あしたまにあーな

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明石家さんまに学ぶ会話の盛り上げノウハウ

2009年6月 24日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

話をしていてとても話しやすく、その場が盛り上がる人がいます。すごく面白いことを言っているわけではないのですが、話をしていると何となく盛り上がると共に非常に心地よさを感じることもあります。このような人のもとには自然に人の輪ができ、人気者となっていきます。

これは立派なスキルということができ、立場や年齢に関係なく誰もが身につけたいスキルではないでしょうか。そのスキルを持つ人のひとりとして専門家の葛西伸一さんは、明石家さんまさんを挙げています。いつも好感度ランキングでは常連になっている彼にはいつも笑いと心地よさを感じると思いますが、彼にはどのようなスキルがあるのでしょうか。

葛西さんは、「傾聴」「承認」「質問」の3つがポイントだと話します。人の話をよく聞く事はもちろんのこと、相手の話した内容をオウム返しすることによって聞いているんだと相手に分からせ、その上で共感する。共感した上で、相手を褒めることによって相手はどんどん自分との距離を縮めていくのだといいます。

「さんまのまんま」という番組で女性アイドルがゲストとして登場した一場面を、記事「Business Media誠」から以下に引用して具体的に見てみます。

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さんま「彼氏に、そうやって料理作ってあげるんだぁー」(クローズドクエスチョン)

ゲスト「いえ、彼氏いませんから」

さんま「え? 彼氏おらへんの? ありえへんわー。俺やったら、絶対ほっとかへんわー」(オウム返し+承認)

ゲスト「さんまさん、誰か紹介してください」

さんま「えー、どんなタイプの男性が好みなの?」(オープンクエスチョン)

ゲスト「さんまさんのような方がいいですー」

さんま「ひえー、むちゃくちゃうれしいけど、俺なんかより、○○ちゃんやったら、いい男いくらでもおるやろー」(承認)

ゲスト「そんなことないですよー。でも、面白くて優しい男性で……芸能人でない方がいいですね」

さんま「へー、○○ちゃんは、普通の人がいいんだー」(要約、言い換え)

さんま「俺が芸能人でなくて、20年若かったらなー(悔しがる)。……ってただのおっさんやろ!」(承認)
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質問には大きく2種類が存在し、答えがYes、Noで答えることができるクローズドクエスチョンと、自由回答を求めるオープンクエスチョンがあります。それぞれ利点はあるのですが、相手が緊張している初めのうちにクローズドクエスチョンを使って話しやすくしてあげて、そのうちオープンクエスチョンから、話を広げていくという技術が上には隠されています。

相手に話しやすい環境を提供するために、なるべく相手のことを事前に知っておくことも大切だと葛西さんはいいます。なにも相手のことを知らずに基本的なことを聞いているのでは、相手も冷めてしまうでしょう。このように話し方一つで雰囲気を良くし関係を良好に保つことができるのです。早速普段の生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

【参考】Business Media 誠
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0906/22/news014.html


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会話にまぎれる「要は」の効果とは

2009年4月 20日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

ビジネスの世界で時々耳にする「要は○○ってことでですよね」という言葉。相手の話したことの要点をうまいこと抽出し、一般化してうまくまとめようとする意図があるのですが、実はいつも万能というわけではないのです。

「要は」といいつつ、その後に続く言葉が全然まとまっておらず、余計話を難しい状況に持ち込んでしまうことも珍しくありません。もはやその人にとって口癖のようになってしまっているんですよね。

日常会話の中でこの言葉を使うのもかなり注意が必要です。話し相手が一生懸命にいろいろ説明してくれているのに、最後に「要はこういうことですよね?」と言われてしまうと、それが正しいことであっても、なんかむかむかするでしょう。まとめようとする側にとっても、自分の固定観念の中に押し込めようとしてしまうので、考え方も固定化してしまうというデメリットがあるのです。

自分たちは無意識に現実の世界から受ける五感の情報を自分の内面で理解できる形に変化させているといいます。同様に意識的に、自分の既に知っている過去の情報と照会しながら、物事を理解しようとしているのです。上で紹介した「要は」というのはこの動作が具現化したもので、人間にとっては自然なことなのです。

ここで、オットー・シャーマー氏の「U理論」を紹介します。この理論では人とのコミュニケーションにおける聞き方の深さに関して、4つのレベルがあると説明されています。

(1)ダウンローディングする (Downloading、既に知っていることを再確認している聞き方)

(2)事実に基づく (Factual、自分にとって新しいデータに焦点を当てる聞き方)

(3)共感・感情移入する(Empathic)

(4)生成的(Generative)

「要するに」とは、このうちのレベル1の浅い聞き方である「ダウンローディング」に過ぎないのです。この聞き方だけでは、聞き手はこれまでの枠組みから脱する機会を失ってしまう可能性があります。より深いコミュニケーションで、相手との対話から深い気づきや創造的な発見・生成を起こすには、「要するに」と自分の知っているものとの照合による理解だけでは十分ではないのです。

相手の言葉から新たな気付き・発見を得たいのであれば、「要は」と言いたくなったとき、試しに「要するに」「要は」を言わないように努力してみてはいかがでしょうか。その先に自分の知らない世界が窓を開けて待っていてくれるかもしれないのですから。

【参考】Business Media 誠
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0904/20/news048.html


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聞き上手になるポイント

2009年2月 13日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

自分の意見を正しく相手に伝えることも大切です。しかし、自分の考えだけを相手に一方的に押しつけられたらあなたならどう思うでしょうか。きっと次からその人と話をしたいとは思わないでしょうし、相談したいとも思わないでしょう。つまり自分が話をしたい、人間関係を築きたいと思うのであれば、相手の話を「聞く」ことが重要なのです。この簡単そうな「聞く」という動作がなかなか難しかったりします。そこで聞き上手になるためのポイントを紹介したいと思います。

<聞き上手になるポイント>
■聞くことのメリットを理解する
・提案力が向上
 相手の置かれている状況や希望を把握します。始めは相手が何について語っているのかをしっかりと確認することが大切です。相手の話を聞くきっかけとしてYes、Noで答えることがないようなオープン質問をするといいでしょう。

・交渉力をアップ
 本音を引き出し、交渉時の自分のカードを増やします。必ず相手もこうしたいという思いがあるはずです。否定することなく、どうしたいのかを聞き出しましょう。

・対人関係が円滑に
 きっちり聞く姿勢を示すことで信頼関係を築きます。「この人は自分の話を聞いてくれているんだ」と思うと、もっと話したくなりますよね。同じことを相手にもすればいいのです。

■相づちを効果的に打つ
・1種類の言葉ではなく、多くの種類を使う
 「はい」に加え、「ええ」「なるほど」「そうですね」などを使うといいでしょう。こうすることで聞き流していると誤解を受けずに済みます。

・相手の使うキーワードを繰り返し、興味を示す
 声が大きくなる言葉や繰り返し使う言葉に注目します。

・キーワードに「プラスアルファ」の質問をする
 話題への関心を示し、話に参加していることをアピールします。上記のキーワードを盛り込み、相手の話を疑問系ににして返すだけでも、聞いているんだということを相手に印象づけることができます。例えば、「私、車が欲しいんですよ」に対して、「車が欲しいんですね?」とする等。

・視覚にも訴える
 話にあわせてうなずきます。身振りや手振りを加え、聞きながらメモをします。

■気持ちよく話してもらう
・服装や装飾品などをチェック
 相手の趣味や好みから広げます。

・声のトーン、大きさ、話すスピードに合わせる
 相手にあわせ話しやすい環境を作ります。

相手の話を聞く上で大切なのは、否定をしないことだと思います。否定は相手の話したいという欲求を抑制するものであり、相手の真意をつかむことができなくなってしまう危険性をもっています。ひととおり相手が話し終えた後、相手を肯定した上で自分の意見を言うとより効果的に相手に伝わるのです。

自分が話しやすいと思う人は、このようなテクニックを基本的会話の中で確立している人が非常に多いのです。なぜ話しやすいかをその人と話をしているときにほんの少しだけ考えてみて、それをまねてみるのもいいかもしれませんね。

人間関係はこういった些細なところでより強くなっていくのです。

【参考】日経Plus1 2月7日

上手な聞き方が身につく技術 [スーパーラーニング5] (スーパー・ラーニング) (スーパー・ラーニング) 上手な聞き方が身につく技術 [スーパーラーニング5] (スーパー・ラーニング) (スーパー・ラーニング)
(2008/09/12)
宮崎 聡子

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