ご飯をフォークで食べる方法
昼食で洋食屋さんに入ったときのこと。ご飯かパンを選ぶことができるのですが、腹持ちが良さそうなご飯を選び、注文が届き、お皿に載ったご飯とフォークが登場します。いつも当たり前のようにご飯をお箸で食べている純粋な日本人なので、どのように食べたらいいのか一瞬躊躇してしまいます。
同僚は迷わず、ご飯をフォークの背中、つまり丸まった山の部分に乗せて食べ始め、自分もやってみたのですが、どうも難しいので断念してフォークですくって食べ始めます。しかし、いったいどちらの食べ方がマナーとして正しいのでしょうか。
そこで、フォークを使ったライスの食べ方について調べてみると意外な事実が分かりました。それは、背に乗せるのはイギリス式、すくって食べるのがフランス式だというのです。
◆イギリス式マナー
フォークは、常に背を上に向けた状態で持ち、持ち替えたり、向きを変えるのはマナー違反なのです。よって付け合せ野菜として扱われるライス、小さい豆類、コーンと豆のベジタブルミックスなども、すべてフォークの背に乗せて食べます。
◆フランス式マナー
イギリス式のように、持ち替えの禁止、向きを変えるのを禁止したりしていません。フォークを右手に持ち替えても良いし、背を下にして、スプーンのようにライスや小さい豆をすくって食べても構いません。
このようにイギリス式、フランス式というようなマナーを守る必要があるのは、格式の高いレストランで食事をするときで、通常はあまり気にせずに自分が食べたいように食べればいいようです。しかも、フォークで食べるのが嫌であれば、その場で箸を要求したら出してくれるところもあるといいます。
仮に、格式の高いレストランで食事をする必要があるときには、ご飯などのような扱いが難しいものを選ぶのではなく、素直にパンを選んだ方がいいでしょう。そのような店では、フォークの使い方だけでなくもっと他にも様々なテーブルマナーがあるのだと思いますが。
【参考】教えて!goo http://blog.goo.ne.jp/oshiete_watcher/e/f31b8cd6ec28aa4711670af62d247c22
テーブルマナーの絵本 (2011/11/17) 高野 紀子 |
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