あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



歯が溶けるのを防止せよ

2012年5月 05日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

我が家では、最近歯医者にお世話になる機会が増えていることから、歯磨きに関する関心がものすごく高まっています。デンタルリンスを子供も大人も使うようになり、甘い物を食べた時には磨きましょうと子供にいう手前自分たちも磨かざるを得ない状況になっていますが、いい習慣なのでそのまま従っています。

しかし、歯はただ磨いていれば問題ないという単純なものでもないようで、歯の表面にあるエナメル質が溶け、内部にある象牙質が見えてしまうことによって、激痛が走るということも珍しくないといいます。この状況を酸蝕歯というそうで、食べ物や飲み物が直接歯を溶かしてしまうもの。

この原因は、普段の生活では至極当たり前のもの、むしろ健康によかれと思っていたものによるのです。それは、酸性の食べ物です。健康志向から黒酢を飲んだり、ビタミンを摂取するために柑橘類を食べ続けることが酸蝕歯の要因となるのです。

エナメル質が溶け始めるのはpH5.5くらいであり、pHが酸性がきつくなるにつれて歯が溶けやすくなります。コーラ飲料のpHはなんと2.0で、ものすごい酸性であることから非常に溶けやすくなるのは昔から言われている人もいるでしょう。

では、こういった食品が悪なのかというとそうではないと日本歯科総合研究機構の石井拓男研究部長は話します。通常、口の中が酸性になると唾液によって中和され、溶けたエナメル質を修復してくれる再石灰化が起こるので問題は起こりません。

しかし、ダラダラとこういった食品を食べ続けることによって、口の中は長期に酸性になってしまい、その結果、上記のような修復機能がはたらかずに、酸蝕歯になってしまうのです。

そこで酸蝕歯にならないように酸性のものを食べるには、まず飲んだり食べたりしたあとは水やお茶ですぐに口をすすぎます。さらに、口の中にため込むような飲み方をしないようすることで、酸性のものの滞留時間を短くします。

再石灰化を促すため、ガムやフッ素入り歯磨き剤を利用する方法を併用することによって、歯のトラブルにあう危険性を低くすることができるでしょう。

長く自分の歯で美味しく食べることができる、いつもは感じない健康こそが、貴重であり、かけがえのないものであると改めて見つめ直してみるいい機会だと思います。

【参考】be on Saturday 2012/05/05

歯が溶ける!? 酸蝕歯って知っていますか? 歯が溶ける!? 酸蝕歯って知っていますか?
(2009/11/10)
北迫 勇一

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歯が生えてムズムズ

2012年4月 08日 By: rainbow Category: 子育て No Comments →

何気なく指を下の子供にかませていたときのことでした。

がちがちとかまれた時に、いつもは感じない痛みを感じるのです。もしやと思って見てみると、下の前歯が小さく2本生えていることが分かります。ようやく歯が生えてきて、子供もなんかムズムズするのか泣き出したり、舌でぺろぺろしながら大量のよだれを流しています。

これからどんどん歯が生えてきて、いずれは何でもモリモリ食べてくれる元気な歯が生えそろってくれることでしょう。こんな風に小さな子供の成長は知らないうちに突然やってくるのです。

そういう意味で毎日が発見の連続と言えます。

最近では、人見知りをするようになって家族以外の見慣れない人を見ると泣き出したりそっぽを向いてしまいます。自分は彼にとって「見知らぬ人」でなくてよかったと思う一方で、誰にでも愛想がよかった上の子供のようになってくれれば、いろんな人に愛されるのになと感じます。

それも子供の立派な個性なので、静かに見守っていきたいものです。

親不知との最後の戦い

2010年10月 17日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

毎年行っている人間ドックには歯科健診もあって、いつも診てくれる人に歯の状態が良くないといわれ凹むのですが、今年は虫歯を発見されます。あまり痛くないのですが、このまま残しておいてもいいことはないので2年くらい放置プレーしていた歯医者へ久しぶりに出かけることにします。

歯医者さんの「ご無沙汰です」という、にこっとした笑顔に心の奥がほんの少しちくりとする自分を必死に隠し、問題の場所を処置してもらいます。

虫歯自体は左下の奥歯にあり、昔処置したかぶせものの下にできていて、それを外して神経治療を施すもので、ものの数十分で終了します。

しかしその後に奥歯が腫れて痛い・・・

処方されたカロナールという鎮痛剤も翌日には飲み尽くしてしまって、最後に頼ったのはバファリン。体に良くないのはわかっているのですが、思わず飲んでしまいます。

あまりに痛いので歯医者に行くとものすごい予想外の話に。腫れているのは、処置した部分ではなく、左下の一番奥。

一番奥に歯はないんですが・・・

段々嫌な予感がしてくる自分に追い打ちを掛けるように先生が示したレントゲンにはしっかりと映っているではありませんか。言わずとしれた親不知です。

しかも、真横になっていて葉の先のほんの少しのところだけ一番奥の歯肉の下に隠れています。歯科用語で、このように真横になっている下の歯の親不知を「下顎水平埋伏智歯」というそうで、最も処理が厄介なものだそうです。

先生に処置方法を聞くと、手順は次の通り。

1.親不知の上にある歯肉を切って親不知が見える状態にする
2.歯の先端部分を縦に切る
3.残った根っこを取るために、下顎の骨を削る
4.残った根っこを砕いて取り出す
5.最後に切った部分を縫う

これをやった後は、ぱんぱんに顔が腫れてしまい痛みも出るとのこと。試験が近かったこともあり、延期してもらいその間は「オラセフ」という抗菌作用のある抗生物質を処方してもらいます。

自分はすでに3つの親不知をぬいていて、もうないと思い込んでいたのですが甘かったようです。まだ「奴」は眠っていたのです。静かにその出番を待ちながら。

このまま残しておいても全くいいことはないので、抜くことを決意。決戦は2週間後になりました。

その後、色々なサイトで調べ恐ろしい言葉が並んでいるのを見る度に、怖じ気づいていますが、やるしかありません。男は黙って戦うのです。

2週間後に更新がなくなったら、痛みや腫れと戦っているか、もしくは壮絶に戦って敗れ去っているかどちらかだと思って下さい。

親知らずのはなし 親知らずのはなし
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夏目 長門鈴木 俊夫

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