一皮むけた先にある新しい自分
2010年7月6日の日本経済新聞のとあるコラムで、洋画家の入江観さんが次のように語っています。
「ひと皮剥いだところに何が見えるかは予想もつかない。しかし、自分が続けて来た仕事というのは、実は、自分も知らない自分に出会うための旅だったのではないか」
この言葉は、自分の中に眠っていた密かな不安を払拭してくれるものとなりました。人生において自分がなりたいもの、理想は明確に持っておくべき。それがキャリアビジョンとして多くのビジネス啓発書では書かれています。
一体どのくらいの人が自分の中に明確に未来の自分を持っているのでしょうか。未来の自分は持っていないといけないものにも関わらず、自分には明確にそのようなものを描くことができずにいました。
しかし、自分が今やっている仕事や趣味に対して一生懸命取り組んで、ぶち当たる壁は必ずあります。それを乗り越えることによって成長することができるのですが、どのように成長するのかは、そのときになってみないとわからないのです。
そんな新しい自分を発見することができることは、実は素敵なことなんじゃないかと考えられる言葉だと思います。そのために、まずは日々の仕事や生活に一生懸命に取り組むことが大切なのだと改めて感じるきっかけとなりました。
【参考】日本経済新聞 2010/07/06
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