あしたまにあーな

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高樹沙耶さんのエコハウス

2007年6月 25日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

素敵な宇宙船地球号

女優の高樹沙耶さんは地球と共存をテーマにした家造りに挑戦しています。

房総半島の海を臨む土地を購入し、そこに「エコハウス」を建設中です。彼女はオーストラリアの原住民・アボリジニとの出会いで、周囲の自然とその場所や建物の特徴を活かした循環システムを作り出す「パーマカルチャー」の考え方に共感しました。

そして独自の下水システム、風力発電など様々な自給システムを有効利用した地球にやさしい住まいを目指しています。

生活で出たゴミや排水は地中へいき、そこでバクテリアの分解によって地面に戻っていく。そして、再びその水をくみ出し生活用水として利用していくという循環型システムが成り立っています。エコハウスは、他で廃材となったものをつなぎ合わせた木材を使用し、コンクリートで造られ作られた熱を利用しています。

自然の中に住むというのは、これまでの便利な世界からはかけ離れた大変な作業の連続です。自分も畑仕事、田んぼ仕事をしたことがありますが、かなりの重労働です。ただし、そこから得られた野菜は他のどこで食べるものよりもおいしく、嬉しくなります。

環境問題が叫ばれる中、一番大切なのはそれを意識しなくても自然と環境対策をしているこういった生活なのかもしれません。

ベンガル湾に消えゆく島

2007年6月 03日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

チャーパティラ

バングラデシュはガンジス川、プラマプトラ川などから流れ出た土砂が堆積してできたデルタ地帯で、標高がゼロに近い国土は度々、サイクロンやそれに伴う大洪水に襲われます。

2000年9月の段階で地球温暖化による海面上昇で、水没や海岸侵食が深刻な小さな島に暮らすシャヒームさん一家を取り上げました。あれから7年、シャヒームさん一家の家は既に海に消え、首都のスラムに移り住んでいました。

父と息子は、島に戻り環境の変化に翻弄されながらも懸命にこの島で生き続けたいと願っています。

バングラディッシュは国土の3分の2が平地で形成されており、ヒマラヤの森林伐採によって流出した土砂がこのバングラディッシュの河川の水位を押しあげ、海水が逆流していずれは水没してしまうそうです。

僕等にとって地球温暖化という問題は、あまり身近な問題としてとらえることができないかもしれませんが、このバングラディッシュをはじめ、ツバル、アラスカなどいずれなくなってしまう国土が大量に出てくるのです。

2100年までに毎年数百万人のシャヒームさんのような人たちが出てくることになるそうです。2100年は自分たちは生きていないかもしれませんが、子供たちの世界では悲惨な状況となることでしょう。

僕たちはまずはこの問題に対して危機感を一人一人が持つことから始めないといけないと思います。その次に具体的に何をするか、それを話し合っていかないといけません。

今日、シャヒームさんたちの希望と絶望、そしてそこから新たに生まれる決意を目の当たりにして強くそう感じました。

テレビ朝日のホームページより