あしたまにあーな

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あしたまにあーな > 小澤征悦


篤姫 第36回「薩摩か徳川か」

2008年9月 07日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ No Comments →

天璋院にとって今回は本当に心を痛めた回になりました。薩摩の志士たちが一斉に幕政改革を訴えて、薩摩から上ってきたのです。その中には、昔天璋院が「於一」だった頃いっしょに青春を過ごした、大久保、帯刀、西郷、有馬などがいました。

薩摩の中でもほんの少しだけ、思いがいっしょでない人たちがいて、それが火種となっていたのです。時代が時代なだけに、ほんの少しの違いによって人生までも大きく変えてしまうことになります。

まず西郷ですが、彼は久光のもとで忠誠を誓うことができず、命令を背いて久光から島流しまで言われてしまう始末。

次に有馬ですが、彼は帯刀や大久保の様に器用に生きることなどできることができない性格で、腰の重い久光よりも先に、突出することになります。寺田屋で、必死に止めようとする仲間達の制止を振り切ってしまったことから、同じ薩摩志士達によって討ち取られてしまいます。歴史の中で売る覚えだったのですがこれが寺田屋事件だったのですね。

その後、有馬も薩摩のことを思い、自分たちなりの形で久光達をバックアップしていたことを知らされ、残された人たちの思いを改めて結束させることになります。そういう意味で、有馬達の行動は無駄にはならなかったのだと思います。

次第に一つになっていく薩摩に対して、天璋院の立場はどんどん悪くなっていきます。それはそうですよね。自分も薩摩出身なだけに、周囲からは裏でなんかやっているんじゃないかと疑いをかけられても仕方ない事だと思います。

とうとう家茂からも疑われた天璋院は、静かに引き下がり、自分の部屋にあった薩摩ゆかりの品々をことごとく焼いていきます。始め、天璋院が去ったとき、大奥から去るのかと思っていましたが、そこまではやりませんでしたね。

それ以上に、自分が徳川の人間であることを和宮を始めとして本寿院、家茂たちにまで知らしめる結果となりました。これすらも計算して行った結果の様な気がしてきます。

次回は、薩摩からやってきた帯刀と7年ぶりに再開する場面。すごく楽しみです。

ところで、今回気になったのが2点。まず前回チョイ出した、坂本龍馬は今回全然登場してきませんでした。前回の前振りの意味がよく分らなくなってきました。今回出さないのであれば、あそこで出す必要はなかったんじゃないかな。まぁ、いずれにせよ、次回以降の活躍に期待しましょう。

もう一つは、ようやく許された慶喜が、あまりにも怖かったこと。なんか救ってくれた薩摩に敵意すら感じさせる程の鋭い目をしていました。家定も次期将軍に慶喜を推さなくて良かったと改めて思ってしまいます。いずれ登場する慶喜の動きにも注目したいと思います。


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篤姫 第35回「疑惑の懐剣」

2008年8月 31日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ No Comments →

まず懐剣という言葉が分らず、懐かしい剣と解釈すると全く訳が分らなくなるので、きちんと調べてから、物語に映る必要があります。懐剣とは護身用の刀のことで、幕末期などには実際に、暴漢などが家に上がりこんできた際に懐剣を突きつけて撃退したという話もあるそうです。納得しました。

寝室に和宮が懐剣を持ち込んでいるといううわさ話が瞬く間に広がって、大奥で大問題となります。この問題に取り組むのが滝山なんですが、最近では大奥の警備を隅々まで行き届かせていて、かなり頼りになる存在になってきましたね。

その滝山が和宮のところへ事実を確認するところ、観行院や庭田嗣子といった外野ばかりが怒りまくって、一方的にののしられてしまいます。滝山も天璋院も和宮と話をしたいのに、周りばかりが敵対する和宮像を造り出しているようにしか見えません。なんだかかわいそうになってきました。

そこに、業を煮やした天璋院が自ら和宮と話をしに行きます。このとき和宮のことを「宮さま」と呼んでいたことについて、プライドを捨てた柔軟な考えをすることができる人であることをうまく演出しているなと感じます。

天璋院は和宮に、懐剣を持っているのか訪ねるとそれはないと言い、結局それは手鏡であることがわります。家茂に気に入ってもらえる様にするための女性としてのアイテムだったんですね。

これで、いけると思った天璋院は、家茂に全てを話すように諭します。さすがの指示です。これによって、少しずつ和宮と家茂の関係、和宮と徳川の関係がいい方向に行くのでした。この先が楽しみですね。

一方、薩摩では奄美より西郷が戻り、久光に対し上洛は無謀かつ時期尚早であり、当主でもなく官位のない田舎育ちの久光にできることは何もないと発言します。当然久光は怒りまくります。当たり前ですよね。

もう少し言い方を気をつけないと、酷い誤解を与えてしまうことになります。かろうじてこの後大久保と小松によって、斉彬の遺志を継いでいるのだということを聞かされ、納得して上洛することになります。

しかし、久光はいつ西郷に対してその不満を爆発させるのかハラハラドキドキです。今後は幕府に対して刃を向ける薩摩と天璋院の関係という、全体の中で大きな場面に向かいます。天璋院はどのように振る舞っていくのか、すごく楽しみです。


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篤姫 第34回「公家と武家」

2008年8月 24日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ No Comments →

公武合体と攘夷という大きな使命を背負って、京の都から江戸へ下っていく和宮。せっかく色々盛り上げてあげようという天璋院の考えも、もろくも崩れ去ってしまうことになります。

やはり京という場所に長くいて、周りの権力や幕府など関係ない世界に生きてきた和宮を取り巻く人々にとって、幕府のしきたりや権力をいくら言われても実感がわかないんですよね。

そのことは、天璋院も含めて分ってあげないといけないんじゃないかと思います。しかし、ことわざに、「郷に入りては郷に従え」という言葉がある様に、和宮は徳川家に嫁いだ身なのですから、そのあたりはわきまえないといけないですよね。

要は、お互いがお互いの環境が状況を理解し合わない限り、この対立構造は絶対に解かれることはないんじゃないかと思います。そういう意味で、天璋院が和宮のところへいって直接謝罪した点はすごく評価できます。人間的に大きいことがすごくわかる場面でした。
それにしても堀北真希は、まだ見慣れていないせいか、時代劇風な顔じゃないだけに違和感を感じてしまいます。今後そうでもなくなってくるんだと思いますが、顔立ちがはっきりとしすぎていて、当時の女性というイメージがどうもしにくいような気がします。

もう一つの場面としては薩摩でしょう。大久保もいつの間にか出世していて、藩主に直接ものを申せる立場になっていました。小松帯刀と大久保正助の2人は、西郷を戻すように進言し、無事に戻ってくることになります。

大久保の出世を有馬たちはよく思っていなくて、自分たちだけ秘密をかかえて自分たちを抑えようとしていることに不満を持っていきます。この先、有馬達と大久保達との間で変なことが起こらないといいのですが。

いずれにせよ、しばらく和宮関連プラス薩摩の動向という2本立てで物語は進んでいきそうですね。


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