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手料理のカロリーはいくつ?

2009年2月 11日 By: rainbow Category: 日記 No Comments →

メタボに対する社会的な認知が進み、肥満になることは様々な生活習慣病への入り口であるという危機感から女性だけでなく男性の間でもダイエットが行われるようになってきました。先日ブームになった「朝バナナダイエット」も多くの男性がチャレンジしたのではないでしょうか。

そんなダイエット中の方が気にするのがなんといっても「カロリー」だと思います。最近では多くのレストランやスーパーで売られている食品にカロリー表示がされていて、自分がどのくらいのカロリーを摂取したのかが分かるようになっています。

しかし、難しいのは手料理の場合です。自分が作った料理のカロリーはどのくらいなのかを判断することはなかなか難しいと思います。普通のカレーは800Kcalなどと概数で考えることもできるのですが、なかなか分からないものも多いのではないでしょうか。そこでそういった手料理のカロリー計算をどのようにしたらいいのかを調べてみました。

日本食品分析センターによると、一般の加工食品を対象とする栄養表示基準では「修正アトウォーター法」というものを使って計算しているそうです。
・たんぱく質: 4kcal/g
・炭水化物: 4kcal/g
・脂質: 9kcal/g
その他にもあるそうなんですが、ここではこれを中心に使うことにします。

1)まずは、食物中の栄養素を分析します。この段階で、食品の栄養表示等を利用できるものはして、そうでないものはWeb等から素材の栄養分を調べておくといいでしょう。

2)単位量あたりの成分を割り出します。例えば、ある食品100グラム中に炭水化物が20グラム、タンパク質が30グラム入っているとすると、以下のような計算になります。

 20(g) × 4(kcal) + 30(g) ×4(kcal) = 200kcal

3)最後に料理の分量分だけかけ算をしてあげます。例えば上の料理が300グラムある時には、今回の料理の総カロリー数は、600kcalとなるのです。

この考え方は、これ以外の成分を含んでいないので概算になりますが、目安にはなると思います。ただ、これを毎回やっていては厳しいものがあります。カロリー計算ばっかり頭がいってしまい料理ができなくなるという本末転倒な状況になりかねません。そこで、すばらしい商品を見つけました。それがTANITAのカロリースケールという商品です。

食材をはかりにのせて、日常よく使う食品937品目、料理540品目のデータが予め登録されているという優れもの。商品をはかりにのせて選択するだけでカロリーを表示してくれます。これなら食品や料理のカロリー数を上記のような面倒な計算や本で調べたりすることなく把握することができます。

1日のエネルギー量の目安は、現在の体重を維持する場合には現在の体重(kg)の30倍した値(kcal)で、減量を狙うのであれば25倍にするといいそうです。食材の種類を多くとりながら、カロリーをうまく計算して計画的にダイエットができれば、長続きするかもしれません。

【参考】
・日経Plus1 2月7日
・日本食品分析センターFAQ


カロリーを知れば食事への意識も変わる!?
カロリースケール

水素エネルギーが未来を救う

2007年6月 10日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

アイスランド

「菊川怜 アイスランドから白神へ!?エコと出会いと冒険の旅?」では、菊川怜が1998年に水素立国宣言をしたアイスランドの取り組みをリポートし、水素社会の可能性や日本が学ぶべきことを探る。

世界の中でもアイスランドは、下から3番目の二酸化炭素排出国にもかかわらず、アメリカ、ロシア、日本といった排出国大国に問題提起をしている。

アイスランドが目指しているのは、50年後までにエネルギー消費による二酸化炭素の排出量をゼロにすること。
その第1弾として、4年前「水素スタンド」を開設し、排気ガスではなく水蒸気を出す「水素バス」を走らせた。

7割が地熱などの自然エネルギーで3割を石油エネルギーだが、その石油エネルギーを2050年までにすべてなくすことを目標にしてがんばっている。

水素エネルギーのもとは、文字通り「水素」

水素単体では地球にはほとんどなく、化合物として存在している。その中で有名なのが水だ。水は化学式でいうとH2Oで、水素と酸素の化合物でこの水を電気分解することによって水素を取り出すことができる。

この水素を燃やしたとしても。二酸化炭素は出ず再び水ができる。このようにかなりクリーンなエネルギーといえるのだ。

アイスランドでは、国の自然を守ることに尽力した元大統領、水素立国を推し進めた元産業大臣、水素を使った生活スタイルを提案した女子高校生など、さまざまな女性たちの存在があり、彼女たちの活動や水素利用の実態、地熱や水力発電を利用した生活を送っている。

水素エネルギーは、農作物エネルギーと違って農作物の価格高騰による他の産業への影響や、作付け面積増加のために森林伐採をするといったような2次的な問題になりにくいすばらしい考え方だと思う。

今後は以下の点について課題を整理し、一般的な普及に向けて行く必要がある。

<課題>
・コストの削減
  水素を動力源とする車は現在1億円程度するものもあり、非常にコストがかかっている。
  普及に向けてはいかに安価で今よりもお得に使うことができるかどうかが重要なキーポイントだ。

・水素の安定維持
  水素は、燃えやすい気体で一度燃えてしまうと大爆発を起こしてしまう。
  最も軽い機体でもあり作成した後の気体を危険性がないような形でいかに保持しておくかが大切だ。
  例えば、液体水素にして維持する方法もあるだろう。

・電気分解するための電気の確保
  電気分解するためには電気が必要で、この電気を発生させるために火力発電などの化石燃料を使用していては本末転倒な話になってしまう。例えば、水素エネルギーをつかってさらなる水素エネルギーを使うといったような循環型エネルギーを達成しなくてはならないだろう。