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サクマ式ドロップスの缶からハッカ味が出たときはアタリ?

2010/09/14 Category: 日記

今も昔も子供たちから変わらず愛されているキャンディーといえば「サクマ式ドロップス」をおいて他にはないでしょう。映画「火垂るの墓」でも主人公の節子が兄である清太から大事そうにもらった場面は心が締め付けられると共に、サクマ式ドロップという飴がすごく大切であるという共通認識をみんなが持っていることを裏付ける場面でもありました。

そんなサクマ式ドロップスですが、小さい頃何が出てくるかワクワクしながらカランカランと音を立てながら取り出してみると、白濁色の丸いハッカ味が出てきてしまい、すごく残念で悲しい思いをして、コソコソと再び缶の中に戻すといった経験が誰にでもあるのではないでしょうか。グレープやオレンジ、ストロベリーといった甘いキャンディーを想定していたにも関わらず、鼻がスースーしてしまうハッカは子供ながらに「はずれ」をひいた気分でした。

そのハッカが今、逆に子供たちから大人気だといいます。ハッカ味をすすんで選ぶ子供が増えていて、ハッカ味が一番好きだと話す子供まで現れ、取り合う状況になることも珍しくないとか。そしてそんな要望を受けて、14?15年前からハッカ味のみの「サクマ式ハッカドロップス」も登場しているというではありませんか。自分たちが子供だった頃に苦手だったハッカが現在の子供たちに人気なのはなぜなのでしょうか。

その素朴な疑問に対して真剣に考えている人がいます。

◆説その1: 味のこだわりが多様化している
 お菓子といえば、定番のフルーツ味を基本にしているものがほとんどだった無足と比較して、今は色々な味が登場しています。それによって、消去法的にフルーツ味じゃないハッカを選ぶようになっているのではないかという説。

◆説その2: スースー味に慣れている
 自分たちが小さい頃、スースーする味のお菓子はあまりありませんでした。なので、子供ながらにこの刺激は強すぎたのかもしれません。それが今ではフリスクやキシリトールガム、のど飴に至るまでミント味などスースーするものが多くあり、子供がこういった商品を通じて味に慣れたという説。

◆説その3: 健康志向が子供にまで広がっている
 子供に対してジュースよりもお茶を飲ませる親が増えていることから、子供もフルーツ味のような甘い味に対して、糖分のとりすぎを心配するあまり敬遠する方向にあるのではないかという説。

佐久間製菓によると現在のベーシックな「サクマ式ドロップス」はオレンジ、アップル、イチゴ、パイナップル、レモン、ぶどう、チョコ、ハッカの8種類で、昔はハッカとチョコが少なめだったのですが、今では種類配合において均一になるようにしているということ。

本当のところがどこにあるかは分かりませんが、製造元もハッカが昔よりかなり需要があるということを受け止めて対策を打ってくれているようです。確かに、自分が大人になって味覚が変わったからなのか、食の環境が変わったからなのかわかりませんが、今ではハッカ味が出てくるとすごく嬉しい気持ちになることは確かです。

子供たちが親の世代になったとき、このドロップスの中身がどのように変わっていき、一番好きな味が時代と共に変わっていくのかもしれません。そう考えるとサクマ式ドロップスの中にそのときの時代や子供の思いがぎっしりと詰まっていると言えるのかもしれません。

※「サクマ式ドロップス」と「サクマドロップス」
ちなみに正確には佐久間製菓とサクマ製菓の2つの前身を同じくする2つの会社から別々な商品が出ていて、佐久間製菓は主に赤い缶で「サクマ式ドロップス」、サクマ製菓は主に緑色の缶で「サクマドロップス」という名前で売られています。このふたつの味の違いは、サクマ式ドロップスが上記の味に対してサクマドロップはブドウとチョコの代わりにメロンとスモモが入っています。

【参考】Excite News http://www.excite.co.jp/News/bit/E1283849057235.html

 

サクマ式ドロップス

サクマ式ドロップス

価格:210円(税込、送料別)




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