あしたまにあーな

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篤姫 第16回「波乱の花見」

2008年4月 20日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ 1 Comment →

家定を演じる堺雅人さん、すごい演技力ですね。ここまで見る方を魅了する演技が多い大河ドラマにあって、堺さんが演じるような徳川家定は本当に難しいと思います。にもかかわらず、能なしっぷりをうまく表現できていますね。今日は特にせんべいがうまく焼けないというところでの視線の使い方が頭の良さを感じました。

篤姫の御台所への登用に思いっきり反対している斉昭に対して、篤姫は徹底的に斉昭が編纂している大日本史を勉強することによって相手を知ろうとする辺り、さすがですね。目標がしっかりとある人はその途中の苦労もいとわず、がんばれるんですよね。

島津斉彬の次の言葉に重みを感じます。

”明日がくるものとは思わず、今日という日を全うしないといけない”

一日一日できることを一生懸命がんばることが大切だと、現代にも通じるような言葉をサラリと言う辺り、斉彬の器の大きさを感じます。

そして、篤姫が徹底的に準備した斉昭対策の集大成として一番の「戦」である花見がやってきます。その場であいさつをした篤姫は、斉昭に面と向かってなぜ攘夷をするのか、という誰も聞くことができないことを聞くのでした。大日本史は、唐や天竺などから多くを学んだかを記しているのに、なぜ斉昭は攘夷を主張するのか?西洋からも学ぶべきものがあるのではないのか? 篤姫の抗議に、斉昭は激怒するんですが、最後には愉快だと仰り、篤姫に感服するのでした。これでほぼ篤姫の御台所は決定的となった瞬間だったのかもしれません。

次回は、尚五郎が江戸にやってきて、また淡い恋模様が繰り広げられそうです。

ところで篤姫に出てくる音楽はどれも本当に大河ドラマっていう感じがしないものばっかりなんですよね。それが今までの大河ドラマという枠に捕らわれない、好印象なドラマを作っているんでしょうね。次回も楽しみです。

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篤姫 第15回「姫、出陣」

2008年4月 13日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ No Comments →

はじめ、この題名から篤姫がどこかの国に出陣するのかと真剣に思ってしまいました。何せ大河ドラマですから出陣と来れば戦ですよね。

でも、今回の出陣は違った意味で壮絶なものでした。篤姫は、斉彬の父である斉興、そしてお由羅がいる高輪へ挨拶に向かうのでした。

その前から斉彬は虎寿丸の死によって深く憔悴し、寝込んでしまったことから、それはお由羅の呪詛によるものに違いないという思いが周りに浸透していたのでした。西郷を始めとした志士たちはお由羅を討とうと立ち上がるのですが、直前で斉彬に止められます。

斉彬のすごさはここにも表れていますね。家臣がどのような考えをもちどう行動しようとしているかを常に目を行き届かせていたのでした。

そして篤姫は挨拶の際に、斉興やお由羅の前でこの呪詛騒動のことを先陣を切って取り上げ、そのようなことがないということを本人達から直接宣言させたのでした。さらに自分が将軍家へ御台所として嫁ぐことを内々に伝えたことで自分の立場が上であることを明確にしたのでした。

ここまでくるともう勝負ありですよね。もどってすぐに斉彬への見舞いの品が次々と届きます。一緒にお伴した西郷や幾島のフォローもうまくいく形となりましたね。

この時期、大久保のお父さんも島流しから帰ってきたり、尚五郎も念願の城勤めが命じられたりして、それぞれが明るい未来を着々と進んでいくのでした。ほんの少し、こういった平和な時間を過ごしてそれぞれの関係を深くしていって欲しいと思います。

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篤姫 第14回「父の願い」

2008年4月 06日 By: rainbow Category: 2008年_篤姫, ドラマ No Comments →

篤姫もずいぶんたくましくなりましたね。英姫に拒絶されてもひたすら何日もお会いできるまで粘り続けるところなど、一昔前では考えられないような成長を感じます。幾島も既に篤姫の流れに飲まれてしまっているような感じですね。ちょっと前のように篤姫を強く戒めるようなことはなくなってしまうんでしょうか。

そんな篤姫の夫となる家祥も朝廷より将軍宣下を受け、名を家定と改めることとなり、周りの環境も少しずつ整ってきましたね。

そんな中今日の中心はなんと言っても忠剛の死でしょう。

数回前から、病を隠すことができなくなり今回に至っては床から立ち上がることもままなりません。それでも斉彬が見舞いに来たときは何とか立ち上がり、於一に伝えることは何もないけど、自分が死んだことは伝えないで欲しいと遺言を残します。

そして、2月27日。忠剛は静かに息をひきとります。最後の場面で斉彬が篤姫に伝えた言葉が印象的でした。忠剛が篤姫に自分の死を伝えないで欲しいという気持ちも父としての気持ち、そしてそれを破ってまで篤姫に伝えたのもまた、父としての気持ちだ、と。

これまで、バタバタとあわててばかりいたけど、ここぞと言うときにはしっかりと父親としての威厳を示してくれた忠剛。篤姫の心には長く残っていくんでしょう。演じた長塚京三も好演だったと思います。もう彼を見れなくなるのは少し寂しい気もしますが、まだ見ることのない素晴らしい役者の登場を待っていたいと思います。

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