ネットで密かに流行してる「なう」の使い方
インターネットの世界は常に新しい言葉が生み出されては消えていきます。巨大掲示板2ちゃんねるなどを発信源としたネット用語なども数多く輩出されてきましたが、その多くは定着せずに数年後には消えていく運命にあります。
その中で、最近流行し始めているtwitterで普及し始めたある言葉が話題を呼んでいます。その言葉が「なう」です。英語で書くとnowなのですが、文字通り「今?している」というのが主な使い方ないなります。以下にその使用例を紹介したいと思います。
(使用例1)東京駅なう(今東京駅にいるよ)
→わかりやすいですね。なぜか「なう東京」とは言わないようです。
(使用例2)打ち合わせなう(今打ち合わせ中だよ)
→これも理解できるでしょう。
(使用例3)食事中なう(今食事しているよ)
→「中」と「なう」が完全にかぶってます。「腹痛が痛い」みたいです。
(使用例4)これから東京なう(これから東京に向かうよ)
→ん?今東京じゃないんですか?どこにいるのでしょう・・
(使用例5)当選確実なう(当選確実がでました)
→民主党のある候補者が当選確実が出た際につぶやいたそうです・・・
これらは、twitterらしく短い文章で現在の状況をニュアンスとして理解してもらうための有効なツールとして利用されています。サイト「nanapi」でも「twitterの「なう」の意味と使い方」として紹介されていますが、言葉の意味をよぉく見ていくと全く意味不明なものも多くありません。でも人のつぶやきをしっかりと内容を確認しながら読む人はあまりいないでしょう。多くの人は相手が何を伝えたいのかを感覚的に理解し、読み流していきます。
おそらくこれからtwitterの世界ではもっと大胆な短縮言葉が開発されていくでしょう。140文字ちょっとという短い言葉の中で今自分がどんな状況なのかを伝え、誰かにそれを読んで感じてほしいのですから、以下に簡単に伝えるかが重要なキーとなるのです。もしかしたら2010年のネット流行語大賞の上位はtwitterから発生したもので占められてしまうかもしれませんね。
【参考】
・nanapi http://r.nanapi.jp/258/
・ロケットニュース24 http://rocketnews24.com/?p=25200
・IT mediaニュース http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0908/31/news011.html
Twitterの本 (2009/02/26) 関根 元和上野 祥子 |
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