あしたまにあーな

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ネットで密かに流行してる「なう」の使い方

2010年2月 18日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

インターネットの世界は常に新しい言葉が生み出されては消えていきます。巨大掲示板2ちゃんねるなどを発信源としたネット用語なども数多く輩出されてきましたが、その多くは定着せずに数年後には消えていく運命にあります。

その中で、最近流行し始めているtwitterで普及し始めたある言葉が話題を呼んでいます。その言葉が「なう」です。英語で書くとnowなのですが、文字通り「今?している」というのが主な使い方ないなります。以下にその使用例を紹介したいと思います。

(使用例1)東京駅なう(今東京駅にいるよ)
 →わかりやすいですね。なぜか「なう東京」とは言わないようです。
(使用例2)打ち合わせなう(今打ち合わせ中だよ)
 →これも理解できるでしょう。
(使用例3)食事中なう(今食事しているよ)
 →「中」と「なう」が完全にかぶってます。「腹痛が痛い」みたいです。
(使用例4)これから東京なう(これから東京に向かうよ)
 →ん?今東京じゃないんですか?どこにいるのでしょう・・
(使用例5)当選確実なう(当選確実がでました)
 →民主党のある候補者が当選確実が出た際につぶやいたそうです・・・

これらは、twitterらしく短い文章で現在の状況をニュアンスとして理解してもらうための有効なツールとして利用されています。サイト「nanapi」でも「twitterの「なう」の意味と使い方」として紹介されていますが、言葉の意味をよぉく見ていくと全く意味不明なものも多くありません。でも人のつぶやきをしっかりと内容を確認しながら読む人はあまりいないでしょう。多くの人は相手が何を伝えたいのかを感覚的に理解し、読み流していきます。

おそらくこれからtwitterの世界ではもっと大胆な短縮言葉が開発されていくでしょう。140文字ちょっとという短い言葉の中で今自分がどんな状況なのかを伝え、誰かにそれを読んで感じてほしいのですから、以下に簡単に伝えるかが重要なキーとなるのです。もしかしたら2010年のネット流行語大賞の上位はtwitterから発生したもので占められてしまうかもしれませんね。

【参考】
・nanapi http://r.nanapi.jp/258/
・ロケットニュース24 http://rocketnews24.com/?p=25200
・IT mediaニュース http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0908/31/news011.html

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ひとりじゃ嫌な人が群がる場所

2009年11月 10日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

牛丼屋、山、カラオケ、旅行にひとりで出かける女性が自分の周りにいます。彼女は、周囲にあせるのが苦手というわけではなく、むしろ周囲との関係がすごく良好なのです。それでも休日や会社帰りなど自分が行きたいと思う場所には自由に行きたいと考え、そこには行きにくいというものはあまりないそうです。このように、ひとりでいても全く気にせずにむしろそれをエンジョイする人がいる一方で、ひとりで過ごすことができずに常に誰かを求める人もいます。

その典型がSNS、最近でいうとtwitterではないでしょうか。誰かの目に触れる場所で独り言をつぶやく。誰にも相手にされるのが嫌でつぶやきに対して何らかの反応がほしくて、つながりを求めているのです。そのつながりは密なものを求めるのではなく、疎結合、つまりつかず離れずの関係に気持ちよさを感じることが多いのが特徴といえるでしょう。密につながることで面倒な人間関係ができてしまうのを嫌い、そこまで行かなくて必要なときに必要な人同士がつながっては離れていく、そんな人間社会が今増えつつあります。

SNSやtwitterだけでなく、利害関係を伴って疎結合するサービスも登場しています。その一つがタクシーの相乗りを募集するサービス「タクトモ.com」です。出発地と時間、目的地を「1:30、池袋発、大宮方面、同乗者求む」という風に書き込むとそれを見た人が応募し、お互いに見ず知らずの人たちがタクシーに同乗して、目的に向かうのです。割り勘になる経済的なメリットの他、意気投合して名刺交換などをする人もいるようで、現在会員数は20代から30代の男性会社員を中心に1万2千人以上いるそうです。

このように同じ志をもつ人同士が互いに募る形のサービスは今広がりを見せていて、旅行やレストランなどもあるといいます。ひとりで応募するのだけど、誰かとのつながりを期待するのですが、サービス提供者はその安全性に気を遣っているようです。確かに物騒な世の中において、何が起こるかわらないのでサービスを利用しても安心して楽しむことができるような仕組みが整えられていることが大切です。

ひとりで社会の中に暮らしていると、自由な反面寂しさを覚える人も多いことが、このようなサービスを支えている根幹なのかもしれません。冒頭に紹介した女性のように自分は自分と割り切り楽しむことと、誰かと共に楽しむこと。そのどちらもまんべんなくできたら、人生はもっともっと楽しくなるかもしれませんね。サービスを利用してもいいし、自分で積極的に絡んでもいいので、色々な体験ができる人になりたいと感じます。

【参考】
・日本経済新聞 2009/11/09
・タクトモ.com http://www.takutomo.com/
・twitter http://twitter.com/