あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように


あしたまにあーな > ドラマ > 2017年_おんな城主直虎


おんな城主直虎 第43回「恩賞の彼方に」

2017年10月 29日 By: rainbow Category: 2017年_おんな城主直虎 No Comments →

小姓にあがった万千代ですが、予想通り他の先輩小姓かちからは軽いいじめにあいます。就任早々仕事を与えられず、しまいには万千代が調達した薬を自分たちが取り上げて手柄にしようとする始末。小姓に上がる要因となった武具の管理に関する手柄を自分たちのものにできなった彼らか見るとものすごく当然の言動のようにも見えます。しかし、家康が思ったよりも近くにいる状況下の中で、先輩小姓もこれではこの先厳しいのではないかと思ってしまいます。

その万千代ですが、先の薬の調達などなにかと井伊家からの恩恵を受けながら助け合っています。井伊谷での山崩れの際にも絵図を示しながら植林する方法を伝えることで井伊の民を助けています。直虎とのこういった緊張感のある関係があるからこそ、傲ることなく家康の信頼を勝ち得ていっているのだと思います。少しずつ成長していく万千代が楽しみですね。

それにしても今回でおそらくお役御免になったのが甚兵衛でしょう。百姓でありながらものすごく存在感を発揮し、直虎と民との間をうまく掛け合ってもらった存在でしたが、最後に直虎が天に向かって甚兵衛に語りかけているシーンからみると亡くなってしまったのでしょう。ナレ死でなくてよかったです。

■直虎紀行■
静岡県島田市
 - 諏訪原城跡

おんな城主直虎 第42回「長篠に立てる柵」

2017年10月 22日 By: rainbow Category: 2017年_おんな城主直虎 No Comments →

歴史に名高い長篠の戦いが始まります。援軍のはずの信長が提案した策は鉄砲隊を組んで戦国最強の武田軍をいっきりにやっつけるというもの。主導権が完全に信長にあるということで不満を漏らす家臣達ではありましたが、結果的にこの作戦によって織田・徳川軍は武田軍に完全勝利となります。

この辺りの結果はほとんどの人が把握している内容だとは思いますが、その戦の中で直之と六左衛門が不足していた材木を調達したことによって信長からご褒美をいただくことになります。ちょい役で登場した近藤もこれに対して、寺に寄進すると言いだしちょっとした騒ぎになるところが微笑ましくもあります。

しかし、お約束ではありますが、信長役というのは、どうしてこう毎回ステレオタイプなのでしょうか。今回もご多分に漏れず異端児的な雰囲気を前面に出した演出となっています。ここで一般人的な雰囲気で登場したら新しい信長像をつくることもできるのではないでしょうか。

ほぼ主人公になっている万千代ですが、家康から細かい動きを観察していただき小姓に上がることができる様子。これによって一段と様々な目でみられることになると思いますが、どのように乗り越えていくのか楽しみにしたいと思います。

■直虎紀行■
愛知県新城市
 - 設楽原決戦場

おんな城主直虎 第41回「この玄関の片隅で」

2017年10月 15日 By: rainbow Category: 2017年_おんな城主直虎 No Comments →

万千代と万福の後継者として登場したのはノブという中年男でした。登場から六角精児さんのひょうひょうとした演技から能なしと思わせてきたのですが、なぜか家臣たちは彼を見て明らかに動揺していました。そのことが後ほど明らかになります。

それは彼がかつて一向一揆に参加し家康と対峙していた本多正信自身だったのです。その最後の名前からノブと名乗っていたのでしょう。後に家康の右腕として辣腕をふるう彼はこうして身を立てていったのでした。

実際、草履取りをやっても、万千代たちのやり方ではなく次に誰が出てくるかを観察によって予想することによって効率的に作業を行っていきます。この辺りにも知略を見て取ることが出来ます。

家康を中心にして物語が展開し始めますが、その中で万千代は家康に材木の調達をかってでます。初めはそれに対して快諾した家康でしたが、直虎から近藤家のものであることから、筋を通すためにも万千代の申し出を亡きものにしてほしいと願いでます。

こういう厳しさの中にも優しさを見ることができる点も井伊家への好印象に繋がっているのではないでしょうか。

さて、次回は武田との戦が始まります。歴史の中では非常に有名な戦いではありますが、井伊家を中心に見たときにどのようなドラマが待っているのか楽しみにしたいと思います。

■直虎紀行■
愛知県安城市
 - 本證寺