あしたまにあーな

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男女の恋愛市場価値の差

2011年4月 15日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

評論家は時に過激な口調で聞く側にわかりやすく物事を解説することによって、その人気を高めてくれます。例えば、岡田斗司夫さんはそんな過激でありながら的確な評論を展開するひとりです。

そんな岡田さんが、とある30歳の息子をもつ母親の相談にのっているコラムをみつけました。30歳にもなって女性とつきあうこともしていなさそうな息子に対して憂えている状況に対して、岡田さんは恋愛市場価値という概念を使って的確に説明しています。

◆25歳から30歳の女性の恋愛市場価値:最高値100万円、最安値0円
・上位5%: 「モテ」
・次の25%: 「まあモテ」
・その下の60%: 「モテるわけではない」
・最下層10%: 「非モテ」

◆25歳から30歳の男性の恋愛市場価値:最高値100万円、最安値-100万円
・上位5%: 「モテ」
・次の35%: 「モテるわけではない」
・その下の50%: 「非モテ」
・最下層10%: 「キモチワルイ」

特筆すべきは、男性の方がモテる人が少なく、最安値が0円ではなくマイナスになっているという点です。多数存在するマイナスの人は外見に気を思いきり使うことによって何とか0円まで持ってくることができ、さらに性格も外向的にすることによってなんとか20万円くらいまで来て「モテるわけではない」層に来ることができると説明しています。つまり自分がなんとか着飾ったり人格改造を行なうことによって、ようやく「モテるわけではない」女性と釣り合いをとることができるのです。

25歳の普通の女性からみると、どんな人と付き合うことができるか考えてみると次のようなイメージをもつでしょう。
・さっぱりした外見で自分を好きだと言ってくれる。
・わがままを許す優しさや思いやりがある。
・上を向いてもきりがないから、イケメンでなくても付き合ってみよう。
・友達に「彼は中身がいいんだよ」と紹介できる

そしてこれを満たす男性は市場価格で50万円から60万円の上位10%の比較的モテる層に限られます。よって非モテ層は男性の外見を気にしない性格のいいお嬢様の司会には入らないと岡田さんは酷評しています。

そんな非モテ層の対処方法は、待つこと。30歳以降の女性における恋愛市場価値は急激に下がり暴落して15万から20万程度になるので、そこまでに男性も自己を磨き20万円に匹敵する容姿、性格を手に入れればいいとしています。その時に出会いはあるでしょう。周囲はそっとしておくのが一番なのです。

毎回、岡田さんの評論、人生相談は目からうろこの話を自分たちに提供してくれます。男女それぞれの恋愛模様を市場価値や経済を使ってうまく表現できていると思います。値が正しいのか、釣り合う要素としている容姿と性格がどの程度の割合なのかは人によっても違うでしょうし、考え方も異なるでしょう。しかし、上記の説明は一定の理解をすることができ、現代社会の様子を的確に捉えていると思います。自分が魅力的な人間になるための努力を忘れずに、周囲は静かにそれを見守ること、そんなメッセージを自分たちに語りかけてくれているのではないでしょうか。

【参考】be on Saturday 2011/04/09

評価経済社会 ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている 評価経済社会 ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている
(2011/02/25)
岡田 斗司夫

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クラス内のグループとの関わり方

2010年7月 11日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

小学校高学年から大学に至るまでクラスという塊ができると、必然的に生まれるのがグループだと思います。大学生くらいになると自分は自分という考え方が確立しつつあるので、あまり深く考える必要は無くなってくるのですが、中学校や高校でのクラス内のグループでの過ごし方や関わり方は、学校生活の楽しさを左右する重要な要因の1つといえます。

そんなクラス内のグループですが、自分の経験上以下に示すように大きく3つのグループが存在しています。これ以外にもありますが、少なくとも以下の3つ、そしてそれを組み合わせたようなパターンになるでしょう。

1.派手でスポーツ万能型の人気グループ
2.そこそこ普通な2番手グループ
3.オタク系でGoing My Way的なグループ

個人的には3番目のグループはある意味、すごく学生生活を楽しめていてOKだと思いますが、本人たちは問題ないのですが、それを取り巻く周囲からみると、「ああはなりたくない」と思ってしまい、そのグループに近づこうとしません。

時にイジメや仲間はずれといった深刻な問題を引き起こしかねないこの問題に対して、とある新聞記事の中学2年生の女子の悩み相談で評論家の岡田斗司夫さんのコメントがすごく参考になったので、紹介したいと思います。

この問題を乗り越えるための選択肢は次の4つに集約されるといいます。

A.自己改造
自分の趣味を変え、アイドルやショッピングが好きなフリをする。何とか2軍に入り、陰キャラの悪口を積極的に言うことで、あわよくば派手キャラの仲間入りを目指す。

B.社会改造
こんなクラスは間違っているという主張をもち、生徒会に立候補したり、先生に訴えたりする。成果が出ない場合は、同じ気持ちの友達とグチを言い合う。

C.環境変化
家族と中学生活以外に、所属できるグループを見つける。塾でも習い事でも地域のスポーツでもネットでも、少なくとも2つ以上に所属する。

D.逃避
一番ひどい中学時代は自分を慰め、息を潜めて高校になるまでひたすら我慢する。陰キャラ同士で仲良くし派手グループには近づかない。

Aは強いけどイヤな子です。今よりマシだと思えるならやってみましょう。Bは正義感があるけど暗い子です。あまりお勧めしませんが周囲が許せないならやってみてもいいでしょう。Cは賢いけどズルイ子です。これが一番お勧めで、学校と家以外に悩みを相談できる場所を見つけるのです。そして、同じような悩みを持っている仲間を見つけ、その人のためにできることをやってあげます。Dは優しいけど弱い子です。これも1つの選択肢ではありますが、最終的にダメというときのために撮っておきましょう。

始めにも書いたように、大学生になると個人が精神的に独立して一人でいることに対する苦痛をあまり感じなくなります。さらに学校以外にもアルバイト先というような所属が複数できることから、片方での人間関係を引きずらずに済むので、ストレスを感じなくなります。

それができない中高生にとって、どうしたら学校生活を楽しくできるかはすごく大切な問題なのです。岡田さんのアドバイスはやや他の選択肢を選ぶことにバイアスがかかっていますが、それでもCという選択肢はこの中ではベターな選択肢と言えるでしょう。自分にあったやり方で、少しでも楽しくみんなと過ごせるといいですね。

【参考】be on Saturday 2010/07/10

未来改造のススメ 脱「お金」時代の幸福論 未来改造のススメ 脱「お金」時代の幸福論
(2010/07/26)
岡田 斗司夫小飼 弾

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モノを捨てられない本当の理由とは

2009年12月 24日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

とあるコーナーで40代の主婦が次のようなお悩み相談をしていました。それは78歳の母が使いもしないようなものを購入し捨てることができずにものが溢れていっているので、どうしたら自発的に片付けるようになれるのかといった悩みでした。いならないものは始めから買わずに、どんどん捨てることによって住みよい環境の中で暮らして欲しいという思いやりの心から出てきた相談です。

この相談に対して、どうしたら説得することができるのかということをわかりやすく説明してくれると思い、回答者である評論家の岡田斗司夫さんのコメントを読み始めてみると想像を超えるようなアドバイスに驚いてしまいました。その回答を紹介したいと思います。以下、アドバイスを抜粋させていただきます。

『あなたは母親のことがわかっていない。お母さんが物を買う理由は簡単です。「もっと生きたいから」。それ以外にありません。物を買うときに母の心に浮かんでいるのはそれをうまく使いこなしている健康でエネルギーにあふる自分、心の豊かさを取り戻そうとしている自分なのです。通販で物を買うのは、「そうなる可能性を買う」ということで、未来や夢を買っているのです。「欲しい」と思う時が「生きている」と感じられるときなのです。

実際に使いこなせていないのかもしれませんが、それを「使いこなせないなら捨てろ」というのは「夢を捨てろ」「これ以上、生きるな」と言っているようなものです。母に安全と整然を与えたいのはあなたが安心したいからであって母親の幸せは増えませんよね。お母さんが買い求めたのは「生きる希望」です。ものをどのように使うことを想像しているかを考え「こんなふうに生きたかったな」という想いを受け取ることこそ「相続」といえるのです。』

いかがでしたでしょうか。今、多くの家庭でモノを捨てられない人が増えているというニュースをよく耳にします。部屋中にものが溢れ片付けることが出来なくなってしまう。本人としてはそれをゴミとして捉えているのではなく、あくまで使えるものだと思っていることが要因として挙げられます。世間的には片付けることが必要であるという固定概念があり、その上にたって物事を見ていますが岡田さんのアドバイスはその固定概念を打ち破る画期的な考え方といえます。

最終的には片付けなければならないという現実があるのかもしれませんが、本人がなぜそのようにものを増やしたのか、それらを購入したり集めたときの想いをくみ取り、それに応えてあげる姿勢が大切だと改めて考えさせられる内容となりました。

【参考】be on Saturday 2009/12/19


(NDS)岡田斗司夫のいつまでもデブと思うなよDSでレコーディングダイエット