天空の城ラピュタを改めて観ると
宮崎駿作品の中の一つで日本中で知らない人はおそらくいないんじゃないかと思えるほどの有名なアニメだ。
公開が1986年というのだから実に20年以上経過しているんだけど、全然そんな感じはせずむしろ今観ると新しささえ感じる。
おそらく宮崎アニメの中で最も夢と希望と冒険の3つをうまく兼ね備えた作品といえるかもしれない。空を飛ぶという人々の夢を叶える飛行石。
それを巡ってエゴが渦巻く汚い大人の世界に、必死に立ち向かうパズーとシータ。
パズーはただシータを守るため数々の困難を克服し、見事それを成し遂げる。その姿にきっと多くの人が勇気をもらったんだと思う。
シータもリュシータ・トエル・ウル・ラピュタという古くから伝わる名前を受け継ぎ、その運命に翻弄されながらも必死でパズーを想い、勇気を持った行動をとる。
周りに出てくる人たちも優しいですよね。ドーラおばさんも鉱山の男たちも。
少し調べてみると改めて新発見があった。
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この作品は、元々宮崎駿が『未来少年コナン2』として企画しNHKに提案したが、採用されなかったため映画化したものである。元の企画はNHKに残され、後に『ふしぎの海のナディア』という形で作品化された。このため、両者には似通った設定が見られる(超古代文明の末裔で不思議な石を持つヒロイン、おなじく末裔でその技術力で世界征服をもくろむ悪役など)。
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確かにナディアと似ているよね。でも、作品のまとまり具合はこちらの方が上かもね。
改めてこの作品を見ると、人の優しさを感じることができる。
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