ヒースロー空港が「世界最悪な空港」の理由
『空港ラウンジサービスの会員で、頻繁に飛行機を利用する1万4500人を対象に実施した調査では、世界で最悪の空港は昨年に続き、ロンドンのヒースロー空港だった。一方、最も人気のある空港にはシンガポールのチャンギ空港が選ばれた。2番目に評価の高かった空港は、香港国際空港。欧州の空港で最も人気だったのは、アムステルダムのスキポール空港だった。このほか、最もひどい空港には、パリのシャルル・ドゴール空港とロサンゼルス国際空港が続いた。調査を実施したプライオリティ・パスは、発表で「パリでロマンチックな休暇を過ごそうと考えている人は、ムードを壊されたくなければ、ヒースロー空港経由でシャルル・ドゴール空港に到着するルートを避けなければならないことが示された」と述べた。』
この記事は2009年10月23日にロイターから発表されたものです。このニュースを読んで納得できたのは実際に利用した人だけでしょう。ヒースロー空港やシャルル・ドゴール空港を使ったことがない人がこの記事を読んだも、何がどのように悪いのか全く分からないので、フラストレーションが溜まるのではないでしょうか。せめてもう少し補足がほしいものです。
そこで、どのように悪いのか実際に使った人の言葉などを総合して、「どのように」最悪なのかを調べてみることにします。その内容の真偽については自分も使ったことがないので分かりませんが、参考になる部分はあると思います。
◆ヒースロー空港の問題
・空港内が広く、複雑に入り組んでいるにも関わらず、案内が不親切である
・手荷物がなくなったり、破損された状態で出てくることが比較的多い
・航空機が混雑していて着陸できずに待機することが多い
・手荷物検査が多すぎで長すぎる
・入国管理の職員の態度が悪い
・ターミナル間の移動時間が長い
◆シャルル・ドゴール空港の問題
・空港職員がフランス語のみはなし、英語を話さない
・案内サービスが悪く、不親切である
・3つあるターミナル間が離れすぎている
・入国管理の職員の態度が悪い
このほかにも実際に利用した人からみると目に付く部分はあったと思いますが、具体的な課題を記事として書くことができない事情もあるのだと思います。しかし、今回のアンケートが「空港ラウンジサービス」という特定の利用者の声であり多数の利用者の総意ではないことを差し引いたとしても、利用者からみるとこういった声が上がっていることを真摯に受け止め、改善する動きも一方で必要ではないでしょうか。
【参考】
・REUTERS http://jp.reuters.com/
・Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp
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