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よく使う職場での「オトナ語」

2012年4月 28日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

言葉というものは、場所や集まった人によって自由自在に変わり、その中にいる人にしか通じることのない独特な世界を構築したりします。その代表例が方言でしょう。その地域でしか話さないような言葉は地域性にあふれていてその言葉を自由に操ることができるのは素敵なことだと思います。

そんな言葉ですが、ある調査によると職場でしか使わない言葉という言葉もあるといい、それらを「オトナ語」と呼ぶそうです。さらに、調査の中では、会社員の4割近くがオトナ語力を社会人に必要なスキルだと考えているというのですから、ビジネスパーソンにとって、「オトナ語」を身につけるのは必要事項となっているのです。

そこで、今回は、ライフネット生命保険が会社勤めをしている20歳から49歳の男女1000人を対象にアンケート結果を基に職場で使われているオトナ語を紹介したいと思います。どのくらい分かるか試しながら見てみるのも面白いのではないでしょうか。

・オファー(する)
・プロパー(社員)
・ペイ(する)
・ペンディング
・NR(ノーリターン)
・ゼロベース
・ウィン・ウィン
・リソース
・リスケ
・スキーム
・アサイン

・午後イチ
・ぜんぜんOK
・たたき台
・昨日の今日(では難しい)
・ポシャる
・落としどころ
・そもそも論
・なるはや
・てれこ

この20個の言葉は、いずれも職場で話をしていると必ず登場する言葉であり、何の違和感も感じずに利用しています。例えば、「その作業、いったんペンディングしてもう一度ゼロベースで考えてみよう」とか「なるはやでやりたいから、午後いちで意識あわせしましょう」など、当たり前のように組み合わせ使っています。

さらに、ここにはないのですが、「サチル」「線表」といった独特の言葉もあり、外部から来た人がよく分からない状況になっているのを目にすると、わかりやすい表現で話すようにしようと思うのですが、あまりにも普通に使いすぎているので、慣れてしまい言葉の代替を選ぶことが難しかったりもします。ちなみに、「サチル」とは、ある限界レベルを超えてしまった様子を示していて、「線表」とはスケジュール表のことを示します。

これらのオトナ語を使いこなせるからといって、その人が優秀だというわけではなく、周囲は自然にこれらの言葉を使って指示出しをしてくるので、的確に把握するためにも必須なのです。こういう言葉を使う人は、「その言葉の意味を教えてください」と聞き返されると、面倒に感じてしまう人が多いものであり、自力で学習するしかないのが現状なので、一つ一つ覚えて行ければいいと思います。

【参考】ライフネット証券 http://www.lifenet-seimei.co.jp/newsrelease/2012/4042.html

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重圧を感じる上司の言葉

2012年4月 15日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

新入社員が入ってくる季節ですが、いつの時代にあっても「近頃の若者は」という愚痴ではないでしょうか。自分たちが新入社員の頃にも同じように先輩たちに思われていたはずなのですが、その自分たちもまた新入社員に対して知らずのうちに「近頃の・・・」と思っていたりします。

そんな新入社員時代に最も重圧を感じた言葉はなんでしょう、という質問を2年目にした調査がありますので、その内容から自分たちが言っていないか見てみたいと思います。(ライオン調べ)

1位: 「言っている意味、分かる?」 (35.2%)
2位: 「そんなことも分からないのか」 (24.0%)
3位: 「期待しているよ」 (23.6%)
4位: 「あれ、どうなってる?」 (22.4%)

これを見てみると、1位の言葉は確かに解釈の仕方によっては重圧であり、気分を害してしまう内容につながりかねないことがわかります。2位は完全に嫌みというか、上司や先輩のイライラ加減が直接新入社員につながりそうです。それ以外は、新入社員に重圧をかけるつもりがないものばかり。これで重圧を感じるということは、日常の仕事の会話でどのようなことに留意しなければならないのか、わからなくなります。

こういったストレスに対して新入社員は下痢や、胃痛、腹痛といった体調不良をおぼえ、それを解消するために仕事外の人とコミュニケーションをとったり、トイレで一人の時間をつくるといった一人だけの空間で自分の心を解放しているといいます。

上記のような言葉をかけるとき、人間同士の関係ができているかどうかによって、受け手も感じ方が全く替わってくるもの。仕事以外の話をしたり、趣味などの会話から少しずつ心の接点をもうけていくのが最短距離といえるのではないでしょうか。

【参考】日本経済新聞 2012/04/15

ちょっとした一言で好印象になる方法

2012年3月 31日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

様々なビジネス書籍を読んでいると共通して書かれている内容が「謙虚であれ」ということ。仕事をしていると自分の仕事を増やしたくない、自分のテリトリーを守りたいという思いから、仕事を依頼してきた人に対して「できない理由」を考えがちになってしまいます。

そうなると、依頼した側から見ると謙虚とはほど遠い印象を与えることになってしまいます。自分の時間管理は完璧なるかもしれませんが、その分の代償は非常に大きいものになるのです。

謙虚であるための大きな一言があり、これによって相手にも好印象を残すといわれています。その言葉が「もし何かありましたら、いつでもご連絡ください」というもの。相手からの依頼を速やかに対応した後に、この言葉を最後につけてあげるだけで相手に安心感を与えることができます。

この言葉を使うことによって、何かあった時に連絡が来てしまうことから仕事が増えることも想定されますが、それは最後に言葉を付け加えなくても同じこと。実際に「何かあったら連絡してね」という言葉によって、仕事が増えてしまうリスクよりも、相手に「この人に仕事を任せておけば安心」という思いを与える効果の方がはるかに大きいのです。

自分が言われたら嬉しいこと、やってほしいことをできる限り自分も相手にしてあげる事ができたとき、真の謙虚さが現れるのではないでしょうか。

【参考】日経Plus1 2012/03/31

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