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お薬を飲む適切なタイミングを学ぼう

2012年1月 27日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

風邪をひき早く治したいと思ったとき、医者に行き処方された薬を飲むと思います。真っ白い袋に入った薬の表にはその薬の飲み方が書かれているのですが、その中で悩んでしまうのが薬を飲むタイミングではないでしょうか。特に、「食間」と書かれた薬はどのタイミングで飲む必要があるのか非常に難しいと感じます。

そこで今回は薬を飲む適切なタイミングと注意点について、慶應義塾大学薬学部の中島恵美教授の意見をもとにまとめてみたいと思います。

◆ 薬を飲むタイミング
お薬を飲むタイミングは、「食前」「食後」「食間」「寝る前」「頓服」の5種類があります。それぞれについてどういうタイミングで飲んだらいいか見ていきます。

・ 食前: 食事前の30分以内
・ 食後: 食後30分以内
・ 食間: 食事と食事の間。前の食事からおよそ2?3時間後が目安。
・ 寝る前: 寝るおよそ30分?1時間前
・ 頓服: 症状が出たときに服用。

この中で特に意識しておくべきなのは、なんといっても「食間」でしょう。決して食事中に服用するという意味ではありません。時間でいうと結果的に上記タイミングはかぶってしまうかもしれませんが、何を意識するかによって飲み方の名称も変わってくるのです。

◆ 薬を飲む際の注意事項
・ うっかり飲み忘れたとき
 決められた時間からさほど経っていない場合は、気付いたときにすぐに服用してOKです。そうではなく、次の飲むタイミングの方が近い場合には、無理に服用しないで抜きます。一度に2回分飲むのは決していけません。以下に服用間隔の目安を示します。
 ? 1日3回服用の薬の場合、最低でも4時間は服用時間をあけます。
 ? 1日2回服用の薬の場合、6?8時間は服用時間をあけます。

・ 食べ合わせに注意
薬と一緒に飲むことによって効き目を弱めてしまったり、悪影響を及ぼしてしまったりする飲み物があるので、なるべく水や白湯で飲むといいでしょう。以下にそれらの主な飲み物を示します。
 (弱めてしまうもの)お茶、牛乳、ジュース類、ハーブ
 (悪影響を及ぼすもの)コーヒー・紅茶、アルコール

日頃は元気なのに、病気になったときにものすごく頼りになる薬ですが、飲み方やタイミングはその薬が最も効果的に効くために考えられたものなので、有効に活用するためにもしっかりと守って、早く治すことが大切なのです。

【参考】
・web R25 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120122-00000002-rnijugo-ent
・第一三共ヘルスケア http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/qa/01.html

OTC医薬品の基礎知識 OTC医薬品の基礎知識
(2008/08/31)
日本OTC医薬品情報研究会 OTC薬とセルフケア研究会

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ロキソニンが市販化

2011年3月 09日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

解熱鎮痛剤として普通に処方される薬のひとつに「ロキソニン」があります。自分を含め多くの人がお世話になっているこの薬は、ロキソプロフェンといった同効果を期待できるジェネリック医薬品まで登場する大衆薬であり、鎮痛・解熱効果が優れています。家でも普通の大衆薬と同様に利用したいというニーズが高まったことが起因しているのかは定かではありませんが、2010年1月22日に厚生労働省はスイッチOTCとしてロキソニンを承認しました。

スイッチOTCとは、医療薬から市販薬に「スイッチ」した街の薬局のカウンター越しに売られる薬(Over The Counter)のことをいい、誰でも医師の処方箋がなくても購入することができるようになったのです。そのひとつとして2011年1月21日に第一三共ヘルスケアから出された「ロキソニンS」があります。

調剤薬局や普通の薬局でもこのロキソニンSの張り紙は至る所にあり、売れ筋であることが分かるのですが、とあるドラッグストアでは発売後から売上げは好調で、鎮痛剤の売上げの中ではずっとトップだといいます。それはやはり上記のようにこれまで病院でずっと処方されてきていて、効果に対しても確かな実績を感じているからだと分析しています。

これまで鎮痛剤としては、バッファリン、セデス、ノーシン、ナロンとありますが、知名度でいえば圧倒的にバッファリンでした。この中にロキソニンという医療薬出身者が参入することによって、自分たちの選択の幅も広がり、自分に一番合った薬を自分の手で選ぶことができるようになったのです。ロキソニンは、第1類医薬品のため、購入の際は薬剤師の説明が必ず必要なのですが、今までよりはかなり便利になったといえるでしょう。今後もどんどんスイッチOTCの薬のバリエーションが広がってくれることを切に願ってやみません。

【参考】
・gooヘルスケア http://health.goo.ne.jp/medicine/mame/selfmedi003.html
・薬事日報 http://www.yakuji.co.jp/entry17929.html

OTC医薬品の基礎知識 第2版 OTC医薬品の基礎知識 第2版
(2009/04/01)
じほう

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あなたがよく使うかぜ薬は?

2010年2月 17日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

自分の家に必ず1つはあるかぜ薬。あなたの家にはどのかぜ薬があるでしょうか。マイボイスコムの調査によるとよく利用するかぜ薬ランキングは以下のようになっています。

◆よく利用する風邪薬
1. 24.3% パブロン(大正製薬)
2. 14.7% ルル(第一三共ヘルスケア)
3. 6.3% ベンザブロック(武田薬品)
4. 5.6% エスタック(エスエス製薬)
5. 4.9% コンタック(コンタック総合研究所)

この結果を見る限り、圧倒的な人気を誇っているのがパブロンです。パブロンには数多くの種類が存在し、痛い部分に直接効くようなプロモーションを行なっています。パブロンは喉の痛みによく効くという効果の部分をコメントする人もいれば、昔から使っていて安心するという人までいます。きっと多くの人が後者なのでしょう。

またかぜ薬に関するCMのなかで、どの薬が信頼できるかという観点でのアンケート結果も紹介されています。以下にそのトップ5を示します。

◆信頼できると思う風邪薬のテレビCM
1. 26.6% パブロン(大正製薬)
2. 21.2% ルル(第一三共ヘルスケア)
3. 20.3% ベンザブロック(武田薬品)
4. 17.0% コンタック(コンタック総合研究所)
5. 16.1% エスタック(エスエス製薬)

この結果を見ると、よく利用するかぜ薬のランキングとほぼ同じであることがわかります。よく利用するということは当然信頼しているから利用しているのであって、昔から使っているという人にとってはあまりCMの効果は薄いのではいかと思います。また信頼できるかぜ薬のCMは特にないと答えている人も53.1%も存在しかぜ薬を選ぶ際に重視している要素として、効果や効能を挙げる人が多いことから、なにか特定の効果を強く打ち出して実際に効き目のある薬が出ることによって、取り込めるユーザも多いことがわかります。

ちなみに自分もパブロンを愛用していて、解熱鎮痛剤としてバファリンプラスを利用しています。「早めのパブロン」というCM通り早めに飲むことによって次の日に回復することが多いことから、よく利用しています。

風邪の症状は、人それぞれで自分が一番合う薬というものがきちんと分かれば、メーカーを越えてそちらを選択します。症状に特化してよく効くかぜ薬という分野もこれから成長分野のひとつではないかと思います。市販品を選ぶのではなく処方された薬を選ぶという人も多くいますが、一番大切なのは飲んだらこれで大丈夫だと思える安心感であり、「病は気から」なのかもしれません。パブロンを越える風邪薬が登場してくれれば自分たちにとっても嬉しいことなのですが、当分その座を明け渡すことはなさそうです。

【参考】Business Media 誠
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1002/16/news010.html

薬を買う前に読む本 薬を買う前に読む本
(2008/02/15)
岡田 正彦

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