ナンバープレートのカバーが禁止に
これまで、ナンバープレートに付けている半透明のカバーは、高速道路などで速度取り締まり装置で撮影した際にナンバーを真っ黒にして判別しにくくするために取り付けているものだと思っていました。ところがこの行為は各都道府県の道路交通法施行規則によって厳しく制限が加えられています。
にも関わらず街の中を走る車に目を向けてみると今もなお、多くの車のナンバープレートがプラスティック製のカバーに覆われています。きっと、赤外線を吸収したり反射したりする違法なカバーではなく、その他の用途であると思われます。アニメのキャラクターがプリントアウトされているものもあれば、車体の色のあわせたプレートにしてファッション性を高めているものまであります。
これまで、このようなプレートが見えにくい状態になっていることに対しては明確な違法性を問うことができませんでした。子供を持つ身になると、車と接触したり連れ去られたりする可能性があることから、車のナンバープレートが隠されていることに対して本当に不安でした。こういった問題に対して国土交通省がナンバープレートにかぶせる樹脂製のカバーを全面禁止し、大型トラックについてもナンバーを荷台の下に見えにくい状態で設置することも禁じるよう省令を改正し、2009年秋にも施行することで検討しているそうです。これでいずれは法律となって登場することでしょう。
このような法律は市民の間で問題意識を伴って一般化するまである程度の時間を要します。なぜいけないのか、直接他人に迷惑をかけているわけではないという言い分が強くなってしまいがちですが、有事の際に確実に身元を探り出せるという安心感は犯罪の抑止力にもなります。そのことを警察だけでなく自分たちも強く意識したいものです。
◆国土交通省が考えるナンバー取り付け位置に関する方針(一部)
・ナンバープレートがカバー等で覆うことを全面禁止
・装着したまま走ると、道路運送車両法第19条違反となり罰則を適用
・荷台の後ろ端から30センチ以上奥まらない
・35度以上傾けない
【参考】asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/0711/TKY200907110118.html
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