日本民家園、青少年科学館、生田緑地内、岡本太郎美術館と生田緑地内にある施設横断型の大きなイベントになりました。
このイベントに奥さん、子供と3人で2日とも行ってきたのですが、天候的には全く違った2日間となりました。土曜日は暑い1日となり、電車の前の広場にある霧の噴霧器が大活躍していました。子供はこのミストがどうも好きではないようで、顔を近づけると全力でキャーキャー言いながら逃げていきます。人出も先月の夏まつりほどではないにしてもそこそこいて、エコ体験広場では太陽光発電した電力をおもちゃに使ったものが大人気で、多くの人出でにぎわっていました。
昨年に続き、地元のお店も数多く出店していてにぎわっています。亀や鯉、なまずを触ることができるブースでは、子供が亀を上から落とすといった動物愛護団体の方が見たら怒られるのではないかと思うほどの雑な扱いをしていて、肩身の狭い思いをしながら見つめていました。
前回にないイベントとしては、ミニSL運転が行われていたことでしょう。直線20メートルほどではありますが、男の子や女の子が子供の手伝いをしてくれて一緒に乗ってくれます。この催しは本当にありがたいですね。このような小さい子でも体験できるアトラクションがあれば、退屈せずに済みます。
その他のイベントとして、星空観察会や生田緑地散歩が挙げられます。子供と一緒に参加するには少々高度であったため、今回は涙をのんで諦めましたが、そのうち参加してみたいイベントですね。
そして、今回のサマーミュージアムの最大のイベントといえば、夕方5時から始まるヒーリングLIVEステージでしょう。晴れていた土曜日はカフェテリアTAROの前で、土砂降りの日曜は母の塔で行われました。以下に今回の参加者を紹介します。
8月1日(土)
・専修大学 MJAブルーコーラル
男女4人のジャズ演奏で300日以上練習をしているだけあって腕は確かなものでした。
・TAYUTA
独特な音楽でした。
・ピラルクー
・木村大
8月2日(日)
・日本女子大学 フォルクローレ愛好会
南米の楽器を使った演奏で、日本女子大を中心にした大学の混成演奏でした。迫力が本当にすごいですね。難しい音程をうまく操っていて調和ある音楽を聴くことができ子供もノリノリでした。
・日本女子大学 管弦楽団Arc-en-ciel
女性4人による管弦楽でしたが、少し練習不足だったのか音程がずれる場面が。少しかわいそうになってきました。もしかしたらもう少し人数が多くて当日人が減ってしまったのかもしれません。
・川崎コミュニティ・クワイヤ
前回も登場したゴスペルです。一人の男性が全体を引っ張るような感じで迫力があります。やはり、ゴスペルは、楽しさの表現とリズム、そして迫力が命ですね。
・木村大
日曜日は土砂降りの雨になってしまい、人も本当に少なかったのが残念でなりません。もっと多くの人に知ってもらってたくさんの人に来て欲しいイベントなのですが、PR不足なのか人もまばらな状態。お店の人も暇そうにしていました。
また、雨がひどいにも関わらず昨年のように岡本太郎美術館の中でLIVEをやらずに、母の塔の下という演奏者以外の観客はみんなずぶぬれという状況はありえない状況でした。途中本部の人が館内でできるか調整してくれていたのですが、何らかの理由でNGとなったようです。複雑な理由があったのかもしれませんが、これでは出演者も観客も演奏に集中できるはずもありません。無料ライブなので、あまり無理をいうことはできないとは思いますが、全体のイベントを成功させるためにも、テントを用意したり、屋根のある場所へ変更するなど、来年以降は運営を考えて欲しいと思います。
サマーミュージアムは、昼間の強い日差しの下の木陰、熱さが和らぐ夕暮れ時の涼しさ、人間が寝静まる真夏の夜といった生田緑地の魅力を発見することができる玉手箱なのです。運営をしたすべての方に感謝とお疲れさまの一言を申し上げたいと思います。そして自分たちができるのは、来年もまた訪れて楽しむこと。それまで楽しみに待っていたいと思います。
木村大ベスト・セレクション (2008/11/19) 木村大 |
◆関連する記事◆