あしたまにあーな

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真田丸 第18回「上洛」

2016年5月 08日 By: rainbow Category: 2016年_真田丸 No Comments →

これまで頑なに断り続けていた上洛ですが、今回昌幸はとうとうそれを受け入れることにします。そのポイントとなったのが、おばば様の一言。一度秀吉の懐に飛び込んで、それで秀吉が危うくなったらすかさず反旗を翻す。そうすれば良いだけのこととかるくアドバイスを送り、昌幸も心が吹っ切れたようにそれにのることになります。相変わらず出浦の言動は怪しく、「俺がいざとなったら明智光秀になってもいいんだぞ」と物騒なことを言ったりするのですが、このドラマの中で完全にそういう地位を確立しているなと感じます。

この後、最終的には無事に秀吉に会うことができた昌幸ですが、最後まで心に引っかかっていたのが戦国武将としてのプライドでした。自分の身でこの戦国の世の中を生き抜いてきたにもかかわらず、誰かの指図で動かなければならないという無情。そのことに対して悩み抜くことになります。見ている側としては、真田は世の中を上手く渡り歩いているなと感じていて、誰に対しても表裏を使い分けながら時には頭を下げるということもあったのだと思っていたのですが、今回の秀吉に対する言動はその範囲を超えたようです。

さらに、秀吉の家臣になるだけでなく、有事の際は徳川の与力として指図に従うよう命じられます。これによって、実質は徳川の家臣になってしまった真田。これまでの因縁を払いのけて、良好な関係を保てるとはとても思えない両者なので、必ずここで火種が生じ、それが大きな火に発展することになると思いながら見ていきたいと思います。

最後に、今回最大の娯楽シーンといえばなんと言っても姉上の松でしょう。真田の郷について1人ずつ語って聞かせるシーンでは、三谷さんならではのユーモアがちりばめられていました。おんぶをすると必ずおしっこを漏らすと2度も叫ぶ昌幸。カニでいじめられたり散々な姉との過去をみんな告白し、なぜかいい話がないのですが、記憶を取り戻したきっかけは、きりのかかとのカサカサ。完全に予想外の展開に笑いを抑えることが出来ませんでした。シリアスな場面とこういう場面が折り重なって、このドラマの魅力を高めているのだと改めて実感した内容となりました。

◆真田丸紀行◆
静岡県静岡市
 - 駿府城跡(駿府城公園)

真田丸 第17回「再会」

2016年5月 01日 By: rainbow Category: 2016年_真田丸 No Comments →

今回は実に多くの場面で笑わせていただきました。今回は再会というタイトルが付いていますが、これまでに無いほどの三谷さんの世界をこれでもかというくらいに見ることができる内容となりました。その演出になくてはならないのが、秀吉を演じる小日向文世さんでしょう。

軽いノリで次々と人心を掌握していくのですが、その一つ一つの場面がユーモアに溢れています。例えば、家康と会うことになり、どうしても固まってしまうという秀吉は信繁に家康との場をセッティングするように依頼する時のノリ。さらに、かなり有名な場面である猿芝居の場面。こういった一つ一つに秀吉を利用した三谷ワールドが展開されています。

さらに、今回は今までに無いほどのユーモアセンスに溢れていたのが、周囲の人々も同じように笑いを取ろうとする場面があったことでしょう。例えば、出雲の阿国がきりに踊りのセンスがあるのではと、一回転させるのですが勘違いであったという場面などが挙げられます。とかく単調になりがちで前回まで上田の時のような迫力が欠けていて残念な気持ちだったのが、こうした演出を取り入れることによって、違った楽しみ方を提供してくれる感じがして、にやにやしながら物語に引き込まれていきました。

次回は、とうとう昌幸も上洛することになりそうです。なにやら残念そうな雰囲気ではありますが、そこはただでは起きない真田なので、楽しみにしたいと思います。

◆真田丸紀行◆
愛知県名古屋市
 - 豊國神社

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真田丸 第16回「表裏」

2016年4月 24日 By: rainbow Category: 2016年_真田丸 No Comments →

上杉が徳川が攻めてきた際には真田に味方しないことを秀吉に約束させられた後、信繁の知らない間に越後に帰ってしまいます。この段階はもはや信繁は上杉の人質ではなくなり秀吉の家臣となるしか選択肢はない状況でした。真田家のためを思えば秀吉の動きを上田に伝えることができると思い直し、馬廻衆として働くことになります。しかし、実際には文を書いて送った途端に三成から返却されるという謎の検閲システムによって自由な動きを制限されることになるのは想定外だったでしょう。

さらに茶々に気に入られてしまって身の危険を感じながらも業務を遂行していくのですが、馬廻衆の中でも筆頭の平野長泰からは変な気を使われる始末。といいつつ平野も常にするめをしゃぶりながらまったりと仕事をしていて芸能ネタにばかり興味を持つオヤジ的な感じで描かれており、この先大きな出番もなさそうです。馬廻衆の面々もなかなか面白いメンバーが揃っているので、今後も要注意です。

周囲に目を向けると、家康が秀吉の顔色をうかがいながら真田攻めの許可を求め、それに信繁の意見を聞きながらYESの回答をする秀吉。次回は大きな戦に向かって話が進んでいくものとみられますが、今回徳川家でクローズアップされたのが平八郎の娘である稲。明らかになんらかのフラグであることは間違いないですが、今はあまり深く考えずに温かく見守ることにします。

◆真田丸紀行◆
愛知県津島市
 - 妙延寺

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