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ねじれの発想が生むイライラ解消法

2012年2月 22日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

出社する際に会社のエレベータは全部で4機あるのですが、タイミング悪く2機とも行ってしまうことがあります。自分が先頭で待っていると後ろにたくさんの人たちが並び始め、結局数分のロスを生んでしまう結果となります。このとき、イライラとストレスがたまるのですが、似たような経験を誰もが持っているのではないでしょうか。

とあるテナントにおいて、エレベータに関する苦情が多く寄せられていて、それを見事に解決した人がいるといいます。この人の発想は非常に斬新であり他にも応用することができることから、ここでご紹介したいと思います。エレベータの待ち時間に人がイライラしないようにするための方法はいくつかありますが、ケースごとに解決方法を見てみます。

A.正面突破の発想:「新しいエレベーターに入れ替える」

これは、非常にわかりやすい解決方法です。速いエレベーターにすれば待ち時間そのものをなくすことができます。しかしこれを実践するためにかかるコストは莫大なものとなり、場合によってはビルの建設工事まで必要になってしまう可能性も否定できません。

B.逆転の発想:「いっそエレベーターを使わないようにすれば、苦情もなくなるのでは」

例えば、「エレベーターを全面使用禁止にする」とか、「利用者が少なくなれば混雑が減るから、テナントの一部を追い出してしまう」などが考えられますが、そもそもこのようなことはできるものなのでしょうか。必要に迫られて使っているものを使わないようにするのは、ここでは違うような気がします。

C.ねじれの発想:「エレベーターの脇に全身を映す大きな鏡を貼り付ける」

一番大事なポイントは「問題の本質」を見抜くことにあります。苦情が来る原因は実は「エレベーターが遅いこと」ではなく、「その結果、利用者がイライラさせられること」にあるのです。つまり、エレベーターはとりあえず置いといて「イライラさえ解消できればOK」という突破口を導くことができたときに、 効果的な発想が見えてくることもあります。

ここでは、鏡をつけることによってネクタイをなおしたり、化粧のチェックをすることによって、待ち時間を何もすることがないイライラ時間から、効果的に使うスキマ時間へと変化させることに成功しているのです。

このように、「正面突破の発想→逆転の発想→ねじれの発想」というように段階を踏んで検討を進めることによって、より効果的な解決方法を導くことができます。そのどの段階に答えがあるのかはやってみないとわかりませんが、多角的に見ることによって、成功への確率はぐんと高まるのです。

このような例は他にもたくさんあると思います。今発想法に関する本は数多く並んでいますが、問題の本質を見抜き、そこに対策を施すことがアイデアの一歩であることは共通しているように思えます。困ったことがあったとき、試してみると意外な結果を導くことができるかもしれません。

【参考】web R25 http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20120221-00022843-r25

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高嶋 健夫、福岡 順作 他

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いつも思い巡らす訓練を

2011年12月 07日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

世の中には多くの「アイデア発想法」の類が紹介されているビジネス書籍が多くあります。何らかの即効性のある「必勝法」なるものがそこに書かれているのではないかと期待して手にとって読んでみたり、時には購入したりします。

しかし、当たり前なのですが本を読んだ次の瞬間から、アイデアが次々と浮かんでくるということはありません。それでもなかなかこの当たり前のことが気がつかないもの。なので、上記のようなビジネス書籍はいつの時も売れ筋商品になっているのだと思います。

とある新聞のコラムにて、慶應義塾大学特別招聘教授の夏野剛さんがアイデアを生み出す源泉について語っておりました。そのれは「こうしたらもっとよくなるのではないか」と常に想像してみるということ。いつも頭を働かせているようにすれば、思いついたことが役に立つことがありますと言っています。

この言葉は、非常に重みのある内容だと思います。頭は働かせていないとどんどん楽をするようにできていると、脳科学の方がおっしゃっていますが、まさにアイデアの源泉も同じなのです。常に掘り進めていないとすぐに埋まってしまう。毎日少しずつの「こうなったらいいな」を積み重ねることによって、思わぬところでそれが役に立つこともあるのです。

それをはじめはつらいかもしれないけど意識して続けていく、そこで思いついた「こうなるといいな」を書き留める。そんな動作を繰り返すと、その先には見たことがないようなアイデアの源泉を自分の中に作り出すことができるのではないでしょうか。

先週、来年度用の手帳を購入したので、1日1個の「こうなったらいいな」を書き残していきたいと思います。続けていった先の自分がどうなっているかを楽しみにしながら。

【参考】日経Plus1 2011/12/03

1兆円を稼いだ男の仕事術 1兆円を稼いだ男の仕事術
(2009/07/02)
夏野 剛

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まずは時間厳守を

2011年9月 21日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

「打ち合わせの開始時間が10時」

このときの10時という時間は何を意味するものでしょうか。こうやって改めて考えてみると当たり前のことではありますが、10時から「打ち合わせが開始される」ことを意味します。間違っても、10時に集まり始めることではありません。

誰もが頭ではわかっていることであっても、なかなかそれを実行することができません。時間になったから席を立って打ち合わせが行われる場所に移動しよう、前の打ち合わせが10時までなので、ぎりぎりまで議論しよう、こういったぎりぎりな状況が、少しずつ打ち合わせ自体の開始時間を遅らせていきます。

参加人数が数人であれば、そんなに遅くならずに数分の遅延で始めることができるでしょう。しかし、これが10人以上の打ち合わせになると、開始時間は簡単に5分、10分と遅れていきます。自分が打ち合わせに遅れるということは、その分だけ自分を待っていて稼働が発生し多くの人に時間の無駄を生じさせてしまいます。

先日、あまりにもルーズな状況に思わず注意喚起をしました。これによって、自分への戒めにもなりますし、少しでも時間を守るという当たり前の行動が定着すればいいと思っています。

以上から、改めて以下のことを意識しておきたいものです。

・ 常に5分前には打ち合わせ場所に到着して待とう。
・ 次の打ち合わせがある時、主催者ならぎりぎりにならないように切り上げましょう。参加者であれば途中退席もやむを得ないと思います。

社会人として時間厳守は最低限のルールであることを忘れずに、自分の行動を振り返ってみたいと思います。

人は、,なぜ約束の時間に遅れるのか 素朴な疑問から考える「行動の原因」 (光文社新書) 人は、,なぜ約束の時間に遅れるのか 素朴な疑問から考える「行動の原因」 (光文社新書)
(2010/08/17)
島宗 理

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