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龍馬伝 第39回「馬関の奇跡」

2010年9月 26日 By: rainbow Category: 2010年_龍馬伝 No Comments →

とうとう今回から第4部の始まりです。最終部なので、心してオープニングを見ようと始まる前からドキドキしていました。始まりは今までと同じように岩崎弥太郎が三菱の社長という立場で記者から取材を受けるというもの。龍馬を英雄のように記事を書いている記者に対して終始不機嫌な弥太郎ですが、咳をすると血が。彼のそう長くないことを視聴者に伝えるためだったのでしょうか。次回の振り返りの場面はきっと最終回付近だと思うので、その頃の弥太郎は最期の場面になるのかもしれません。

またグラバーが部下として働いていたり、母である美和が偉くなった弥太郎に戒めたりするなどサプライズが散りばめられています。ここに弥次郎も登場したら最高だったのですが、それはさすがに時代を動かしすぎな演出なのでNGだったのでしょう。最後に弥太郎の叫び声と共にオープニングが始まります。

オープニングの始めがいつも変わるのですが、第4部は「RYOMA THE HOPE」という副題。未来への願いが詰まった作品になっていくのでしょう。そんな思いを胸に本編に入ります。

時は第二次長州征伐の真っ只中にありました。自分が見落としただけなのかもしれませんが、第一次の描写が全く思い出せません。どこかの場面で表現されていたのだと思いますが。きっと長州軍は前回の反省や苦労を受けて、今回再び幕府軍と対峙しているんだなと勝手に脳内補完しつつ、物語に入っていきます。

高杉晋作の率いる奇兵隊は士気も高く、そこで共に戦っていた龍馬たちも刺激を受けます。日本という大きなことを考えるのではなく、身近にいる人たちを幸せにしたい、その思いが根底にいつもあるべきであり、龍馬たちは奇兵隊の隊員からそれを改めて教わります。こうなると人数ではない強さが生まれますよね。

亀山社中の働きもあり、第二次長州征伐は軍艦からの砲撃10発程度と海岸での高杉晋作の一人殺陣の描写で完結します。ここが日本の流れを変える大きな場面なのですから、もうすこしお金を掛けてもよかったのではないでしょうか。坂の上の雲で描かれる軍艦からの砲撃シーンと比較すると、何となく寂しいと感じてしまったのは自分だけではないはず。

こうして長州が幕府に勝利し、ますます幕府の力は弱まっていくのですが、当然薩摩や長州といった勝ち手は負けた方を追って打ちのめしたい気分になるでしょう。しかしそれをやってしまっては、内紛になってしまい外国から乗っ取られてしまうことを危惧した龍馬は、政権を返上させる作戦を提案します。

ここで木戸が待ってましたと言わんばかりに「大政奉還」という言葉をさくっと紹介し説明します。用意周到で驚きましたが、過去にやってみた人がダメだったから難しく奇跡だとのこと。この奇跡を今まで起こしてきたのが龍馬なのです。

そんな表舞台をひた走る龍馬のことを煙たがっていたのが弥太郎でした、土佐商会を任せられたところまでは大出世なのですが、そこでの商売は龍馬の影があまりにも大きかったのです。長崎で人望を獲得した龍馬ですから、同じ土佐ということであればあまりにも高い壁でしょう。商売でも人間関係が大きな武器になるなかで、龍馬を超えて、人からの信頼をどのように勝ち得ていくのか楽しみです。

それにしても、今回は至る所で吠える人が続出していました。きっと今の演出家の方のブームなのでしょう。その吠えるシーンによって、何かが生まれればいいのですが、今回は「あぁー吠えてる・・・」と少し冷めた目で見つめてしまいました。本来は自分も窓を開けて思いきり吠えないといけないのですが。

次回は犬猿の仲とされる後藤象二郎との面談。どのように話が進んでいくのか楽しみです。

◆龍馬伝紀行◆
奇兵隊ゆかりの地
 - 関門海峡
福岡県北九州市
 - 小倉城
 - 小倉城の大太鼓 厳島神社
 - 長州奇兵隊の墓
山口県下関市
 - 火の山公園

 

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龍馬伝 第38回「霧島の誓い」

2010年9月 19日 By: rainbow Category: 2010年_龍馬伝 No Comments →

今回は、歴史上名高い日本初めての「新婚旅行」の場面。薩摩の人々に助けられながら温泉で療養する龍馬は、途中でお龍に告白していましたが当然はやく時代の最先端に戻りたいという思いが強かったことでしょう。せっかく薩長を結びつけてこれから新しい世の中の構築に向けて進み出そうとしていた矢先の療養だけに本来であれば温泉や観光最高と思ってしまいそうなところですが、非常に複雑だったことでしょう。

それでも、女人禁制のはずの霧島山にお龍と一緒に登頂し、そればかりではなくニニギノミコトが国を治めるためにこの山に降臨して刺したという天逆鉾を引き抜いてしまうのですから、山の神がいるのだとしたらかなり激怒していたことでしょう。それとも「この人ならしょうがないか」と寛容だったのかもしれません。天逆鉾は美術さんの力作だったのだと思いますが、アップになるのでもう少し手の込んだものにしてもよかったのではないでしょうか。ちなみに本当に抜く人が現れるといけないので、NHKのWebページには「高千穂峰の山頂の逆鉾には触ることができません。」としっかり注意書きがあります。

お龍も男装すれば問題ないという説明が厳しい理由で一緒に登るのですが、途中から完全に説明役で登っていた少年を追い越してがんがん山を攻めていました。もしかしたら今はやりの「山ガール」の先駆者はお龍だったのかもしれません。

龍馬たちがラブラブな旅行から戻ってくると、幕府は長州に全力で攻め込んでいました。長州軍が4千人に対して、幕府が15万人というボコボコ状態にも関わらず結構長持ちしている様子。なかなか腰を上げてくれない薩摩にしびれを切らして亀山社中が長州軍に加わることになります。

後に弥太郎も話をしていましたが、この時の日本人は今の幸せな状態がずっと続くと思っていたのです。その裏でこの長州征伐は後ろに控えるフランスやイギリスによっていわば国際戦争になりかけていました。1つ舵取りを間違えてしまうとあっという間に日本は外国の植民地になってしまったでしょう。

その難しい場面において、弥太郎がとうとう表舞台に登場することになります。ジョン万次郎と共に土佐の名産を外国に売りさばく命を後藤象二郎から受けます。後藤の先見の明はかなりあったことがここからもわかります。香川さんとトータス松本が並ぶと本当に似ているなと感じてしまいます。何となく芸人2人が並んでいるようで、何か面白いことをしてくれるのではないかと本編さながらに期待してしまうのは自分だけではないでしょう。

今回は全体的に急ピッチで第3部を終わらせにかかっていたような感じがします。内蔵太がお元にプロポーズして見事OKになった途端に、航海で亡くなってしまう。このhappyから突然突き落とされる構図は長次郎パターンと非常に酷似しています。命を落とすのはこの時代にとって珍しいことではなく、紙一重の世界。亡くなってしまっては時代に影響を与え続けることもできません。

第4部はとうとう最終ターン。結論は誰でも知っていることなので、それに向けて龍馬がどのように「日本を洗濯する」のか、その動きを見ていきたいと思います。そして4部始めの弥太郎の回想シーンに要注目ですね。

◆龍馬伝紀行◆
坂本龍馬とお龍ゆかりの地 
鹿児島県鹿児島市
 - 桜島
 - 仙巌園 島津家別邸
 - 尚古集成館
鹿児島県霧島市
 - 霧島連山
 - 塩浸温泉龍馬公園
 - 犬飼滝
 - 高千穂峰
 - 天逆鉾

 

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龍馬伝 第37回「龍馬の妻」

2010年9月 12日 By: rainbow Category: 2010年_龍馬伝 No Comments →

生死の境をさまよっていた龍馬は、なんとか薩摩藩の助けを受けて命を救うことになります。目を覚ました龍馬のことを何よりも喜んだのがお龍でした。この献身的な看病が、龍馬にお龍と夫婦になろうという決意をさせたのでしょう。今まで様々な女性から好意を寄せられてきた龍馬が行き着いたのはお龍という「龍」つながりなのもなんだか運命的なものを感じます。

目を覚ました龍馬は次第に回復し、薩長の同盟文書にサインをするという重要な仕事を成し遂げます。これで名実共に薩長は手を結ぶことになったのですが、後にその文書を木戸が長州藩主に提示する場面で、「坂本龍馬が証人だ」と声たかだかに説明しているところをみると、本当に龍馬はそういった上の人たちにも「あの人ね」と信用してもらえるのかと感じてしまいます。

第三者の証人がいるということは非常に大きいことだと思いますが、それが誰にでも「あの人が証人なら本当にこれを信じてもいいんだ」と思わせることが必要なのではないでしょうか。藩主などに説得する際に、龍馬という人物がどのように写っていたのが気になるところではあります。

龍馬は、お龍と夫婦になり薩摩藩の助けで九州・長崎に向かいます。そこには、亀山社中や、グラバーたち商人、そして芸子のお元などゆかりの深い人々が龍馬を待っていました。とくに亀山社中にお龍を紹介したとき、お龍は相当恥ずかしかったでしょう。それでもみほとんどの人がお龍を歓迎したことによって、少しだけ安心したのと同時に、お元の龍馬に対する気持ちを敏感に察知します。女の感はこの時代も健在だったのでしょう。

疑うお龍に対して龍馬が渡したのは龍馬が母親からもらった「希」の言葉が入った首飾りでした。龍馬はこの首飾りの思いをお龍に伝え、そして自分たちはいつでも1つであると感動的な愛のささやきを行ないます。いつもの大河ドラマにはないような場面に、すこしドキドキしながらもなんだか自分たちが彼らの証人になったような気分さえしてきます。

そんな長崎で密かに留学に向けて準備をしていた高杉晋作。同じことをして腹を切った長次郎のことが少しだけ気になったのですが、高杉は龍馬と共に面白いことをしようと約束します。結局、留学よりも長州に戻って戦う道を選ぶ高杉ですが、血を吐くシーンは印象的でした。病気は少しずつ彼を病んでいくことになり歴史の残酷さを感じてしまいます。

そして、今週の弥太郎ですが、始めは後藤象二郎に褒められていい感じだったのですが、やはりといっては失礼ですが龍馬の話を聞き出され、結局取り乱すシーンにつながっていきます。自分が日本のためにできることは何かという問いに、弥太郎は少しずつながら答えを見いだしているようでした。今後の弥太郎の活躍が楽しみです。

次回は、日本で初めての新婚旅行といわれる龍馬とお龍の薩摩の旅情編。第3部もラストになるので、ナビゲーターとしての龍馬の活躍がどのように締めくくられるのかしっかりと確認したいと思います。

◆龍馬伝紀行◆
高杉晋作ゆかりの地
山口県萩市
 - 高杉晋作誕生地
山口県下関市
 - 功山寺
 - 奇兵隊結成の地(白石正一郎旧宅跡)

 

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