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アイドルDVDイベントはどこまで行くのか

2012/03/25 Category: ニュース

ずいぶん昔のことですが、会社の先輩に連れられて向かったのは東京・秋葉原にある石丸電気の建物の中でした。会場となるスペースの一つ下の階にあるDVD売り場でDVDを購入するともらえる1枚のチケット、それこそが求めるものである握手会イベント参加券でした。

会場に着くとすでに異様な熱気に包まれ、前から数列は明らかなアイドルのファンらしい人々で埋め尽くされています。手には、どこまで望遠して取ることができるのかわからないくらいものすごいカメラを持っていて、普通のデジタルカメラを持っている自分は完全に場違いな様子。怖じ気づく自分ではありますが、何とか気持ちを立て直しイベント開始です。始めにトークショーがありその後に握手会という流れだったのを思い出します。

時は経ち、アイドルの新作DVD発売イベントはその頃とかなり様子が違っているといいます。サインや握手、それにプラスしてその状況を写真にとってくれるサービスは当たり前であり、ある程度名前の売れたアイドルでないと他と差別化して人を呼ぶことができなくなっているそうなのです。

DVDの売り上げがほぼそのイベントでの売り上げと同じになってしまうというアイドルの場合、上記のようなオーソドックスなイベントではもはや人は来なくなっていて、さらに過剰なサービスが求められるようになっています。以下にそんなサービス例を示します。

・ アイドルの私物を賞品としたじゃんけん大会
・ アイドルが後ろから抱きついてくれるサービス(写真撮影付き)
・ アイドルの膝枕サービス
・ 手作りチョコサービス
・ おにぎりイベント

あるプロダクションの関係者によると、作品としてDVDの中身に興味があるファンは少なくなっているのが現状で、もはやDVDはイベントに参加する入場券といった位置づけになっているといいます。つまりイベントを今後もっともっと充実させていかないと集客することができないという厳しい世界になっていくことになるのです。
DVDやCDに価値があるわけではなく、その周辺のイベントに価値がある。AKB48で広まったこの考え方は、よりニッチな世界であるアイドルDVDの世界で、より過激さを求めてその先に何があるのか分からないまま突き進んでいくことになりそうです。

【参考】NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20120325_97129.html




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