あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように



篤姫 第22回「将軍の秘密」

2008年6月 01日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ No Comments →

今日は、心に傷を負った2人の内面が明らかになります。

ほとんどの人が自分のことばかり考えていて、国のことを考えている人は本当にわずか。
しかも考えていることは表に出さずに、影で人の悪口をコソコソと言いあう。

老中の阿部は篤姫の前で、これまでの人生で出会った人たちをこのように嘆きます。それに対して、気持ちのままに考えていることを話せばいい、言うべきはいい、やるべきはやって上様と共にこの国をもり立てていこうと篤姫は元気づけるのでした。

言葉で言うのは大変なんですが、言うべきことを言わないことの方がうまくいくこともあるんですよね。結局はその場その場で臨機応変に対応していかないと行けないのかもしれません。

そんな篤姫も、夜自分のところへ来て欲しいといっても、「家定から今宵はダメじゃ、お志賀のところへいく」と断られ、深く沈み込むことになります。

そこに追い打ちをかけるように、阿部老中が病死してしまうのでした。ほんのちょっと前からあからさまに咳き込んでいたので、そろそろかなとは思っていましたが、まもなくなくなられてしまいましたね。草刈正雄さんの渋い演技が映えていました。こんな令嗣沈着な人がいたら、将軍も周りも信頼して頼ってしまいますよね。

阿部の思い出話をしたいと家定にいっても、聞き入れてもらえない、まずは妻になって夫と向き合いたいと願う篤姫。それも許されぬ事でしょうか、と悩みます、こっちまで悲しくなって来ちゃいました。

でも、立ち直りがはやく、すぐに思い悩んだら、悩むのをやめて、感じるがままに任せるようにと母からの助言を思い出し、すぐにどうしなければ行けないかを考えるようになります。この辺りのプラス思考は今の時代でも学ぶべき点かもしれません。

この後、篤姫は家定から真の姿を引き出すことに成功します。

うつけのフリをしていた家定は、実はそうではなく、この滅び行く運命にある徳川家の運命をいち早く把握していたのです。

その上で阿部に任せていたこと、その阿部が亡くなったあと、困ったことになり、自分がなんとかするしかないということを篤姫に語ります。その上で、自分の人生の中で将軍にされたことに対する困惑とある種の恨みを語り、もう誰も信じないと心に深い傷をおっているのでした。

この深い傷を負った家定に対して、どのように解きほぐしていくのかが今後の篤姫の鍵になりそうです。


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篤姫 第21回「妻の戦」

2008年5月 25日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ 2 Comments →

今回は、女の戦いを十分に堪能させてもらいました。

大河ドラマらしからぬ、篤姫の髪型の議論。ああでもない、こうでもないとまるでコメディーのように、どうしたら家定が渡ってきてくれるのかと本寿院、幾島、滝山などは議論し、最終的には一つの髪型に決定します。

それが効いたのか、篤姫が「今夜来てください!」といったのが功を奏したのかわかりませんが、ようやく家定が渡ってきてくれることになります。

その夜、家定は実はうつけのふりをしているのではないかと感じた篤姫は、家定本人に真相を問い詰めようとするのですが、軽くかわされてしまいます。これでしばらくは無理かなと思ったんですが、その後も継続してくれましたね。家定も篤姫に興味があったのかもしれません。

子供ができない宣言をされ、少し落ち込む篤姫の目に映ったのは、楽しそうにいつもを過ごしているお志賀。ただ家定のそばにいたいというその気持ちに、次第に嫉妬心と独占欲が生まれてきます。

ただ、篤姫が嫉妬をしても幾島や滝山ほど怖く感じられないのはなんででしょう。

いつかは篤姫が家定の気持ちを揺り動かし、心を奪っていくんだと思いますが、それはいつのことになるんでしょうか。


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篤姫 第19回「大奥入城」

2008年5月 11日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ No Comments →

今日は何とも落ち着いた回でしたね。

とうとう入城した篤姫は、周りの混乱をよそに次々と古いしきたりをなくして合理的に替えていきます。篤姫にとっては慣れない環境に置かれる状況は何度も経験しているので、大奥といえども自分のスタイルを変えることなく振る舞っているんでしょう。さすがですね。

その分、篤姫の盾となろうとがんばる幾島の姿が逆に痛々しいですね。これまでこういう経験をあまりしてこなかったため、様々な場面で虚勢を張っているように思えてなりません。おそらくすっごく疲れるでしょうね。

いい物は取り入れ、悪いところは改める柔軟な姿勢が大切なんだと改めて思い知らされます。滝山を演じる稲森いずみが怖い雰囲気をうまく醸し出していてGOODですね。たばこを吸いながら怒りに震える姿はこちらまで続々と来てしまいます。

最後の頼みの綱である本寿院に、愚痴を言いに行きますが世継ぎが産まれればそれでいいと知らんぷりしています。女性だけの世界は色々ありそうですね。始めて本寿院と篤姫があったときに、篤姫が下座に降りていって挨拶した時に、本寿院がすごく恐縮していたところを見ると好印象だったんだと思いますが、今後はこの二人の嫁姑問題が勃発するんでしょう。

怖い状況が続きそうです。

薩摩にいる尚五郎も平穏な今を「これでいいのか」と悩み続け、時々死んでいるようだと言っています。尚五郎だけでなく、それに従う大久保や西郷など現状に満足することなく、日本をよくする男達はこの頃からその片鱗を見せてくれています。

今後の彼らがすごく楽しみです。

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(2008/05/07)
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