手料理のカロリーはいくつ?
メタボに対する社会的な認知が進み、肥満になることは様々な生活習慣病への入り口であるという危機感から女性だけでなく男性の間でもダイエットが行われるようになってきました。先日ブームになった「朝バナナダイエット」も多くの男性がチャレンジしたのではないでしょうか。
そんなダイエット中の方が気にするのがなんといっても「カロリー」だと思います。最近では多くのレストランやスーパーで売られている食品にカロリー表示がされていて、自分がどのくらいのカロリーを摂取したのかが分かるようになっています。
しかし、難しいのは手料理の場合です。自分が作った料理のカロリーはどのくらいなのかを判断することはなかなか難しいと思います。普通のカレーは800Kcalなどと概数で考えることもできるのですが、なかなか分からないものも多いのではないでしょうか。そこでそういった手料理のカロリー計算をどのようにしたらいいのかを調べてみました。
日本食品分析センターによると、一般の加工食品を対象とする栄養表示基準では「修正アトウォーター法」というものを使って計算しているそうです。
・たんぱく質: 4kcal/g
・炭水化物: 4kcal/g
・脂質: 9kcal/g
その他にもあるそうなんですが、ここではこれを中心に使うことにします。
1)まずは、食物中の栄養素を分析します。この段階で、食品の栄養表示等を利用できるものはして、そうでないものはWeb等から素材の栄養分を調べておくといいでしょう。
2)単位量あたりの成分を割り出します。例えば、ある食品100グラム中に炭水化物が20グラム、タンパク質が30グラム入っているとすると、以下のような計算になります。
20(g) × 4(kcal) + 30(g) ×4(kcal) = 200kcal
3)最後に料理の分量分だけかけ算をしてあげます。例えば上の料理が300グラムある時には、今回の料理の総カロリー数は、600kcalとなるのです。
この考え方は、これ以外の成分を含んでいないので概算になりますが、目安にはなると思います。ただ、これを毎回やっていては厳しいものがあります。カロリー計算ばっかり頭がいってしまい料理ができなくなるという本末転倒な状況になりかねません。そこで、すばらしい商品を見つけました。それがTANITAのカロリースケールという商品です。
食材をはかりにのせて、日常よく使う食品937品目、料理540品目のデータが予め登録されているという優れもの。商品をはかりにのせて選択するだけでカロリーを表示してくれます。これなら食品や料理のカロリー数を上記のような面倒な計算や本で調べたりすることなく把握することができます。
1日のエネルギー量の目安は、現在の体重を維持する場合には現在の体重(kg)の30倍した値(kcal)で、減量を狙うのであれば25倍にするといいそうです。食材の種類を多くとりながら、カロリーをうまく計算して計画的にダイエットができれば、長続きするかもしれません。
【参考】
・日経Plus1 2月7日
・日本食品分析センターFAQ
カロリーを知れば食事への意識も変わる!?
カロリースケール
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