あしたまにあーな

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木漏れ日の箱根 魅力を発見する旅

2011年2月 07日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

昨年に引き続き3回目の箱根は、昨年のように雪景色ではなく綺麗に晴れ渡った青空が迎えてくれました。昨年までのように子供をベビーカーに乗せる必要もなく、3人で手をつないでロマンスカーに乗って箱根に着いたのは午前8時。

昨年の反省からお得な箱根フリーきっぷを購入し、全力で元を取る気満々の奥さんだったので、今回は様々な所を巡る旅になるだろうなとは予感していましたが、まさにその通りの展開となりました。

◆今年もユネッサンイン
もう3回目の宿泊ともなるとどこに何があるのかは知り尽くしています。当たり前のようにフロントで荷物を預ってもらい、いざ温泉施設へ。箱根小涌園ユネッサンは、様々な温泉を楽しむことができる湯?とぴあ、流れるプールがあるユネッサン、そして露天風呂がある森の湯の3つのゾーンから成り立っています。

まず初めに行ったのは湯?とぴあです。人は平日ということもあり驚くほど少なく、かなりゆったりと回ることができます。コーヒー風呂では子供も気持ちいいとご機嫌で、途中コーヒーの投入イベントもありここだけで大満足。その後にあるワイン風呂、お茶風呂などは多少ぬるいことと、移動が真冬ということもあり驚くほど寒かったので、全体の8割くらいはコーヒー風呂に潜伏していたことになります。家でもやってみたいのですが、奥さんの目が怖いので諦めることにします。

ユネッサンでは、流れるプールで子供が楽しんでいるのですが、泡が出るぶくぶくの場所を極端に嫌い「あそこ行きたくない!」と怖がります。また、イベントで空から水が降り注ぐのですが「誰?こんないたずらしているのは」とご立腹の様子。外にあるウォータースライダーに奥さんと自分で滑ったのですが、身長110センチの制限に満たない彼は、完全に機嫌を損ねて泣いています。彼の機嫌を直したのはドクターフィッシュとチョコレート風呂でした。機嫌が直るのも早いのが彼のいいところなのです。

◆箱根観光の始めは箱根神社

昨年の雪の箱根神社では、ベビーカーを押しながら必死に雪道を歩いたのですが、今年は自走してくれるので驚くほど楽です。3人で階段を上り昨年と同じ場所で写真を撮った後神社でお参りです。隣にある九頭龍神社もお参りしたあと楽しみにしていたお休み処 権現からめもちへ。

残念ながらその日はお休みでしたがかなりの人がここでいるのに気がつきます。中国の方が多いなと思っていたら、この時期は春節だったのですね。この後箱根の至る場所で、「歓迎春節来客」という垂れ幕を目にすることになります。

◆芦ノ湖畔はまるで中国

箱根町に到着し、海賊船に乗って桃源台まで行ったのですが、完全にここは中国ではないかと思うほどの中国の観光客の人数に圧倒されます。さすが13億人も人がいる国だけあって、観光客の数も半端ではありません。自分たちがまるで中国に来ているのではないかと錯覚するほど。海賊船のデッキはすごく寒いので子供は早々に部屋に戻りたいと連呼し、部屋の中でまったりムード。結局単なる移動手段になってしまったのが残念です。

桃源台では、獅子舞の踊りが披露されていましたが、疲れ過ぎた子供は完全に爆睡で、いつもは怖がるはずの獅子舞に噛まれたことも彼は知らないでしょう。結果的には無病息災を祈願できて良かったのかもしれません。

◆大湧谷の知られざるグルメ

桃源台から大湧谷まではロープウェイです。箱根ロープウェイは、2009年度の年間有料乗車人員が2,064,241人を達成し見事ギネスに「最も乗車しているロープウェイ」として登録されたそうです。すごいことですね。ちなみに始めて気がついたのですが、普通ロープウェイは1本のロープにぶら下がっているのをイメージしますが、箱根ロープウェイは2本のロープにつるされています。

到着した大湧谷では、お約束である黒たまごを求めて山登り。子供も一生懸命登って自分で登り切ったのをみると、成長したなと感じます。一緒にたまごを食べた後は、駅の上にある展望レストランで食事をすることに。自分は大湧谷カレーを注文します。このカレー、隠れたグルメらしく温泉タマゴを入れることによってまろやかになったカレーは絶品です。是非一度は食べて見ることをおすすめします。

◆箱根ガラスの森美術館

ここは、日本初のヴェネチアン・グラス専門の美術館ということで、入ってみるとヴェネチアン・ガラスが並び、それらがキラキラと光っていてまるで別世界のようです。丁度本場ヴェネチアで作られた仮面やマントを身につけて記念撮影ができるヴェネチア仮面祭をやっていて、無料でマントや帽子を借りることができます。3人でマントや帽子をかぶって庭を散策します。マントを着た子供がめちゃくちゃかわいくて、周りの人たちから手を振られていたのが嬉しかったのは単なる親ばかです。

レストランでは、スイーツを楽しみ奥さんも子供も大満足。ヴェネチアの歌手からも手を振られ子供はさらに大満足だったようです。体験コーナーなども色々あるのでまた機会があれば来てみたい場所の1つです。

◆箱根彫刻の森美術館

フジテレビの天気予報でおなじみの場所ですが、実は行ったのは初めてでした。テレビで出てきた場所が目の前に広がっていてしかもめちゃくちゃ広い敷地に圧倒されます。美術品は幾何学的なものが多く、もっと鑑賞に堪えることができるだけに知識を持たなければと反省するばかりです。子供はしゃぼん玉のお城ではのぼることができずに悲しい顔を見せつつも、ネットの森では誰よりもはしゃぎネットを自由自在に動き回っていました。これを見るだけで連れてきて良かったなと心から思います。

◆県立生命の星・地球博物館

最後は箱根の山を下りて箱根登山鉄道の入生田という場所にある、神奈川県立生命の星・地球博物館というところです。地球の誕生から今に至るまで、そして生物たちの様子を過去からたどることができて、自然科学の楽しさを五感を通じて感じることができます。もっと人がいてもいいのではないかと思えるほど空いていましたが、逆にじっくりと鑑賞することができました。子供も最近テレビの大科学実験という番組で科学の楽しさを感じているので、その延長線上で「これはなに?」と色々と質問していました。彼は将来何になるんだろうと思わず思い描いてしまいます。

このように、今回はユネッサンだけでなく様々な所を回って遊ぶことができましたが、それは子供が成長してそういった楽しみ方をできるようになったからなのだと思います。帰り道にユネッサンに寄り道して温泉に入る予定をキャンセルして箱根湯本までスルーしたのを子供は見逃さず、ずっとバスの中で「ユネッサンいく(涙)」と訴えていたので、次回の旅行もきっとユネッサンになるものと勝手に思っています。

毎年同じ場所に行くことによって、昨年とは違う子供の成長を感じることができるので、自分たちも感慨深いのと同時に新たな発見をすることができます。次回はどのような旅行になるのか今から楽しみです。

雪の箱根 湯けむりの旅

2010年2月 14日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

2月の連休を利用し2度目の箱根小涌園ユネッサンに出かけることにします。約1ヶ月程前から予約していてその頃は空きだらけだったので、そこまで人は来ないのかと思っていたら、数日前に覗いてみるとどの日も満員。やはり冬の日の温水施設は人気があるようです。

◆いざ出発
出発はいつものようにロマンスカー。朝の早い時間帯だったので、眠っている子供を起しベビーカーに乗せて寒い中出発します。行きの電車の中では比較的大人しく久しぶりのロマンスカーを楽しんでいるようでした。

箱根湯本駅に到着したのは9時頃。まだ早い時間帯にも関わらず多くの人で混雑しています。この頃からすでにぽつぽつと雨が降り出していました。予報では雨だったので仕方ないかなと思いつつユネッサン方面に向かうバスに乗り込みます。箱根駅伝の熱戦を1ヶ月ほど前に見ていた自分としては、この山を選手たちが走ったと思うとなにか特別な道のように感じてきます。湯本を出て始めに通るのが函嶺洞門です。昭和6年に落石防止のために造られたというもので鉄筋コンクリート製の王宮をイメージした建造物は、当時としては大変珍しいものだったそうです。平成17年には土木遺産に登録されています。ほどなく小涌園ホテルユネッサンに到着します。

◆ユネッサンは欠かせません
2度目となるプールと温泉施設を兼ね備えるユネッサンですが、前回に行った5月よりも人が多くいて、プールは人だらけ。子供を抱えて流れるプールで遊び、浮遊風呂へ向かいます。しばらく浮いて楽しんでいた奥さんと子供の表情が段々苦痛に満ちてきて飛び出すようにお風呂から上がり始めます。ひとりで楽しんでいたのですが、後で聞いてみると塩分濃度が高いのでそれが奥さんの肌荒れ、子供の唇のケガに入り込んで痛すぎたそうです。残念・・・

その他、ローマ風呂などを楽しんだ後に行ったのが湯ーとぴあという露天風呂コース。上に登るにしたがって様々な露天風呂を楽しむことができるこの施設。しかし今日の気温は数度です。あり得ない体が痛くなるような寒さに負けそうなになる気持ちを奮い立たせ、始めのコーヒー風呂まで子供を抱えて2人で全力疾走します。入ってみるとまさに天国で、自分たちだけでなく周囲の人たちも出たくない雰囲気。意を決して次のワイン風呂まで階段を駆け上ります。

この頃から子供は、しばらく浸かった後10秒を手で数え始め「出る」と言い出すようになります。本当に家のお風呂と同じ感覚なのでしょう。入浴剤のお風呂と同列程度にしか考えていないのかもしれませんが、雰囲気を楽しめという方が酷というもの。この後、お茶風呂、酒風呂、炭風呂と前回と同じ露天風呂を回りますが、子供が唯一喜んだのがお茶風呂でした。「ここ好きー」だそうです。

◆雪の箱根神社

奥さんの希望もあり2日目は元箱根にある箱根神社にバスで向かうことにします。この日は朝から凄い雪で一面の銀世界です。きっと車で来た人は大変だろうと思っていたら予想通り芦ノ湖までの国道一号線は途中に事故車や立ち往生した車などで至る所に止まっている状況。バスの運転手はさすが慣れていらっしゃるのかすいすいものすごい速さ(のように感じました)で山を登っていきます。

元箱根から歩いて数分の所にある箱根神社は、交通安全・心願成就・開運厄除に御利益があるとされている神社で、境内には関連する数多くの絵馬が奉納されています。ぐずる子供を抱えながら100段近い階段を上ると神社があります。雪と神社というのはすごく似合っているのですが、子供はただ寒さと空腹で早く帰りたい一心だったようです。お参りを済ませ横にある九頭龍神社の境内にある龍神水を持参したペットボトルに詰めることにします。ちなみに入れ物は売っていますが、下で水のペットボトルを購入し、中を流してから持ってくるという人も多いそうです。

下に降りて立ち寄ったのは甘味茶屋「お休処」ですが、ここの龍神水から作ったコーヒーと、きなこもちがむちゃくちゃ美味しく、子供も一人で2皿を食べてしまうほど。ここに来てようやく落ち着いてニコニコ出来るようになりました。その子供を見て店員の若いお兄さんから、毎日奉納しているという龍神アンパンをいただきました。ありがとうございます m(_ _)m

◆ホテルユネッサンイン
2回目ともなるとどこに何があるのか分かってくるので、かなり余裕をもってくつろぐことが出来ました。子供の食事時のチョロチョロ度は前回よりも増して凄いことになり、カニの食べ放題もステーキの食べ放題もじっくりと食べることができず、子供をチョコレートフォンデュの前から引きはがす作業に専念せざるを得ませんでした。次回はもう少し料理を味わうことができるといいのですが。

今回は、和室の部屋に泊まりましたがやはり小さな子供がいる場合には和室の方が何かと便利です。子供も寝るときには思いきり転がっていましたが、夜でも暖かい室内のおかげで風邪を引くこともなく泊まることができました。

◆箱根園
今回の外での最大のレジャーとなったのがこの箱根園です。小涌園からバスに乗ること30分くらい。あまりに途中の道がくねくねだったため、始めは元気だった奥さんと子供も次第にぐったりとなっていきます。他の乗客の方もぐたっとしている人が多いのが印象的でした。バスの運転手は雪道に慣れているらしく飛ばしに飛ばして箱根園に到着。そこには冬にだけ実施するそり遊び場がありました。子供にとってウィンタースポーツは初めてなので、レンタルで上下を借りて早速そり遊びをすることにします。1回滑ってみると子供は大喜び、「もっとやる」といってこの後10回くらい続けることになります。ここまで喜んでもらえると嬉しく、奥さんはスキーをしようと話し始めているくらいです。

その他、この箱根園には水族館があり行ってみるとアザラシのショーが始まるところでした。アザラシのショーというのは珍しく、イルカのように高く飛ぶ訳でもなく、アシカのように素早く芸ができるわけでもないのですが、頭にタオルを乗せてお酒を飲む芸をしたり、ボールをドリブルしたりしてなかなか味のある芸を見せてくれました。その後の巨大水槽のなかで行なわれた水中ショーは圧巻です。エイが顔をこちらに向けて魚を食べる姿や魚が大群を成す姿など近くではなかなか見られないようなものを見ることができます。

このように、あっという間の2泊3日の旅行だったのですが、ロマンスカーですぐに行けるのが箱根の魅力といえます。車の旅行もいいのですが、帰りは大平台付近から湯本に至るまでずっと渋滞していました。前回バスに乗って失敗したので今回は箱根登山鉄道に乗って湯本まで行きます。電車の車窓からの雪景色もすごく綺麗で趣があります。こうして今回は雪の中の箱根という貴重な体験もすることができ、温泉や景色など楽しむことが出来ました。子供もアクティブに遊ぶ機会もあったしよかったのではないでしょうか。大人2人はぐったりと疲れてしまう結果となってしまいますが、また訪れてみたいと思います。

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2010年箱根駅伝を振り返って

2010年1月 04日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

第86回箱根駅伝は、東洋大学の2連覇という結果に終わりました。関東で行われる駅伝でありながら全国的にこの箱根駅伝への注目度はかなり高く、これを目標に関東の大学に入学するという選手が非常に多いのも現状です。自分もこの沿線で長く暮らしているため小さい頃から箱根駅伝を応援するというお正月を過ごしています。

86回目の箱根駅伝で最も注目を浴びたのは、総合優勝した東洋大学で山登りの5区を担当した柏原竜二選手でしょう。85回大会で当時「山の神」と称された順天堂大学の今井正人選手の記録を大幅に更新し一躍注目を浴びる選手となりました。そのプレッシャーを逆に力として今回はさらに自分の記録を上回る結果を出し、東洋大学の連覇に大きく貢献しました。

このことから1つの課題が浮かび上がり、関係者の間で議論されているそうです。それは5区の距離を2005年以前のように短くすることです。山登りというのは、才能を持っているかどうかで決まりそのような選手がいるかいないかでその大学の順位は大きく変わってくるというのが話の趣旨になります。解説の瀬古さんは1区から4区まではいらないのでは、という極端な話までしているそうです。

様々な考え方があって、何が一番ベストなのかをみんなで議論することは非常に大切だと思います。箱根駅伝が他の駅伝と異なるのは、箱根の山登りと山下りという特殊な区間があるということに他なりません。これは箱根駅伝の代名詞ともいえる存在であり今に始まったことではなく、いつの時代でも箱根の山を攻略することは重要なカギとなっていたのです。それを柏原選手の才能を棚に上げてコースの見直しを行うのは少し違うような気がします。始めから山があることが分かっているのですからそれを考慮して各大学も練習をすればいいことではないでしょうか。特定の選手が強いからといってその影響力を抑えるようなルール変更は一ファンとして悲しい気持ちになります。

5区の他にも1区から10区まで9つの区間が存在し、距離が長いからこそ総合力が求められるのが箱根駅伝の良さだと思います。特定の区間に留学生を用いてもその他の選手が強くなければ上位に食い込むことが難しいのは箱根駅伝ならではでしょう。

その他、箱根駅伝中継で感動シーンを作りだしている要素は、優勝争い、シード権争い、繰り上げスタートの3つが存在し、日本テレビもその当たりを重点的に中継しています。今回は1番目の優勝争いとシード権はほぼ決定状態であったため、繰り上げスタートの場面を時間を掛けて放送していましたね。選手の無念は来年のスタートにもなるので、一ファンとしても来年への楽しみが1つ増えたような気がします。
箱根駅伝は、大学からみると年々広告としての重要性を増し新興校の台頭が激しくなりました。また、同時に箱根駅伝がその後のマラソン界に悪影響を与えていると指摘する人もいます。それぞれの考え方があってしかるべきですが、箱根駅伝のファンを失望させることなく、選手の育成を同時に満たすことができるような改善を模索するいい機会となった大会だったのかもしれません。


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