あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように


あしたまにあーな > ヘルスケア


セロトニンと涙でストレスを消し去ろう

2014年8月 25日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

現代はストレスで溢れています。至る所にストレスの火種になる要素は含まれており、それらを避けて通ることなどは決して出来ません。ストレスのないところに行きたい、近くのあの人はストレスのなさそうな生活をしていて羨ましい、などと感じる事もあるでしょうが、そのような場所はないし、ストレスを抱えていないという人はいないのです。

しかし、その中でもストレスを感じさせない生活をしている人は確実にいます。そういった人たちに近づく方法として東邦大学医学部の有田秀穂教授の著書「脳からストレスを消す技術」に素晴らしいアドバイスがあったので紹介したいと思います。

この手の話は、比較的多くの人が論じていますが、有田教授は医学部の専門家らしく、科学的にどうすればいいかを検証した上でのアドバイスを与えていることから、見るものにとって非常に信憑性が高く、実践しやすい内容のように感じます。

ストレスを消す方法はたったの2つを実践するだけ。一つがリズム体操を行うこと、そしてもう一つが涙を流すことだといいます。ストレスは、身体的なストレスと精神的なストレスがあり、身体的なストレスにはリズム体操、精神的なストレスには涙を流すといいのです。

◆リズム体操
腹式呼吸を含むものがいいそうですが、一定のリズムを繰り返すものであれば基本的には何でもいいといいます。例えばジョギングやウォーキング、足でリズムをとる、ものを噛むのもOKで、1回に5分程度の動作を行います。リズムを繰り返すことによって、脳内にセロトニンという脳を落ち着け、体を元気にする成分が多く分泌されることがわかっています。初めて3ヶ月は体内がこのセロトニンの増加に追いつかないため、一時的に体調が悪く感じることもあるといいますが、それを超えることによって安定するといいます。

◆涙を流す
セロトニンを鍛えることで、ストレスに対して抵抗する力はつくのですが、ストレスを感じたものを洗い流してくれるのが涙なのです。それも感動することによって出てくる涙が大切であり、感動の涙を流すことによって、これまで緊張状態にあった脳が落ち着けることができるのです。

このように、本来人間に備わっている機能を十分に活用することによって、ストレスをストレスと感じることなく、毎日を楽しいものにすることができることがわかります。毎日の生活の中で何か一つの動作でもいいので、リズム的な動作を取り入れ、感動する本を読んだり映画を見てみるといいのではないでしょうか。

【参考】脳からストレスを消す技術 有田秀穂著

(文庫)脳からストレスを消す技術 (サンマーク文庫) (文庫)脳からストレスを消す技術 (サンマーク文庫)
(2012/02/14)
有田秀穂

商品詳細を見る

「落としても5秒以内ならセーフ」はアウト!

2014年7月 13日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

子どもの頃から、落とした食べ物でも5秒以内に拾えば問題ないと思い込み、それを実践してきました。この暗黙のルールは日本だけでなくアメリカなどでもあるようで、まさに世界共通認識ともいえるものなのかもしれません。

しかし、これは思い切りウソであることが米ロヨラ大学の研究で明らかとなりました。それによると、食べ物を落とすとそこに存在する雑菌やバクテリアが約1,000も付着し洗ってもなかなか落ちないといいます。

この1,000という数字の大小がイマイチ分からないと思うので、軽く説明します。

人がバクテリアなどによって感染症の症状が出てくるのは、10,000程度の細菌、ウイルス、バクテリアを体内に吸収したときと言われていることから、わずか1/10にすぎないのですが、1,000の中には強力なものもいたり、自分が体調不良であるときなどは悪影響を及ぼしやすくなるというのです。

テーブルの上ならまだしも、床の上など汚い場所に落としたものは、その秒数に関わらず捨てるということを徹底しないととんでもないことになってしまうかもしれません。これからは子どもの口にも入れないようにこれまで以上に気をつける必要がありそうです。

(参考)NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20140713_265934.html

人体に危ない細菌・ウイルス   食中毒・院内感染・感染症の話 (PHPサイエンス・ワールド新書) 人体に危ない細菌・ウイルス 食中毒・院内感染・感染症の話 (PHPサイエンス・ワールド新書)
(2014/03/19)
小林 一寛

商品詳細を見る

風邪に効くといわれる行動の真偽

2013年11月 10日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

季節は短い秋を飛び越えて、急ぎ足で冬がやって来た様子。それに伴って体調を崩す人が周囲でも多く街中や電車の中ではマスクをしている人も多く見かけます。

風邪を引いたかなと思ったときはなんと言っても早めの休息が鉄則なのですが、家の中で昔から言われているような「風邪に効く」と言われていることを信じて疑わずに行っている人も多いのではないでしょうか。

そこで、そんな「風邪に効く」と言われていることの真偽を専門家のアドバイスをもとに確認してみたいと思います。

◆風邪の時に熱いお風呂に入って温まる
薬剤師、衛生検査技師の三上彰貴子さんによると、お風呂で温まるだけで免疫力が上がると勘違いする人もいるが、実はウイルス増殖を後押しするという逆効果をもたらすと指摘しています。

また、入浴はかなりエネルギーを消耗するので、風邪をひいているときは原則としてエネルギーを消耗する行動は控え、休息に徹するのが賢明とのこと。

◆しっかり厚着と暖房で大汗をかいてウイルスをやっつける
東京慈恵会医科大学准教授で医学博士の浦島充佳さんによると、これもNGとのこと。順序が逆で、汗をかいたから治るのではなく、治ったサインとして汗が出るというのが正解だといいます。

体温を上げて活性化した免疫がウイルスを打ち負かし、風邪が終息に向かうと、汗をかいて体温を戻すので、風邪を治すために無理に汗をかくというのは、エネルギーを消耗するだけで逆効果だそうです。

また暖房のつけすぎは部屋の空気が乾燥するので控えます。

いかがでしょうか。何の根拠もなくよく言われているからという対処法もこうやって見てみると、効き目がないばかりか、逆効果であることも少なくないのです。体力の消耗を極力防ぎ、栄養を取って十分な休息を取ることが風邪を治すための一番の近道といえるのです。

<参考>NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20131110_225823.html

パンデミックを阻止せよ!: 感染症危機に備える10のケーススタディ (DOJIN選書) パンデミックを阻止せよ!: 感染症危機に備える10のケーススタディ (DOJIN選書)
(2012/12/05)
浦島 充佳

商品詳細を見る