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「了解」と「承知」の使い分け

2010年11月 14日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

相手の内容を理解し、OKであることを伝えたい場合に「了解しました」と返事をすることが多くあります。この了解という言葉に対して日頃自分たちは特に目上や同僚、下のものといった区別なく誰に対しても利用しているのではないでしょうか。

この了解という言葉と似た言葉として「承知」という言葉が挙げられます。上記の例でいうと「承知しました」という返事もあるでしょう。この了解という言葉と承知という言葉、一体どのように使い分けたらいいのでしょうか。

まずは、辞書の言葉を見てみます。

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◆了解
物事の内容や事情を理解して承認すること。
例文:「お申し越しの件を了解しました」

◆承知
1.事情などを知ること。また、知っていること。 わかっていること。
例文:「無理を―でお願いする」

2.依頼・要求などを聞き入れること。承諾。
例文:「申し出の件、確かに―した」

3.相手の事情などを理解して許すこと。多く下に打消しの語を伴って用いる。
例文:「この次からは―しないぞ」

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これを見てみると、どっちも「指示を受け入れた、理解した」というニュアンスの言葉ですが、「了解」には相手を敬う気持ちは含まれておらず、「承知」には「承る、謹んで受ける」という意味が入っているという違いがあるといいます。

そのため、相手が目上の人であれば「承知しました」、もしくは「かしこました」とすることによって、相手に丁寧な印象を与えることができるのです。

実際の場では、職場の風土やこれまで培ってきた目上の方との関係も大きく左右することから、それに合わせるのがまずは一番と言えるでしょう。その上で初対面の目上の方や、十分に関係が構築されていない関係の中では上記のような心遣いをとっさにしてあげることによって、相手に対して好印象を残すことができるのではないでしょうか。

【参考】メトロガイド 2010年12月号

イラストで徹底解説 知らないと恥をかく!話し方・言葉遣いのビジネスマナー イラストで徹底解説 知らないと恥をかく!話し方・言葉遣いのビジネスマナー
(2008/03)
スピーキングエッセイ

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文字通り一年を締めくくる忘年会に

2010年11月 10日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

そろそろ忘年会の季節となり、自分の担当でも若手が会場の手配やスケジュール調整など慌ただしく動いています。毎年のこと、そしてメンバーも同じ職場の人ということでどうしてもなれ合いの中でダラダラといつもの飲み会をしてしまいがちになります。

しかし、せっかくの忘年会なのですから、愚痴や仕事による途中退席などをせずに文字通り一年を締めくくることができるような集まりにしたいものです。一年を締めくくる方法が問題となりますが、やはり今年一年自分たちはどうだったのか、あなたはどうだったのかといった心に残る振り返りがあるといいとコミュニケーション塾主宰の今井登茂子さんは話します。

その1つおすすめとして挙げているのが「感謝の会話」です。「今年もありがとうございました、来年もよろしくお願いします」では味気ないので、さらにどのようにありがたかったのかを自分なりの言葉で相手に伝えてあげるといいといいます。

その一例を以下に挙げます。

「残業を何度も手伝ってくれましたね。本当にありがたかったですよ」
「何でも分からないこと聞いてと言ってくれた言葉、すごく嬉しかったです」
「電話の対応、うまくなったね。おかげで助かったよ」
「産休でご配慮いただきうれしかったです。おかげで元気に育っています」

隣に座った人にまつわる感謝の言葉を探しながら声を掛けて上げる、そして席を移動しながら様々な人に感謝の気持ちを伝えることによって、みんなの気持ちも温かくなり会話や人間関係もよりよくなるのです。

そんな感謝という温かくも強い関係の中にいることによって、来年もいい年になるようにみんなで頑張ることができるのではないでしょうか。

【参考】日経Plus1 2010/11/06

必ず、人生がうまくいく「ひとこと」の魔法 必ず、人生がうまくいく「ひとこと」の魔法
(2006/10/19)
今井 登茂子

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コンビニのレジ前に団子が置かれている理由

2010年10月 22日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

ほとんどのコンビニで、レジに並んでいるとその前に団子や饅頭と行った和菓子が並んでいるのを目にします。あまり普段は気にすることはありませんが、よく考えてみるとどうして和菓子が並んでいるのでしょうか。この和菓子を手にとって購入する人があまり多くいるとも思えませんし、コンビニに来てわざわざ団子を買う人も多くはないでしょう。

レジ横という場所について考えてみると、想像通り一番売れる場所といえます。レジに並んでいてついでに置いてあるものが気になって手に取ってしまうことを狙った効果的な販売手法なのです。

では、団子などの和菓子はお店にとって利益をもたらす魅力的な商品なのかというと実はそうでもないといいます。それに、一日平均44万円程度の売上げの中で和菓子の販売は1日平均で約1000円。たったの0.2%の売上げでしかも利益率も良くないのです。

ということは、このレジ前という魅力的な場所に3本で100円の団子をおくことに対して、謎が深まるばかりです。お店として一番売れる場所なのであれば、一番売れる商品を置くか、一番売りたい利益率の高い商品を置くべきなのに、なぜか多くのコンビニは和菓子をおいているのです。ここには、何か秘密があるに違いありません。その謎を船井総合研究所の笠井清志さんが明かしてくれました。

和菓子を購入する中心層は高齢の方になります。コンビニというと若者というイメージがありますが、街の中で営業をする上で高齢層の存在を忘れてはいけません。数が多いのもそうですが、街とコンビニが一体化するためには、その街に長く住んでいる高齢層に愛される存在であり続けなければなりません。

そう考えると、高齢の方にお店に来てもらうための工夫を店舗内に施す必要があります。その1つの戦略として和菓子やせんべいをレジ前に置くのです。もしも売上げだけでを考え、店の奥におかれてしまったら、高齢の方が来て見つけることができず、「このお店には自分の欲しいものがない」と思われてしまい、二度と来なくなってしまうでしょう。

もちろんすべてのコンビニで、上記のように考えて戦略的に和菓子を置いている訳ではないと思いますが、高齢者に優しい店舗づくりを促進した結果の手法が元々の考え方であることがわかります。

であれば、それをもっと訴求するともっと効果を上げるのではないでしょうか。和菓子が置かれていることが分からなくらいひっそりとレジ横に置くのではなく、高齢者に優しくすぐに欲しいと思っていくことができるようにディスプレイしたり、若者も和菓子を食べたいと思うような施策を打つことができれば、まさに一石二鳥だと思います。

本来の目的だけなく、売上げを上げるという本来の目的も達成できるディスプレイと施策が効果的に働いたとき、もしかしたら和菓子ブームが訪れるかもしれません。

【参考】COBS ONLINE
http://cobs.jp/jijinews/trend/2010/10/18_1.html