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オーケーウインドオーケストラから感じる吹奏楽の魅力

2010年5月 03日 By: rainbow Category: 地域イベント No Comments →

川崎市に住んでいてよかったと思えることのひとつに無料で楽しむことができる音楽イベントが数多くあることが挙げられます。「音楽のまち・かわさき」をスローガンにしているだけあって、月に3回以上は本格的な無料コンサートが近くで行なわれているので、スケジュール的に余裕があるときには気軽に参加できるのがすばらしいと思います。

子供にも生の音楽を聴いて感じて欲しいので、積極的に家族で利用するようにしています。今回は、2010年5月2日に多摩市民館で開催されたオーケーウインドオーケストラによるスペシャルコンサートに参加しました。オーケーウインドオーケストラは、かつて専修大学吹奏楽研究会に所属していた有志と現役専修大学生を中心とした吹奏楽団で、オーケーとは「大橋記念」という意味があるそうです。その名の通り、指揮者に大橋晃一さんを迎え本格的な吹奏楽を聴くことができます。

今回、特筆すべきは子供が最後のプログラムまでしっかりと耐えたこと。今まではあまりにぐずってしまうためこういったイベントでは途中退席をせざるを得ない状況だったのですが、途中昼寝タイムとも重なったこともあり、最後は幾分寝起きでぼーっとしてはいましたが、きちんと聞くことができました。

内容も本当にすばらしい内容でした。大学生中心ではありますが、客演としてサクソフォンカルテット「Quartet SPRITUS」のメンバーでもあるサクソフォニストの波多江史朗さん、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の平尾信幸さん等を迎え、しっかりと骨のある内容となりました。波多江さんは、アルトサックスを利用して本来ソプラノサックスで出す音階を自在に操り、会場の度肝を抜くほどの技量を見せつけ、平尾さんはひとりだけ年配という雰囲気があるのですが、その外見以上にメンバーで最も激しいドラム演奏を行ない、最も印象深い人となりました。

指揮者の大橋さんは、比較的若い感じの人で3部構成となった今回の2部目には赤いジャケットを来て指揮をされていました。始めて見ましたが、何か革新的で新しいことをどんどんやっていこうという考えをもっておられるようで、見ていて斬新で楽しさを感じることができます。

プログラムとして最も印象に残ったのは、第2部の最後のリベルタンゴという曲で、本当のタンゴを踊るように途中でメンバーが手をたたいてリズムをとるシーンが印象的でした。こういった演奏もあるんだと新たな発見を見つけました。

少し残念だったのが、もう少しだけ吹奏楽の神髄となる曲を聴きたかったことと、ハープの方の存在感をもう少し高めてあげるプログラムがあるといいと思いました。ハープの方は素人の目からですが、完全に全体に埋没していたような気がします。この方も客演なので・・・

次回も、吹奏楽だけでなく管弦楽など様々な音楽に触れる機会を積極的に作っていきたいと思います。以下、今回のプログラムです。

第1部
・栄光のすべてに
・主よ人の望みの喜びよ
・吹奏楽のための第1組曲

第2部
・「ジプシー」よりEverything’s Coming Up Roses
・君の瞳に恋してる
・追憶のテーマ
・リベルタンゴ

第3部
・サウンド・オブ・ミュージック
・歌劇「トゥーランドット」より

◆大橋晃一さん関連◆
吹奏楽/スウィングジャズ ムーンライトセレナーデ/A列車で行こう

◆波多江史朗さん関連◆
Songs

ファミリーコンサートin多摩市民館

2009年11月 22日 By: rainbow Category: 地域イベント No Comments →

ファミリーコンサート2009

秋の3連休中日となった11月22日に、川崎・多摩市民館で「ファミリーコンサート2009」が行われました。ものすごい寒い1日で、日中でもコートが欠かせない程の寒空にも関わらず多くの人が来場していて、多摩市民館に到着するとロビーではすでにクラリネットなどを使ったアンサンブルが行われていて、たくさんの人が耳を傾けています。子供も生演奏をあまり聴く機会がないので真剣に聞き入っていて、恐れていたチョロチョロと動き回る仕草もなくほっと一安心です。

アンサンブルも終了し早速本編。せっかくなので前の方に陣取ることにします。コンサートは多摩川吹奏楽団の皆様によるもので、実に5年ぶりのファミリーコンサートだそうです。小さい子供でも気兼ねなく参加することができ、しかも無料のこのようなコンサートは非常にありがたい存在です。今回のプログラムは以下の通り二部構成になっていいます。吹奏楽に関しては詳しくはないので直感的に感じたことをそれぞれ書いてみたいと思います。

◆第一部
1.セレブレイト
 意味は「祝典」という意味だそうです。はじめからこれぞ吹奏楽という迫力でした。子供もこの迫力に圧倒されじっと見つめていました。

2.ヨークシャーバラード
 軽やかな旋律に牧場にいるかのような広々としたすがすがしさを感じます。しかし子供には難しかったらしく手足がバタバタと動き始めま。

3.スター・パズル・マーチ
 キラキラ星が綺麗にアレンジされていました。星に関するメロディが隠されていたようですが分かりませんでした。

4.バレエ組曲「くるみ割り人形」より
8曲ある中から6曲を演奏してくれました。ロシアの踊りや花のワルツなど聞いたことがあるような音楽が全体に華やかさを演出しています。この頃になると子供が席にいなくなります。

◆第二部
1.ディズニー・メドレー?
おなじみのディズニー音楽が次々と流れ、豪華なメドレーとなりました。

2.サザエさん ア・ラ・カルト
それぞれの楽器を紹介しながら、最後は全体でサザエさんに出てくる様々な曲を演奏してくれました。

3.NHK 大河ドラマ「天地人」オープニングテーマ
ご存じ天地人のオープニングです。子供は始まりに飛び跳ね、最後の山の場面で「高い」といつもさけぶのですが、今回はただじっと静かに見つめていました。

4.ヤッターマンBrass Rock
最近リメークされているヤッターマンの有名な音楽です。この選曲の理由を聞いてみたいですね。

5.パイレーツ オブ カリビアン
よく見ていた映画のサウンドトラックがリアルな世界に飛び出してきました。凄い迫力でした。

6.「魔女の宅急便」セレクション
最後は、魔女の宅急便の中から数曲を演奏してくれました。やはりジブリ作品は吹奏楽に似合いますね。感動的でした。

この後のアンコールでアンパンパンの歌を始め2曲を演奏して終了です。全体的にこの日のために一生懸命練習したんだろうと思えるほど完成度も高く、様々な場面でのソロ演奏も見事こなしていました。おそらく皆さんは普段は会社や家事などで忙しい日々を送りその合間に練習をこなしているのだと思いますが、その完成度は非常に高くすばらしいひとときを過ごすことができました。子供は数曲しか集中力が持たなかったのですが、少しずつじっと聞くことができるようになると思います。昨年に違うファミリーコンサートではほとんど聞くことができずに泣いたり走り回ったりばかりしていたのに比べても大きな進歩を感じます。この多摩川吹奏楽団は次回2010年5月23日に定期演奏会を行うそうなので、是非また聴きに行きたいと思います。


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