あしたまにあーな

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高速道路の渋滞で先に進むのはどの車線か

2010年5月 08日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

連休や土日になると、1000円の効果もあって大都市を走る高速道路を中心に長い渋滞ができます。ラジオやテレビで渋滞60キロメートルなどという数字を聞く度に、うんざりしてしまい休みは近場で遊ぶのが一番だと考えてしまいます。

しかし、親の休みの関係や子供からの激しいプッシュなどでどうしてもその渋滞の中に分かっていても飛び込んで行かなくてはならない人も多くいるのではないでしょうか。どうせなら、少しでも空いている車線や路線を通って目的地まで到着したいのは誰もが考えることだと思います。そこで、高速道路でどの車線が一番進みがいいのかについて考えてみたいと思います。

内藤誼人さんの著書「高速の渋滞、先に進むのはどちらか」によると、先に進むことができる車線は左車線だといいます。予想通りの答えとなりました。高速道路では追い越し車線は一番左の車線です。運転する人であれば誰でも知っていて無意識に一番速いと考えてしまうので、左車線に変更しがちなのです。

これは、データとしても裏付けられています。東京大学先端科学技術研究センターの西成活裕教授の発表しているデータによると、渋滞しはじめた時の車の混み具合を調べたところ、左車線が25%、中央車両が35%、右車両が40%という分布になったことから、左車線のほうが空いているという結果を導くことができます。

また、車線2車線の高速道路でも同じようなデータが得られていて、走行車線は平均時速35kmで進めるというのに、追い越し車線は時速25kmでしか進めなかったということからも同様の結果であると考えられるでしょう。

トラックに注目するという話もあります。トラックの車高は高いので遠くの混雑状況を把握することができます。彼らは荷主から預ったものを時間以内で届けなければならない使命をおっているため、渋滞の状況や回避策についてはシビアです。そのため、トラックに付いていけば比較的スムーズに進むことができるという訳です。

しかし、トラックの立場からみると非常に悩ましいと思います。以前、トラック運転手の特集番組を見ていて、彼らの仕事がいかに大変かを思い知らされました。時間が全てあるにも関わらず、飛ばしすぎるとトラックに積まれている速度計測器に速度オーバーであることが分かり問題となってしまうため、飛ばすことができません。時間通りに安全運転で運ばないといけないにも関わらず、一般車両が渋滞などでその業務の妨げになっているのです。自分たちとしては、あまりそういう意識はありませんがこの特集番組を見ると複雑な心境になってしまいます。今のところ渋滞をなくすこと以外に、行楽に行く車と業務用トラック双方が恩恵を得る施策がないのが現状ではないでしょうか。

高速道路が無料化したり安くどこまでも行ける施策がますます推進されていくなかで、きっとこれからも渋滞との関わりは続いていくことでしょう。そのとき、このようなノウハウ本が広まってみんなが同じ行動をしては、また同じ結果を招いてしまいます。根本的に渋滞をなくすために行政で何かできるか、行なってもらうべきかを自分たちも真剣に考えていかないといけないのだと思います。

【参考】WEB本の雑誌
http://www.webdoku.jp/tsushin/2010/05/03/085732.html

高速の渋滞、先に進むのはどちらか―ズバッと見抜く心理術 高速の渋滞、先に進むのはどちらか―ズバッと見抜く心理術
(2010/03)
内藤 誼人

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信号のトリックで速度を抑止せよ

2009年6月 09日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

高速道路の通行料金が1000円になって実に多くの人が車を使ってドライブに出かける機会が多くなりました。千葉県と神奈川県を結ぶアクアラインの通行料金も森田知事の支援もあって安くなることになり、ドライバーにとっては嬉しい事ばかりです。

しかし、車の数が増えてくると起きるのが渋滞です。渋滞のおかげで眠くなり退屈に耐えることができない自分はあまり車の運転が好きでないのですが、以前のブログでも紹介したように、渋滞は車間距離を40メートルほどあけることによってほぼ解消することが知られています。このように急がばまわれの考え方は非常に有効だと言えるのです。

それを裏付けるような記事を見つけました。それがあるのは愛知県豊橋市。約1.5キロメートルの間に8個もの信号機が存在しているこの場所は、かつてスピードをあげて走行する車が多く危険な地域でした。このままではまずいと立ち上がった愛知県警の施策は目から鱗が落ちるようなものでした。それは、制限速度で走ればこの8個の信号を止まらずに通過することができるというもの。速度オーバーになるとどこかの信号につかまり結果的に早く通過することはできないという仕組みを導入したのです。

この施策によって平均5?10%の速度ダウンを実現することができたそうです。確かに信号に捕まりたくはないので、なるべく止まらずに行くためには速度以内で走るでしょうね。この施策は本当にすばらしいと思います。同様の考え方は他でも応用することができるのではないでしょうか。例えば、遊園地の乗り物乗り場やお店の行列などみんなが走りたくなるような場所で、歩いてゆっくり進むことによって止まらずに目的の場所まで行けると言ったことも考えられるでしょう。

先の高速道路についてですが、ETCのゲートが開くタイミングが2008年よりも0.5秒から1秒程度遅くなったそうです。これによってスピードを確実に落としてETCゲートを通過することができる仕組みを作り上げています。

急いでいっても結局同じであることが分かれば、いつも見えなかったすばらしいものが見えてくるのかもしれませんね。そうやって見つけた素敵なものはきっと大切な思い出になるのではないでしょうか。

【参考】日本経済新聞 2009年6月8日

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渋滞中の運転手には心配りを

2009年5月 06日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

渋滞

高速道路の通行料金が1,000円となり、今まで電車などを使っていた人も自動車を使ってどこかに出かけようという人も多いのではないでしょうか。例え車を所有していなくてもレンタカーを一日7,000円程度で借りることができるので、家族で日帰りの旅行であれば往復の料金をかなり抑えることができます。

しかし皆さん考えることは一緒なようで、今年のゴールデンウィークも各地で例年以上の渋滞が発生しました。様々なメディアで報じられた程の大渋滞は起きなかったのですが、やはり、渋滞が50キロ以上にもなると気分も滅入ってしまいますよね。

そんななか、同乗者の何気ない行動が運転者の気分をいらだたせるというアンケート結果が公表されました。(マクロミル調べ)その行動をしっかりと見ておき、自分の行動が運転者をイライラさせていないかを改めて確認しておくといいと思います。

◆運転中に嫌な思いをした同乗者の行動
1. 渋滞で機嫌が悪くなる 33.6%
2. 車内を汚す 32.0%
3. 運転の仕方を指図される 31.8%
4. 運転手を残して眠る 21.4%

◆うれしかった行動は
1. 食べ物や飲み物を渡す 61.4%
2. 話しかけてくれる 50.2%
3. 運転の疲れを気遣う 42.4%

お互いの思いやりがドライブを快適に過ごす秘訣と言えると思います。運転者をイライラさせることによって、旅行自体も楽しいものではなくなってしまうばかりではなく、いらぬ事故が発生する可能性も高まってしまいます。せめて助手席の人は運転手のことを気遣い、なるべく眠らないように気分を盛り上げてあげるのがいいですよね。といっても眠くなるときは眠くなるのですが・・・

【参考】YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090505-OYT1T00835.htm


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