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龍馬伝 第36回「寺田屋騒動」

2010年9月 05日 By: rainbow Category: 2010年_龍馬伝 No Comments →

今回は歴史上で有名な寺田屋の事件に関してで、この事件によって龍馬がどのような状況になるかはすでに周知の事実。なので、そこに至るまでどのように龍馬やその周囲の人々が思い、そして行動していくのかを見ていこうと思っていました。

そんな決心をして見始めた矢先に真っ先に登場したのは弥太郎がご飯をがっつく姿でした。彼は拷問をうけ顔面にケガをしながら、おいしそうに飯をほおばっています。自分が隠密として薩摩藩の動きを探ってくるように後藤象二郎から命じられて来たことは、当然秘密だったはずですが京都の奉行所や、龍馬にさえばれてしまうほど、秘密ごとは苦手だった様子。どんな場面でも少し笑っているように見える香川さんの演技は、本当に弥太郎という人物がそういう雰囲気だったのか、彼独特の演技なのか悩むところではあります。

日本の仕組みを変えるという言葉と、自分はこれから何をしたいかをよく考えろという龍馬からの言葉に、弥太郎は考えさせられながら土佐へ戻っていくのでした。物語の本編に登場し、多くの時間を占有したのは久しぶりだったので弥太郎ファンとしてはすごく有意義な話だったのではないでしょうか。

一方、その龍馬は薩長同盟の被疑者であると周囲にばれ始め、奉行所から取り押さえるように周囲網がひかれはじめます。当然その周囲網に捕まってしまっては、龍馬の人生は終了となってしまうので、なんとか逃れるしかありません。龍馬に危機が迫るその晩の時間の流れは非常にゆっくりとしたものでした。

まず、その晩はお龍を演じる真木よう子の入浴シーンから始まります。まるで由美かおるを彷彿とさせるような角度と雰囲気に時間を忘れていると、突然奉行所が勢いよく訪ねてきます。乱入する面々よりもいち早く動いたのはお龍でした。服を1枚だけ着て龍馬の元へ行くのですが、周囲は完全に包囲されているのでどこからか突破するしかありません。

友人である用心棒の三吉慎蔵と共に正面突破し、手を負傷するもなんとか逃げることに成功します。このあたりの殺陣は本当に迫力たっぷりでした。ここまで息詰まるシーンはあまりないでしょう。まさに中盤の見せ場といえます。ここからは、なんと何げる龍馬を追いかける奉行所というドキドキシーンが続き、なんとか薩摩藩の仲間に助けられます。

すでに京都を離れて長崎に帰ろうとしていた龍馬ですが、木戸の文書書きが遅れたことから命ぎりぎりの状態になるのと引き替えに、お龍という女性と深い関係になることができたのは不幸中の幸いだったのでしょう。これも歴史の1つの「気まぐれの必然」だったのかもしれません。

次回までの間、龍馬の生存状況について悶々とするわけですが、予告でお龍と夫婦になるという話をしている当たり、大分元気になった様子。時代の最先端から少し離れた旅路が待っているようです。

◆龍馬伝紀行◆
寺田屋騒動ゆかりの地
京都府伏見区
 - 寺田屋
 - 伏見奉行所跡
 - 坂本龍馬避難の材木小屋跡
 - 竜馬通り商店街

 

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龍馬伝 第35回「薩長同盟ぜよ」

2010年8月 29日 By: rainbow Category: 2010年_龍馬伝 No Comments →

今回は歴史的に大きな転換点となる話題である薩長同盟です。これまで桂小五郎、西郷吉之助、坂本龍馬を中心として多くの人が尽力してきた努力がひとまずここで結集したのです。

それにしても、この時代にあって目を付けられた人の行動はここまで制約されるのかと思い知らされます。ただある場所に行くだけなのになかなか行くことができずに、夜まで待ってそれでも伏見奉行見回り組や新撰組に追われる形となります。そんな状況下で2つの大きな話題を見ることができます。それはお龍に関することと、新撰組に関することでした。

新撰組は、これまで京都の中で泣く子も黙ると言われて、権威をふるっていたかのように見えたのですが、今回は伏見奉行見回り組という存在にひざまずき、頭を下げる上下関係が露呈することになります。近藤勇も今まで心なしか威張っていたような感じですが、伏見奉行見回り組の前に率先して頭を下げ、上下関係を強く意識しているようでした。この新撰組と伏見奉行見回り組の関係が今後どのように影を落としていくのか気になるところです。

そしてもう一つ気になったのが、お龍です。今回とうとう龍馬への気持ちを暴露することになります。今まで雰囲気で龍馬を慕っていることを示していたのですが、追われる龍馬のために何とか役に立ちたいという気持ちをそのままストレートに龍馬に告白します。やっと告ったかと安堵するまもなく、龍馬は去っていきました。この寺田屋に龍馬が帰ってきたとき、二人は結ばれるのでしょう。伏見奉行見回り組が見張っている寺田屋に無事に戻ってくることができるのかが今後の鍵となりそうです。

そんな流れで、薩長同盟がやってきます。龍馬という一人の脱藩浪士が薩摩や長州から大きな信頼を寄せられて、彼がいないと事が進まないということをお互いに強く感じつつ、龍馬が到着するや同盟に関する密約会議が始まります。一方的に薩摩から協力を得るという内容に不満を感じた桂は、このままでは長州に帰れないといいます。このモヤモヤ感を突き破ったのも龍馬でした。難しい桂の思いを感じ取り、日本のために薩長が共に全力で頑張るといった内容で合意し耐嶌だと表現します。うまい交渉ですね。ビジネスパーソンとしての腕も完璧だったことが分かります。彼が今閉塞感漂う日本で英雄とされる理由の片鱗を見たような気がします。

最後にお約束の弥太郎の場面。今回は登場時間が多かったのですが、残念ながらそのほとんどが拷問シーンで顔もボロボロでした。香川さんの演技という面もありなぜか笑ってしまうのはなんでなんでしょうか。その前のシーンで弥次郎のシーンがあったからかもしれませんが、拷問で喋らないと拷問を受け、逆にぺらぺら話しても拷問を受けるという袋小路。かわいそうなんですが、演出の大友啓史さんも笑ってしまうとWebで語っているので自分の感覚は間違ってなかったと少し自信を持てました。

次回からは、もはやお尋ね者になってしまった龍馬が危機に直面します、きっともっともっとこういう場面は増えていくことになると思いますが、まずはその第一歩。お龍のもとに龍馬がきっと帰ってくるのでしょう。その行方が楽しみです。

◆龍馬伝紀行◆
薩長同盟ゆかりの地
京都府京都市
 - 薩摩藩邸跡の碑
 - 京都守護職屋敷跡
 - 小松帯刀邸跡

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龍馬伝 第34回「侍、長次郎」

2010年8月 22日 By: rainbow Category: 2010年_龍馬伝 No Comments →

自分のやった行為が所属しているメンバーに迷惑の掛かることであった場合、自分の身をもって積みを滅ぼす必要がある。それが江戸時代では当たり前の考え方でした。まるで現代では考えられないようなこういう考え方ですが、どんなにその人が所属に対して貢献していても、1回でも失敗したときには死を持って責任をとることが求められるのです。

確かに、長次郎が行なおうとした密航は犯罪ですし、その当時にあって厳罰であることは確かですが、世界を見て学びたいという気持ちに応えることができなかった、これも今では考えられない時代のせいだということなので、残念でなりません。長次郎が今の時代に生きていれば、きっと大成功をおさめ世の中のために数多くの功績を残すことになったことでしょう。

そんな長次郎は、もともと饅頭屋さんであり日本のためという気持ちから武士になり、亀山社中に行き着きます。しかし、薩長同盟の礎になる桜島丸と拳銃の受け渡し事業を成功させたときに、亀山社中の事業を強固にしようとして判断したことが、社中の中で受け入れられません。そのいざこざの中で社中のメンバーは言ってはならないことを言ってしまいます。人間の心の奥底で眠っている人に対する偏見や差別。それを表面化させてしまうと、もはや人間関係はもとには戻らないのです。

長次郎の死後、社中の人々は悔やんでいましたが、それはもともと彼らの口から出た災いであり、その後悔を一生背負って生きていかなければならないのです。それほど重いことであり、長次郎が「この仲間とはやっていけない」と思わせるに十分な理由でした。

これで、大泉洋さんを見ることができなくなるのはなんだか残念ではありますが、予想以上に長く登場したので、この活躍を記憶の片隅に焼き付けて長次郎の思いがどのように実現されていくのか確認したいと思います。

今回のちょい役として登場したのはテリー伊藤でした。写真屋さんとして登場したのですが、始めの1回だけかなと思っていたら最後の方にも登場し、アップまで映るのですから驚きです。また次回も写真屋として、いや違う役でも登場する可能性がある人なので、しっかりと注視しておく必要がありそうです。

そして最後に、必ず触れておかなければならないのは弥太郎でしょう。完全に後藤象二郎の使いとして指図を受けているのですが、香川照之さんの必要以上の怯える演技とリアクションが完全にコメディーを見ているようで、ここだけ物語が違う時間軸で流れているようです。前回までのクスノキ調査は前回の登場がなくなるほど大変なのに、物語にクロスすることもなかったのですが、今回の指令は西郷を見張るという物語との関連性ばっちりです。いずれ龍馬とのからみも出てくると思うので、それを楽しみにしたいと思います。

◆龍馬伝紀行◆
長崎県長崎市
近藤長次郎ゆかりの地
 - 小曽根邸跡
 - 近藤長次郎の墓(晧台寺)

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