子ども食育体験「キッズごはんワールド」
御飯をおいしく食べることができるというのは本当に素敵なことです。食生活が多様化した現代において、御飯という選択肢は確実に少なくなっているのが現状です。うちの子供も御飯類よりも麺類やパン類といった食事の割合の方が高いのですが、きっと同じような状況にある家庭は多いのではないでしょうか。
そんな御飯を改めて見直しておいしく食べよう、そのときに食べる御飯は御飯でも「トクベツな御飯」にすることによって、改めて御飯の大切さと美味しさを感じようとするイベントが、子ども食育体験教室「キッズごはんワールド」です。このイベントの抽選に当たったので早速参加してきました。
キッズごはんワールドが行われたのは、川崎・宮崎台にあるJAセレサ川崎本店ホール。すごく綺麗な建物で、期待も膨らみます。今回のプログラムは以下の通りでした。
1.絵本の読み聞かせ
一龍斎貞友さん(忍たま乱太郎のしんべヱ役)
?カレーライスたべたくなっちゃって
?りっぱなうんち
2.パパ料理研究家の話
滝村雅晴さん
3.ワンワンとあそぼう
4.ごはんをつくってみよう
おそらく一番人気はワンワンだったと思います。子供たちはみんなはしゃぎまくっているにも関わらず、我が子は一番前という特等席を確保しながら、何もせずにずっとワンワンとおねえさんを眺めていました。おねえさんは、しまじろうのDVDにも出演している方でしたが、主役はやはりワンワンでした。途中、息が続かなくなってしまったのかワンワンは休憩しに下がってしまいましたが、それ以降はワンワンパラダイスやおにぎりのうた、ぐるぐるどかんなどメジャーなところを休みなしで踊って帰って行きました。
最後まで踊ることがなかった子供は、きっとNHKの番組に登場してもよくいる何もせずに立っている子供になるのでしょうね。今回は琴ちゃんは家族の元へと帰っていき、うーたんは来る前にぐずったので欠席とのことでした。残念ですが、代わりに三谷たくみおねえさんなど来てくれたらよかったのですが、そううまくはいかないようです。
その後は、御飯を実際に作ってみるというイベントでした。すでにごはんや具などの材料は整えられていて、子供と奥さんと3人でおにぎりとサラダを作って食べることにします。周りを見ると自分でさくさくおにぎりを作っている子供が多いのですが、我が子はまだまだそんなことが出来るわけもなく、脱走する機会を探っています。何とかなだめつつ作ったおにぎりを子供はすごく美味しそうに食べてくれます。ふりかけの効果も会ったのかもしれませんが、少し驚きでした。
今回、食育という観点で実践して気がついたのは、自分で作る御飯は誰かに作ってもらって食べる御飯よりもずっと美味しいということ。すべてが国産の食材を利用していることからもおいしさを感じることができたのかもしれませんが、自分で作る方が何倍もおいしいのです。子供が大きくなったとき、一緒に御飯を作って食べてみるという習慣を作ってみたいと強く感じました。そうやって食事に興味を持ったとき、その先にある食材が抱える問題にも目を向けることができるのだと思います。
【参考】キッズごはんワールド http://www.kids-gohan-world.com/
子どもにとっておやつはごはん (心と体を育てる軽食とおやつレシピ) (1997/11) 本多 京子 |
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