あしたまにあーな

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西郷どん 第27回「禁門の変」

2018年7月 22日 By: rainbow Category: 2018年_西郷どん No Comments →

前回までで慶喜の言動が怪しくなっていることを吉之助は不安に思っていたのですが、今回はその不安が一気に噴き出す形となります。きっかけは長州でした。長州は御所に火を放ち天皇を連れ出す計画が慶喜を初め朝廷側にばれてしまい、その直前まで桂小五郎が一生懸命調整したことが全て水の泡になってしまいます。

長州藩士は池田屋で新撰組によって襲撃されてしまいますが、この場には桂は不在。彼が今後どのように長州藩の立て直しを図っていくのか楽しみです。

さらに長州には逆風が。それが禁門の変でした。薩摩の兵によって長州力さん演じる来島又兵衛が討ち取られて戦意を喪失していたにもかかわらず、会津兵が長州に追い打ちをかけたことによって、京都の町は焼け野原になっていきます。この辺りの表現は八重の桜的に見たらまた違ったのだと思いますが、今回はあくまで薩摩目線です。

「人斬り半次郎」と呼ばれる中村半次郎を初め、吉之助のまわりには過去に縁があって再び結びつく人と人のつながりが描かれていますが、今後その人同士の関係がどのように吉之助を介して繋がっていくのか期待したいと思います。

■紀行■
・京都府京都市
 天龍寺塔頭 弘源寺
 JR「嵯峨嵐山」下車 徒歩10分


NHK大河ドラマ「西郷どん」オリジナル・サウンドトラックI 音楽:富貴晴美

西郷どん 第26回「西郷、京へ」

2018年7月 16日 By: rainbow Category: 2018年_西郷どん No Comments →

オープニングが変わり、鈴木亮平さんが全面に出てきていて遠い目をしていたりするようになりました。離島編が終わったので、最後の歌もなくなるかなと思っていたのですが、そこは相変わらず残っていましたね。このバリエーションはあと何回あるのか楽しみです。

戻ってきた吉之助は、京へ向かいます。吉之助という人物象が一人歩きしていて、そんな吉之助が戻ってきたと噂になります。中でも近藤春菜さん演じる虎は、吉之助に恋する女性という設定なんですが、お笑い芸人はどこかでやはり笑いを取らなくてはならないようで、告白シーンでも肝心の吉之助がいないという状況に。

吉之助に与えられたのは一橋慶喜対応でした。初めは忘れ去られた存在かと思っていたのですが、ひーさまはちゃんと吉之助を覚えていて、個別にあって議論を交わします。この後久光と会うことまでこぎ着けたのですが、肝心の久光が薩摩に帰ると言い出し、会談は実現しませんでした。

慶喜邸での襲撃事件があり、慶喜は家臣になぜ配慮しなければならないのかという思いから方向転換し、薩摩を頼りにすると言いだし、その橋渡し役を吉之助に求めます。明らかに裏の思いが交錯する今後に期待したいと思います。

■紀行■
・京都府京都市
 渉成園
 JR「京都」下車 徒歩10分


NHK大河ドラマ「西郷どん」オリジナル・サウンドトラックI 音楽:富貴晴美

八重の桜 第5回「松陰の遺言」

2013年2月 03日 By: rainbow Category: 2013年_八重の桜 No Comments →

主人公である八重の登場シーンはさほど多くなく、かつての幼なじみとほんの少しだけラブラブな雰囲気を醸し出しているくらいは、日々の家事仕事に追われる毎日が描かれています。今回はその八重の状況よりも周囲の状況の変化の方が比較にならないほど大きいものでした。

一つが、題名にもなっている吉田松陰が有名な安政の大獄で処刑される場面。小栗旬さんが熱演をしている松陰も今日で見納めかと思うと寂しい気もしますが、ナレーションでもあったように世の中が動き出している中で、松陰のような背中を押してくれる存在は、これまでの世にはてなマークがついていた人々を勇気づけ、一つの方向に導いてくれます。今回は登場していないのですが、数年前の坂本龍馬で出てきた高杉晋作などもその1人といえます。

もう1人がその安政の大獄自体を主導した井伊直弼が桜田門外で暗殺されます。今回は、八重自体には変化がないのですが、兄である覚馬の奥さんであるうらに起こる出来事などを見てみると、なんと恐ろしい時代なのだろうと考えてしまいます。何かを変えなくてはならないと正義の道を模索した結果、人をあやめてしまう状況の理不尽さを感じざるをえません。いい見方をすれば、世の中を変えるために必要な手段であると考えることも出来ますが、その逆の考え方も一方であるような気がします。

これまでの幕末ドラマの中であまり登場することのなかった会津藩を上手く表現できており、藩主である容保の存在感はかなり新鮮に映ります。そういう意味で今回のような表舞台で大きな出来事があった場合には、そちらに描写を注力し、本編を控えるという演出はさすがであると思います。それによって、視聴者に時代背景や状況という下地を共有できるようになるのではないでしょうか。

次回は、会津藩としての重要な立ち位置が求められる内容となり、さらにその下地を強固にしていくものとみられます。その中で徐々に八重が表舞台に立つための準備が描かれるとよりいい楽しくなるのではないかと期待して待ちたいと思います。

八重の桜 前編 NHK大河ドラマ・ストーリー

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