あしたまにあーな

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おんな城主直虎 第26回「誰がために城はある」

2017年7月 02日 By: rainbow Category: 2017年_おんな城主直虎 No Comments →

ここ数回、気賀の町衆との絡みが多い直虎ですが、普通の考え方では政次が言うように首を突っ込みすぎず、対岸の火事として済ませておけば良いのだと思います。しかし直虎はそれをよしとせずに、積極的に関わり混乱を鎮めようと東奔西走します。一歩間違えれば今川から謀反の疑いがあるとみられてもおかしくないのですが、ここは物語の世界なので、ガンガン攻めていくシナリオとなっているのでしょう。

二分されていた気賀の商人をうまくとりまとめたまではいいのですが、龍雲丸だけは築城に反対し後味の悪い結果となります。城という存在が攻撃の的となり悲劇しか生まないという経験に基づく判断から、そのような発言になったのですが、必死に説得する直虎に「できもしないことをいうな」という捨て台詞を残して去って行きます。

この言葉に引っかかった直虎は悶々と時を過ごすのですが、方久の大沢の代わりに井伊が気賀に入る提案によって、俄然盛り返していきます、次回はきっとこの辺りの覚悟が試されることになるでしょう。

■直虎紀行■
静岡県浜松市
 - 堀江城跡

おんな城主直虎 第25回「材木を抱いて飛べ」

2017年6月 25日 By: rainbow Category: 2017年_おんな城主直虎 No Comments →

今回強く感じたのが今川氏真の粘着質な言動でした。世の中では、桶狭間で織田に敗れた今川は速やかに衰退の一途をたどるようにいわれていますが、この物語のなかではかなり長い間井伊家の人々を苦しめています。さらに、その今川に対して、忠誠を誓うことを示さなければならない難題に挑むことになる直虎の立場は非常に難しいものとなりました。

政次の存在に関しても、改めて明らかになったような気がします。表だって直虎を支援することはできず、監視役として厳しいことを言い続けなければならないのですが、人一倍直虎のこと、井伊のことを思っているのです。ヒントを与えることも出来ない状況の中で直虎と政次は繋がったなにかを持っていることを感じさせる内容となりました。

ドラマにありがちな、ギリギリのタイミングでの滑り込みセーフ。龍雲丸たちもなんとか役目を果たすことができ、めでたし、とはどうやらならないようです。そのあたりは次回ということで。

■直虎紀行■
静岡県静岡市
 - 身延道起点の道標

おんな城主直虎 第24回「さよならだけが人生か?」

2017年6月 18日 By: rainbow Category: 2017年_おんな城主直虎 No Comments →

今回は様々な「さよなら」がありました。その中で大きな存在感を示したのはたけでしょう。これまで直虎の乳母として生きてきたのですが、高齢のため所々にミスを起こすようになります。この辺りでおいとまなんだろうなと思っていたのですが、まさにその通りの展開に。

家を去るたけを追いかける直虎は、たけに戻ってくるように言うのですが、こういう場面でひっくり返って本当に一緒に帰るという場面はないのですが、柴咲コウさんも本気で引き止めるという演技ではなかったので、詰めが甘いなと感じてしまいました。

ここまでは何となく想像が付いたのですが、驚いたのがその姪として梅というものが再び井伊家に奉公にやって来ます。演じるのは同じ梅沢昌代さん。同じ人物が年齢層を変えた異なる人物で間髪入れずに再登板するという前代未聞の交代劇には、ただただ驚くばかりです。

今回のもう一つのテーマは政略結婚でしょう。新野家の三女の桜を今川家重臣の庵原家へ嫁がせよという話から始まり、長女も北条家に嫁がせようと政次と直虎は画策します。さらに、信長の娘である徳姫と家康の嫡男の竹千代が幼くして結婚することに。縁組みによってこれまで歴史は大きく動いてきましたが、今回はどうなることでしょう。次回を楽しみにしたいと思います。

■直虎紀行■
静岡県静岡市
 - 光鏡院

愛知県岡崎市
 - 築山稲荷