あしたまにあーな

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篤姫 第47回「大奥の使者」

2008年11月 23日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ No Comments →

物語はクライマックスに向けて、どんどんすごい勢いで突き進んでいきます。官軍との戦にならないようにとギリギリまで何とかしようと考える天璋院や静寛院は、それぞれおゆかりのある人たちに向けて嘆願書を出します。

天璋院の嘆願書は都ではほとんど引き継いでもらうことができませんでしたが、それでも久しぶりに登場した幾島の力により、小松帯刀の目に触れることになり、最終的には西郷吉之助にその気持ちを伝えることができました。

その一方で、静寛院の嘆願書はほとんど取り上げてもらえなかったようですが、その行方はどこに行ってしまったんでしょう。すごく気になります。そもそも誰宛に書いたものなのかどうかも少し怪しい気がするのですが、きっと言い方向に向かってくれたものだと信じたいものです。

一方江戸攻めの参謀となった西郷は、すでに大久保や小松の近い存在では少しずつなくなっていってしまったようですね。歴史的には理解していたのですが、もっともっと険しい顔をしながら攻めていったのかと思っいたので、少し拍子抜けしちゃいました。それでも、西郷と幾島の話の中で西郷がそこまで江戸攻めを強行した理由が少しだけ分かったような気がします。

大久保や小松たちと「新しい日本を造るために」という気持ちは根本的に変わらないのです。おそらく西郷は器用な人物ではなかったのでしょう。例え自分の命が果ててしまっても、徳川を完全につぶすことによって新しい時代を作ると強く思っていたのでしょう。その後のことは器用な人々に任せるという、一本気な人物だったのかもしれません。

この物語には一本気な人物、昔菊本が言っていた「女の道は一本道」という言葉に代表される、信じた道をひたすらに突き進む人たちが実に多いことを改めて感じさせられます。前回は、寺田屋で暗殺された坂本龍馬、そして有馬など。

とうとう、次回は江戸攻めが始まります。西郷と幕府側の陸軍総裁(こんな役職あったんですね。ちなみに海軍には榎本武揚でしたね)に就任した勝との運命の会談が行われる「その時」まであと少しです。


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篤姫 第46回「慶喜救出」

2008年11月 16日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ No Comments →

とうとう、薩長軍と徳川家の戦いがはじまりました。俗に言う「鳥羽・伏見の戦い」ですが、この戦いはわずか4日で勝負を決してしまうほどその勢いの差は歴然としたものだったそうです。始め、薩長軍が5000、徳川軍が15000という数字を聞いて、そのあまりにも少ない軍勢に驚きを感じました。関ヶ原の戦いで徳川家康が率いた東軍の数は、7万以上であったことからも、その軍勢の数がいかに少ないかが分かります。

しかし、薩長は外国から仕入れた鉄砲や大砲といった遠隔攻撃手法を確立していたため、関ヶ原当時の戦いとは異なる、近代戦争の始まりといえるかもしれませんね。

いつの間にか、薩長軍の長として西郷吉之助が仕切っているように見えます。いつからなのかよくわからないうちに一番偉い人になってしまったように感じますが、もう少しその課程を描いてあげてもよかったのかなと感じます。

一方鳥羽・伏見の戦い以降、その薩長軍を迎え撃つのは江戸にいる勝海舟、そして天璋院でした。徳川慶喜が勝に言われて渋々会った天璋院は、慶喜に対して最後は家族だからと言って尽力することを誓うのです。本当にここまで権力があったのかどうかは分かりませんが、少なくともここ一番の役割を果たしましたね。

これから展開されるであろう、江戸決戦に向けて勝はどのようにそれを迎え撃つのでしょうか。そして天璋院はどのように大奥をとりまとめていくのでしょうか。段々と焦点が絞られてきて、ますます見逃せなくなってきました。


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篤姫 第45回「母からの文」

2008年11月 09日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ No Comments →

徳川宗家と薩摩・長州との戦が始まろうとしています。そんななか、前々から懸念されていた天璋院が薩摩出身ということで、薩摩に帰そうという動きがここにきて本格化します。前回、大奥を守ると言っていた天璋院に対してかなり失礼な話ですよね。小松帯刀であれば、その状況が分からないので島津久光に進言して、母親に手紙を書いてもらう行動は理解できるのですが、それを受けた小の島や滝山、唐橋たちの言葉はちょっとあり得ないかなと感じます。

そんな中、今回最も活躍したのが唐橋でしょう。滝山と小の島との口論に登場し、その場の張り詰めた雰囲気を素晴らしいユーモアで和らげます。NHKの唐橋のプロフィールの部分を見ると、これから彼女はもっと活躍することになる人物であることがわかります。高橋由美子も最後に来ていい役をGETしました。

一方歴史的に見ると、西郷や大久保達の画策によって徐々に薩摩の挑発にのって戦への道へ突き進んでしまう慶喜。小松帯刀の言葉が重く心に染みます。「国の行く末が分からないまま戦で死んでしまう人たちは、無駄死にだ。」確かにその通りですね。この時期は外国からも目をつけられている日本である以上、下手に内紛を起こしていれば攻め込まれる危険性は高まります。最悪のケースとしては、諸外国の植民地になってしまうことだってあるのです。外国の強さを知っている小松帯刀であるからこそ、先見の明をもって訴えるのですが、大久保達にはそこまで伝わるわけではありません。しかも、病で脚を患っている小松は自力でどうすることもできないのです。まさにこんな時に、という感じですね。

次回はますます大久保、西郷たちが突き進んでいくでしょう。どこで小松帯刀が抑えることができるのかを考えながら期待したいと思います。

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