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節電時に気をつける扇風機の使い方

2011/06/30 Category: ヘルスケア

7月1日から東京電力、東北電力管内にある大規模工場など大口電力需要家に対して昨年比15%の節電を義務付ける電力使用制限令を発動されます。これによって、働き方が変わるという人も多いと思いますが、一般家庭においてもよりいっそうの節電が求められるようになります。

節電を一般家庭でする場合に、もっとも効果的だといわれているものの一つにエアコンの設定温度を2度ほどあげるという施策があります。今、35度を越すような猛暑日に立ち向かうものとして、エアコンの代わりになるものとして扇風機が注目されていますが、女性のための統合ヘルスクリニック・イーク丸の内の仲眞美子院長によると、扇風機の使い方に気をつけないと体調を崩してしまう原因となってしまうといいます。

そこで、今回は多くの家庭でエアコンの代わりに今年の夏フル稼働する予定の扇風機の上手な使い方についてみていきたいと思います。

パナソニックエコシステムズのデータによると、室温28度で風速ゼロの場合の体感温度は29.4度であるのに対して、直接風が当たる時の体感温度は風速を1メートルにしただけで26.1度にもなってしまい、約3度の差が生じるとあります。

この温度の差が睡眠時に問題となるのです。一般的に睡眠時には人間の体温は下がります。その状態で扇風機の風が当たれば体温は必要以上に下がってしまいます。体温が下がれば免疫力が低下し、皮膚表面の熱が奪われ、肌表面の毛穴が収縮してしまい、放熱がうまくいかないといったこともあるのです。このように、扇風機の風が直接当たり続けることは、体にとって負担になるものだったのです。

では、そのためにどうしたらいいのでしょうか。快眠セラピストの三橋美穂さんによると、天井や壁に向けた風がはね返って、部屋全体にゆるやかに空気が流れる状態が理想的だといいます。よって、ベッドから扇風機をなるべく離し、最弱で首振りにして上方に向けて、使うようにすると気温を下げることができるだけでなく、体温の低下を防止することができるでしょう。また、タオルケットのようなものでも構わないので必ず肌にかけて寝るといいと思います。

暑いけど体を冷やしすぎてはいけないという一見矛盾するような条件をクリアしなければならないのですが、快適に節電ライフを続けるためには、まずは体調が崩れないことが第一です。そのためにも直接扇風機の風に当たって寝ることのないよう気をつけたいものです。

【参考】NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20110630_24470.html




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