あしたまにあーな

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あしたまにあーな > 片岡鶴太郎


軍師官兵衛 第9回「官兵衛試される」

2014年3月 02日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

官兵衛が竹中半兵衛と出会ってたった数分で今回の題名にもなっている「試される」ことになります。この辺りの無駄を排除したシンプルな導入も半兵衛の人となりを考慮して、演出したものなのでしょうか。いずれにせよオープニングで官兵衛と半兵衛の要件は済んでしまったので、あとは官兵衛がどのように播磨の武将達をとりまとめるかに移っていくことになります。

まず別所はこれまで政治を任せていた後見の人たちから初めて自分の意見を言うようになった主君をうまく説得することができて、無事に1人目をGET。続いて登場した赤松ですが、周囲は完全に敵対モードでどのように主君を説得するのか楽しみにしていたのですが、残念ながらそのシーンはなく気がついたら赤松は説得完了して安堵しているではありませんか。どのように説得したのか後で回想するシーンがあるという淡い期待ももろくも崩れ去り、結局分からずじまい。残念すぎます。

最後に官兵衛を困らせることになるのが自分の主君である政職でした。始めに赤松と別所が信長に会うことになったら、自分も会うという約束であったのですが、突然自分は会わないと言い出す始末。その理由は官兵衛が信長や秀吉の家臣であるかのようにきびきびと働いていることに対してへそを曲げたとのことなのですが、こういうことで主君として成り立っていけるのか少々疑問を感じてしまいます。後に半兵衛に裏切ったらどうかと言われて激怒しますが、傍目から見ると至極当然な思いかもしれません。

さて、次回はとうとう毛利の大軍が攻めてきて官兵衛達の試練を迎えます。さらに荒木村重も密かに信長への不満を漏らし、この先のフラグを立てている状況なのでどう転ぶかも流動的であり、目が離せなさそうです。

◆官兵衛紀行◆
滋賀県長浜市
 - 黒田氏旧縁之地碑

軍師官兵衛 第8回「秀吉という男」

2014年2月 24日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

前回前置きがあった信長との初対面から物語は始まります。事前に信長から大変気に入られたということを知っていたので、どれだけ素晴らしい説得を行うのか気になっていたのですが結果的には予想の範囲内でした。分析は非常に的確なのですが、もう少し洞察力のある説明があるとよかったのになと感じてしまいます。

官兵衛に対してもの凄く期待してしまった結果なのですが、それだけのことを言ってくれるのではという思いがあったのも事実。次回からもっと試練が待っていそうなので、そのような場面で視聴者に「こいつ、すごい」と思わせるような発言があることを祈るばかりです。

今回は、黒田家の出来事も中央政治との関係が密接に関わっていたので、見ていて全般的に緊張感を持ってみることができたと思います。信長につくと決めた後でさえぐらぐらと揺れている小寺政職に対して、職隆は光に一芝居を打つように依頼します。それがお紺を使った政職への働きかけに繋がります。この辺りの描写は細かく描かれていませんでしたが、きっとお紺が厳しく政職を追求し結果として意志を固めさせたという経緯があったのでしょう。

また、今後を見据える上で大切な官兵衛の家臣団については、すでに主従関係がしっかりとできあがっている感じで見ていて安心感を与えます。それに対して松寿丸の周辺は不穏な空気を感じます。又兵衛との剣術稽古でも松寿丸をこてんぱんにやっつけ、不満を述べているように、後の長政との関係はこの辺りでしっかりと視聴者に印象づけています。今後の動向を少し気にとめておきたいと思います。

次回は、竹中半兵衛に試される官兵衛という図式。どこまでお眼鏡にかなうか楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
岐阜県岐阜市
 - 岐阜城

軍師官兵衛 第7回「決断のとき」

2014年2月 18日 By: rainbow Category: 2014年_軍師官兵衛 No Comments →

今回はなかなか見所の多い内容となりました。物語は安国寺恵瓊登場シーンから始まります。毛利家の使者としてやって来たのですが、山路和弘さんがねちっこくて、陰湿な演技を見せて視聴者を魅了します。このたった数分の出来事で、安国寺恵瓊はただものならない切れ者であることを示すことに見事成功しています。

官兵衛は安国寺恵瓊との会話の中から、毛利家は自分たちをしっかりと守ることはするが、外に出て見方を積極的に援護するようなことはしないと判断し、織田方につくのが妥当と判断します。

しかし、そのことを公の場で話すのは評定の時が始めてで、それまでしっかりと念押しされていた義兄の櫛橋左京進の面目を潰し、多くの敵を小寺家に作ってしまうことになります。このあたりの調整が正しかったのかどうか分かりませんが、これをそのまま会社でやってしまったら、間違いなく信用されなくなってしまうでしょう。

小寺家をまとめ上げた官兵衛は、荒木村重のもとに訪れその事実を伝えるとともに信長へ謁見する際の注意事項を教えられます。そしていよいよ、謁見し・・・という大事なところで物語は終了。今回は官兵衛が中央政治に出てくる段階であったこともあり、あっという間の40分強でした。次回は信長がどのように対応するのか、そして官兵衛はどう振る舞うのか、楽しみにしたいと思います。

◆官兵衛紀行◆
広島県安芸高田市
 - 郡山城(吉田郡山城)跡

広島県広島市
 - 安国寺 不動院