あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



お空で音楽が流れてる

2011年11月 13日 By: rainbow Category: 子育て No Comments →

夕暮れ時、海老名にあるファンタジーキッズ・リゾートからの帰りの電車の中の出来事でした。

比較的混雑していた車内で、自分と子供は二人で出入り口付近で外を眺めながら電車に揺られて、夕焼けの空を眺めていました。

すると、子供が突然にこやかに「パパ、あそこ!」と指を差します。差された指は斜め上を向いており、そこには「ドアに手を挟まれないように」という注意書き。しばらく彼の主張がなんなのか分からずにいると、「音符があるよ」といいます。

どこをどう探しても音符は見つからず、はてなマークが広がる自分にやきもきしたのか、彼は「お空に音符があるよ」とさらに説明してくれます。その指の先を見ると、驚くことにきれいな八分音符の雲がぷかっと浮いていて、夕焼けに照らされていたのです。

「電車についてくるよ」とまるで音符が追ってくるかのような状況だったのですが、やがて後ろ遠くに消えていってしまいました。

見つめる自分に、彼は「お空で音楽が流れているね」と大人では思いつかないような感性で話しかけます。きっといつの日か、この感性は鈍っていくのだと思いますが、少なくとも今このひととき、素直にこのようなきれいな心を彼の中に見つけ、これだけで今日一緒に遊んで良かったと思える出来事となりました。

ちなみに、この言葉は周囲のお客さんも聞いていて、数人は空を見上げてにこっとしていました。なんだか誇らしくなる車内での一コマです。

我が家に到着した赤ちゃん

2011年10月 05日 By: rainbow Category: 子育て No Comments →

5日間の入院生活を終え、無事に我が家に帰ってきた赤ちゃん。

はじめは慣れない環境に泣いてばかりだった赤ちゃんも、次第に落ち着きを取り戻しおっぱいとおむつ交換で眠っていきます。

それを確認した後、幼稚園から帰ってくる上の子供を迎えに出かけることに。バスを降りてしばらくは、「ママとあかお(なぜか赤ちゃんのことをこう呼ぶ)はいつ帰ってくるの?」と寂しそうに話す上の子供に、驚かせてあげようと「いつ帰ってくるかな。帰ってくるまでパパと一緒に待ってようね」と話します。

それに対して「うん、ぼく待ってる」とけなげに話すのをみて、罪悪感に悩まされながら帰宅すると、ママが待ちきれないのか子供に話しかけます。

ぱっととびきりの笑顔で喜ぶ子供と、同じように嬉しそうな奥さん。この二人を眺めているとなんだか微笑ましくなります。

落ち着いた後、我が家での兄弟ご対面です。

上の子供はめちゃめちゃ嬉しそうに、「手を握ってる」とか「足をばたばたしてるね」を観察しては、教えてくれます。興味を持ってくれることがすごく嬉しくて、お風呂で一緒に洗ってあげたりしながらお兄ちゃんぶりをしっかりと発揮してくれています。

すやすや眠る赤ちゃんに、「お兄ちゃんが守ってあげるからね」と語りかける姿をみて、こんな事をいえるほどお兄ちゃんになった子供に思わず感動してしまいました。この想う気持ちを兄弟で忘れずに、続くといいなと願うばかりです。

奥さんも段々赤ちゃんの欲求がわかってきたようで、4年ぶりの赤ちゃん対応は、少しずつ忘れていたものを思い出すように動き始めました。

上の子の小さな覚悟

2011年10月 02日 By: rainbow Category: 子育て No Comments →

2人目の子供が産まれ、我が家もこれから間違いなく賑やかになることでしょう。その嵐の前の静けさとも言うべきか、奥さんが退院するまでの数日間、自分は上の子供と一緒に眠り、一緒に起きては遊んでいます。たくさんの人の支えの上に成り立っている今の生活ではありますが、最後は自分の子供は親がしっかりとみてあげる事が大切だと思っています。

そんな子供は、ママが入院していることを知っているので、寂しいと泣き叫んだりだだをこねたりはしません。このあたりは本当に彼の成長を感じることができます。それと同時に、産まれてきた弟に対する思いやママに対する思いを今日、寝際に色々と語りました。

◆ 弟について
・ 赤ちゃんに色々とやってあげるんだ。寝かしたり、泣いてたら笑わせてあげる。
・ 家族に男の子が3人になるんだね。

◆ ママについて
・ ドーナッツは赤ちゃんにあげるんだ。(ドーナッツとは奥さんの肘のたるんだ皮の部分のことで、彼は寝るときや、ぐずっているときにここをかんで気を紛らわせる。)
・ その代わり、寂しいときは赤ちゃんだけじゃなくて、僕もママにぎゅーっとしてほしいな。

彼の中で、弟に対する期待と共に、不安な事とも一生懸命たたかって気持ちを整理をしていることがすごく感じられます。これを聞いていて、自分はこの子をすごく愛おしく思い涙が止まりませんでした。

親は子供が複数いる場合には、どちらかをひいきしてはいけないと言われます。そうすることによって、愛されないと感じてしまい、将来の成長に影響を及ぼすからなのですが、そういった理屈以上に、今こうやってそばにいる子供の気持ちを見ながら接していくことを忘れないようにしないといけないと感じます。