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クレジットカードを使うと支出が2割増加

2012年6月 02日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

最近では、多くのファミリーレストランでも使えるようになって利便性が増すクレジットカード。お手軽に使えることの他に、大きく2つの利用に関するメリットがあります。一つは財布にたくさんのお金を持っている必要がないこと、そしてもう一つがポイントがたまってお得であること。

そんなクレジットカードですが、アメリカの精神科医であるデビッド・クルーガー博士の「「お金」のシークレット」によると、クレジットカードを利用することによって全体として平均23%も支出が増えるという報告がされています。これはお金を使っているという感覚が麻痺してしまい、結果としてポイントのお得度合いを越える量の必要以上の購入をクレジットカードでしてしまうというのです。

ファイナンシャルプランナーの花輪陽子さんによると、自分のマネーレベルが以下の5つの設問から分かるといいます。

◆ あなたのお金管理能力をチェック ◆

□ 衝動買いが多い
□ 家計簿を細かくつけていない
□ クレジットカードの明細や銀行通帳をじっくり見ない
□ クレジットカードがあると翌月の給料やボーナスを当てにして買い物をしてしまう
□ ポイントを貯めるのは好きだけど、めんどくさがり屋なのでなかなか使い切れない

このチェック4つ以上の人は、とにかくクレジットカードに利用を控えること、1つ以上の場合には固定費の部分だけに抑えるなどを勧めています。

クレジットカード会社も、どんどん利用してもらうためにポイントの付与率を利用額によって優遇したり、リボ払いにすることによってポイントがたくさんつく等の施策を行っています。

自分の手元に現金がなくてもいつかは確実に同じ金額が手元から引き落とされていくことを考えると、節約をするときによく言われる「本当に必要なのか自問自答してみる」ことの大切さをクレジットカードを使っている際でも考えることができるかどうかがポイントだと思います。

自分を確実に抑えることができる光熱費、携帯料金などの支払いに使い、それ以外は使った額をしっかりと把握することができれば利用すればいいし、それが厳しいのであれば現金で支払うように心がけたいものです。

【参考】日本経済新聞 2012/06/02

貯まらん女のお金がみるみる貯まる魔法のレッスン88 貯まらん女のお金がみるみる貯まる魔法のレッスン88
(2012/04/05)
花輪陽子

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東京メトロの定期券がVISAで決済可能に

2011年9月 01日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

今日、通勤途中にふと東京メトロの車内広告を見てみると、VISAのマークが書かれているのを発見しました。東京メトロとVISAという組み合わせが意外だったので、よく見てみると東京メトロの定期券をVISAで決済することができるようになったとのこと。

確かに今までは、東京メトロが発行するTo Me CARDというクレジットカードでのみ定期券を購入することができたのですが、2011年8月6日よりVISA、MasterCard、JCBの3ブランドで定期券を購入することができるようになったのです。

なるべく自社カードがいいのだけど・・・

一般にクレジットカードの加盟店は、クレジットカードでの買い物があるとその分の手数料をクレジットカード会社に支払わなければなりません。なので自分がクレジットカード会社になってしまえばその分の手数料を最小限に抑えることができるのです。定期券という1回あたりの金額が高い鉄道会社は余計な支出を減らすために自社のクレジットカードを利用してほしいのです。

東京メトロは今までこういった背景から、自社が発行する「To Me CARD」のみに定期券の支払い方法を制限していたものと見られます。しかし、さすがにほとんどの人は持っていないので不満がたくさん来たのでしょう。その波に流されるように、VISA、MasterCard、JCBの3ブランドを解放しそのブランドが付いているすべてのカードを受け入れることにしたのだと思います。

おそらく、東京メトロとしてはなるべくTo Me CARDを使ってほしいので、8月6日からVISA、MasterCard、JCBの3ブランドで定期券を購入することができるようになったことをあまり大きく宣言したくないのでしょう。露出度は比較的低いような気がします。

利用者の観点では

では、利用者の観点から見るとどうでしょう。To Me CARDは主に東京メトロに乗った時と、定期券を購入したときにメトロポイントが付きます。1回2円分で土日は6円分です。チリツモで増えるでしょうが、これはあくまで定期券以外の区間に乗車した場合。定期券区間はポイントがつきません。クレジットカード会社のポイントも別に付くのですが、それはVISA、MasterCard、JCBの3ブランドがつくクレジットカードも一緒です。

つまり、定期券区間以外に東京メトロに乗る機会がほとんどないという人は、To Me CARDのメリットを十分に得ることができないことになります。定期券の購入の際は、1年間に20万円買うとすると1000円分のメトロポイントがクレジットカード会社のポイントとは別にもらえますが、これと自分が使っているVISA、MasterCard、JCBの3ブランドがつくクレジットカードで利用したときの通常でもらえるポイント以外に付与されるポイントとの比較になりそうです。

何が一番お得なのか

VISA、MasterCard、JCBの3ブランドがつくクレジットカードでは、多く利用することによってボーナスポイントが付いたり、ポイント還元率が上がったりします。20万円分の購入によって、それが1000円を超えるのであれば自分が持っているVISA、MasterCard、JCBの3ブランドがつくクレジットカードを利用すべきでしょう。

自分の場合には、To Me CARDで支払った方がトータルではお得であることがわかりました。また、クレジットカード会社によっては定期券の購入にポイントが付かないケースもあるので、ポイントの有無を確認することをお勧めします。

必要な情報はすべて入手した上で、何が一番お得なのか計算してみるといいと思います。

【参考】東京メトロ http://www.tokyometro.jp/news/2011/index.html

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知らない間のリボ払いにご用心

2010年4月 04日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

近年、クレジットカードのサービスも多様化が進み利用者としては多くの選択をすることができるようになりました。逆にクレジットカード会社としては収益の柱であるキャッシングやローンに関しては、改正貸金業法や割賦販売法などの規制が厳しくなり、あの手この手で収益を確保しようと努力してるのが現状です。

そんな現状を踏まえて、クレジットカード会社が今ユーザに勧めているのが「リボ払い」です。利用代金の支払い方法には毎月一括払い、ボーナス時に一括返済するボーナスはらい、支払回数を決めて支払う分割払いがありますが、この他に先のリボ払いというものがあります。これは支払残高に応じて毎月一定額を支払う方法で、分割払いが回数を指定するのに対してリボ払いは金額を指定するという違いがあります。最近ではリボ払い専用のクレジットカードまで登場しています。このカードは利用したすべての金額がリボ払い扱いとなるものです。

このサービスは、使い方によっては非常に便利で高額な買い物をしても毎月自分が支払うことができる一定額を支払えばいいので、余裕をもって利用することができます。その反面多くの債務を抱えてしまい後戻りできない状況になることもあるのです。

クレジットカード会社も、リスクを抑えるためこのような利用方法に関する注意を利用者に呼びかけていますが、収益を伸ばすためにもっと使って欲しいという立場ですから、その注意の声はどうしても小さくなってしまい、利用者の目に触れにくくなっているのが現状です。約款などに書かれているといっても、ものすごく小さな字でびっしり書かれているので、全部をすべて読みこなす人は少ないと思います。

リボ払いの利用件数が増加すると共に、国民生活センターへの相談件数も増大しているそうです。2009年度は前年比2.5倍の341件で、知らない間にリボ払いになっていて多額の手数料を請求されたという内容が多くを占めています。

では、リボ払いによる手数料はどのくらいなのでしょうか。クレジットカード会社にもよりますが、多くは最大で年率15%という利率を設定しています。これは主な消費者金融とほぼ同じレベルになります。例えば、月1万円定額で支払うリボ払いにして、2010年4月に30万円を年率15%で利用したとしましょう。この利用を完済するのは2012年10月で支払合計額は357,576円と手数料を57,576円支払う計算となります。

消費者問題に詳しい弁護士の方によると、クレジットカード会社が十分に説明していない場合には返金が認められる可能性があるといいますが、一方で約款や注意書きに書かれていることから利用者側に落ち度がある場合も多く、返金できるかどうかはcase-by-caseだといいます。

国民生活センターでは、リボ払いを利用する際には次の3点について消費者に注意を呼びかけています。
1. カードの新規申込みや
2. 手持ちのお金がないからといって気軽にリボ払いを利用しない
3. 余裕があるときは支払額を増額したり一括返済する

特に3は重要で、カード会社のほとんどが支払額増額や一括返済を選べるようになっています。大切なことは自分たち消費者が便利なリボ払いの裏に潜むリスクをきちんと理解した上で利用することで、自分たちがしっかりと学ぶ必要があるのです。それと共にカード会社には、ただ収益を増やすということだけでなく、消費者にきちんとそのデメリットも伝え、それでも利用するかどうかをダブルでチェックするようなユーザの観点になったサービスを提供して欲しいと思います。

【参考】日経Plus1 2010/04/03

お金で死なないための本 [いつでもカード、どこでもローンの落とし穴]