あしたまにあーな

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軍師官兵衛 第4回「新しき門出」

2014年1月 26日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

数回前に祖父である重隆が職隆に言っていた、黒田家を存続させ、生き延びることがなによりも大切であるという言葉を、今回実感することが出来ました。主君である小寺に嫡男が生まれたことによって、周囲に不安を感じるようになります。この辺りは、数年前の大河ドラマで秀吉の子供が生まれた時の状況に酷似していて、あのときは家康にやられてしまうかたちとなってしまいますが、今回はどのようになるのでしょうか。

そんな出来事があったときに、黒田にかかる疑いを晴らすため職隆は家督を官兵衛に譲ることにします。この辺りの的確な判断はさすがとしかいいようがありません。これによって、小寺は安心したように見え、さらに官兵衛は櫛橋の娘である光を妻にすることで、ひとまず一件落着と言ったところでしょう。

小寺の嫡男である斎がどんな人生を歩むのか気になったので、Google先生に聞いてみたところ比較的上位に片岡鶴太郎さんのブログが登場し、ほんの数十分前まで見た赤ちゃんの斎から、立派な子供になった斎と鶴太郎さんがツーショットしている写真が紹介されていて、ちょっとビックリしました。

今回の最も大きな出来事と言えば官兵衛の祝言でしょう。ちょっと前までおたつのことを忘れることが出来なかった官兵衛ですが、道端で出会った光とお約束のようにはじめは大喧嘩、その後急速に距離を縮め結果的には両思い。大変申し訳ないのですが、櫛橋の姉妹のうち、始めに白羽の矢が立った姉の方は、酒井若菜さんが演じていたのですが、中谷美紀さんの方が初めから目立っていた感じで方向性は見た瞬間に分かってしまう状況。残念ながら酒井若菜さんの登場回数もそんなに多くならないんだろうなと感じてしまいます。

中央政界では、江口洋介さんが暴れまくっていて、竹中半兵衛役の谷原章介さんが怪しげに「実に面白い」とどこかに小説で出てきそうな台詞を吐きながら次回に向けて何らかのフラグを立てています。次回は大規模な戦闘もあり、信長との絡みももうすぐやってきそうな官兵衛。視聴率が色々言われて久しいですが、今のところ純粋に楽しめる素晴らしい内容だと思うので、次回も引き続き楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
兵庫県加古川市
 - 観音寺

軍師官兵衛 第2回「忘れえぬ初恋」

2014年1月 12日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

初回は子役であった官兵衛も今回から岡田准一さん演じる大人の官兵衛となり、物語は大人びた性格になって行きます。まずは、恋愛話。初恋となったおたつとの関係ですが、小さい頃に結婚の約束をしている許嫁的な関係でもあったので、ふたりはかなり親密な感じ。一緒に海を見に行った帰りには、お約束のようにもの凄い雨が降り、小さな小屋で雨宿りするという、かなりありがちなパターンで、体を寄せ合って暖を取ります。

ここまで親密でありながらも、官兵衛の妻はおたつではないことから、どこでおたつと別れてしまうのだろうと思っていたら、政略結婚によっておたつは他家へ嫁いでしまうことになります。さらに、その嫁いだ先に敵が攻め入るという踏んだり蹴ったりの状況が次回やって来ます。なんだか、この初恋はうまくいかなそうですが、どのように官兵衛が感じていくのか、今後の人間形成の上でも大切な場面と言えるのかもしれません。

政治的な観点では、官兵衛が小寺政職の近習となり初陣を果たすことになりますが、やはり外様は外様で、仲間を助けたとしても余計なことをしたとしか見られません。このように一生懸命励んでもそれを認めてくれない状況が続くことによって、いつかきっと反旗を翻す結果になるのではないでしょうか。小寺政職もなぜか片岡鶴太郎さんが鼻を真っ赤に染め、まるでトナカイような出で立ちでちょっとイケてない主君を演じているのも、そう思わせる要因の一つなのかもしれません。

また、国外では信長が美濃を攻めては失敗し、木下藤吉郎に助けられるという、いまから入念に関係者の経緯を描く作戦に出ているようです。信長ばかりがクローズアップされている状況は、ちょっと異様な感じもしますが、何回目かで結びついてくることを想定しているのは間違いないのですが、どこまで引っ張るのか気になるところです。

さて、次回は官兵衛にとって衝撃的な出来事とともに、播磨の外の世界を見る機会がやってきそうです。新しく仲間になった栗山善助を含め、どのような人間関係が構築されているのか楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
兵庫県姫路市
 - 御着城址

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軍師官兵衛 第1回「生き残りの掟」

2014年1月 05日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

とうとう始まりました。昨年の幕末から時代はさかのぼり、The大河ドラマともいえる戦国時代に戻ってきました。数年前にも戦国時代は描かれており、登場するキャラクターもメジャーなところで似通っている状況のなかでどのように独自色を出して描くことが出来ることが出来るのかがポイントになるでしょう。今回の官兵衛のように軍師という立場から物語をすすめていくものとして、風林火山で登場した山本勘助があげられます。しかし、風林火山での主役はあくまでも武田信玄であり、山本勘助ではありません。そういう意味で軍師をメインにしたドラマというものは、非常に斬新だと感じます。

さらに官兵衛というと、秀吉の天下統一を軍師という立場で支えた人物という事前情報しかなく、今日も夕方くらいからその知名度を上げようとしてNHKが特番をやっていたくらいでしたが、そういうものを見てしまうと純粋にドラマを楽しめないんじゃないかと思い、ぶっつけ本番で見てみることに。今回もそうやって感じたことを書き連ねていきたいと思います。

物語のはじめは、お約束とも言える物語全体の一番の盛り上がる場所からの描写。今回は小田原で北条を包囲している最中に敵陣に赴き、説得を行うところから。岡田准一さんもすでに貫禄の官兵衛を演じていて、すこしあっけにとられながら眺めていました。そんな場面も今回はほんの触りだけでしたが、岡田准一さんの台詞はここ以外は出てきませんでした。残念です。

時代はさかのぼり、幼少時代の官兵衛を演じるのは若山耀人くん。彼もこの後きっとブレイクするのでしょうが、今回ばかりはちょっと登場時間が少なかったようにも見えます。今後の盛り上がり度合いに注目したいところでしょう。万吉はやんちゃで親の言うことを聞かない元気な子供だったのですが、母親の病に効くという薬草を採りに敵地に足を踏み込んでしまい捉えられ、なんとか釈放された後に母親からきつくいわれた言葉によって、人間が変わっていきます。この辺り、もうすこしゆっくりと描いて欲しいところですが、自分の影響力がいかに大きく、人の生死を握っていることをここで肝に銘じたのかもしれません。これが官兵衛の人間としての根幹なのでしょう。たくましく成長していくところで今回は終了。

外部の動向についていうと、織田信長や藤吉郎などメジャーなところが続々と初回から登場し、きちんと官兵衛と結びつけるためのフラグもばらまいています。早ければ次回かその次にも接触できるくらいの状況を作り上げたと言えるでしょう。

これまでの戦国時代を扱った大河ドラマのように、主君を中心に描くのではなく、その周囲を中心に描いたときに、この時代がどのように見えてくるのか、その答えを1年間楽しみにしながら見て行きたいと思います。視聴率が近年騒がれていますが、このドラマはそのような喧噪からは距離を置いて、出演しているひとたちが力を出し切っていいものを作ってくれることを願ってやみません。

◆官兵衛紀行◆
兵庫県姫路市
 - 広峯神社

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