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「無料」をうまく利用したビジネス

2009年6月 03日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

サービス提供者の立場になったとき、お客様に無料でサービスを提供することは、その裏に必ず仕組みを持っていることにつながります。例えば、単純にお金をばらまいていたのでは赤字になるので、その見返りを考慮して最終的に儲けることを考えます。

そのことを強く感じる出来事として、フランスの宝飾店「モーブッサン」による先着5000人に0.1カラットのダイヤモンド裸石1個プレゼントキャンペーンが挙げられます。このダイヤモンド1個は5000円相当になるといい、これが欲しいという人が朝から2キロも銀座に行列を作ったそうです。中には、電車賃の方が高く付きそうな所からやってきた人もいるらしく、このご時世もあってか怒号飛び交う修羅場と化したそうです。特に最後尾の方は恐ろしいことになったのではないでしょうか。

このキャンペーンもモーブッサンの立場から見ると、儲ける仕組みをしっかりと持っていたのです。その秘密はダイヤモンドの裸石だということにあります。裸石ですから、このまま持っていてもいいのですが、どうせなら指輪やペンダント、ネックレスなどの宝飾品として持っていたいという人もいるでしょう。仮にこのような人の単価が5万円だとして、全体の1割が購入するとすると、2500万円の利益を得ることができるので計算上は元をとることができます。客単価をもっと上げることができれば、これ以上の利益を期待することができることから、プレゼントした人への勧誘は相当のものと想像できます。

「モーブッサン」日本法人のヤニック・デリアン社長は、もっと凄い試算をしていて1億円の利益を見込んでいるそうです。さすがにここまでの利益を得ることができるかどうかは不透明なところではありますが、ここに無料を利用したビジネスの典型を見ることができます。

裸石のように無料でもらえると嬉しいのだけど、それをきっかけによりよいサービスをお金を払ってでも得たいという欲求に刺激を与えるものの例として、健康食品の販売、1話目無料の動画等が挙げられるでしょう。宝石という商品だけでもダイヤモンドの他に真珠など利用できると思います。

このようなビジネスモデルは、始めはマイナスから始まるため大きな賭けの要素を含んでいます。つまりハイリスクハイリターンなのです。ビジネスとして継続していくためには、マイナスを如何に少なくしてリターンを得るかが大切になります。そういう意味で今回のダイヤモンド裸石がどこまで成功するのか見守っていきたいと思います。

【参考】FNNニュース
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00156309.html


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発想力を養う3つの方法

2009年5月 30日 By: rainbow Category: ブックレビュー No Comments →

新しいアイデアが様々な場面で求められています。大学などでは論文や研究の題材、企業では新製品のコンセプト、街のパン屋さんでも新しい商品の企画など数え上げればきりがないほど、ひらめきの神様が降りてくるのを皆さん待っているのではないでしょうか。

よく、著名な方の記事を読むと「リラックスした時に降りてくる」などと言っている人がいるのを見たことがある人も多いでしょう。しかしこのような方はただぼーっとそのときを待っているのではなく、実はその裏で膨大な努力をしているのです。そのようなアヒルの水面下の話を取り上げられることは少ないのですが、日経Plus1でその水面下に関するヒントを得たので紹介したいと思います。

◆いろんなことに興味を持つ
関心を持つのはすごく大切なことで、これによって見えないものが見えてくるのです。経営コンサルタントの小宮一慶さんの本によると、人は多くのものを見ているのだけど無意識のうちに取捨選択を繰り返しているといいます。
・街を歩くときは、いろんなものをできるだけ見ようとする
・普段読まないような雑誌やフリーペーパーを読んでみる
・テレビのチャンネルは順番に押してみる
このように意図的に自分が普段行わないような行動を起こしてみることによって、今まで知らなかったことに対して興味が湧いてくるものです。

◆アウトプットを出す
頭の中にINするだけではなく、興味があったことはできるだけアウトプットするようにします。そうすることによって頭の中も整理され自分が考えていなかったようなことも飛び出してくるものです。あまり深く考えずにどんどん書いてみましょう。

◆求められるテーマに落とし込む
自分の中である程度のストックができたら、自分が求められているテーマに対して結びつけられないかをおもいきり真剣に考えてみます。自分一人で厳しいのであれば数人で行ってもいいかもしれません。おもいきり考えた後はそれもアウトプットしておき、一度リラックスするといいでしょう。

大学の研究者、新製品の開発、芸術家といった方々は、一定の期限が設けられていてその範囲内で必ず新しい考えを出さないといけません。そういったプレッシャーの中で確実に仕事をこなすためには、頭と体の中で自然とできたサイクルがあります。少しでもそういうサイクルを学ぶことができたとき、クリエイティブな自分になることができるのです。

【参考】日経Plus1 2009年5月23日

ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (ディスカヴァー携書) ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (ディスカヴァー携書)
(2007/09/13)
小宮 一慶

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進んで仕事をもらいに行く姿勢

2009年5月 09日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

自分が先輩や上司であるとします。

すごく忙しくて自分のもとに様々な仕事が舞い込んできます。多くは考えたり今までの経験をもとに処理する仕事なのですが、中にはただ資料をまとめればいいもの等の雑用もあります。そういう場合に、部下や後輩から「手伝うことありますか?」と言われたら、嬉しいですよね。その結果、きちんとこなしてくれるようなら、その部下や後輩への信頼は確実に向上するでしょう。

ここでのポイントは、指示待ちの姿勢ではなく自分で能動的に仕事を得ようとする姿勢にあります。多くの人の体験談やビジネス書にも同じようなことが書かれているのですが、このように自分が上司や先輩の立場に立ってみるとわかりやすいと思います。

仕事をもらいに行くためには、まずどんなに小さいことでもいいので、自分にできそうなことはないか先輩や上司に関心をもっておくのがいいでしょう。コピー機の近くで大量のコピーに悩まされているであれば「代わりましょうか?」と言ったり、先輩や上司が誰かに雑用をお願いされていたら、「自分にできることはありますか?」と言ってみるのもいいでしょう。大切なのは内容の大小ではなく、実際に声を掛けたかどうかなのです。

自分も忙しくなると、周囲に気を配ることができなくなるだけでなく、依頼されても断る方向に思考が行きがちになります。どうしても忙しいときにはやむを得ないのですが、常に精神的にも仕事量的にも余裕をもち、必要なときに誰かのサポートをすることができれば、その人の評価は確実に上がると思います。そのために、まずは一声をかけることから始めてみてはいかがでしょうか。

【参考】日経Plus1 2009年5月2日

好きにやっても評価される人、我慢しても評価されない人 好きにやっても評価される人、我慢しても評価されない人
(2006/09/26)
小杉 俊哉

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