10分充電で2時間待受けできる太陽光発電携帯
朝電車に乗ったときに「さぁ早速ケータイでアプリゲームでもするかな」とウキウキしながら画面を見ると、電池残量が残り一つになっていることってありませんか?
残り一つであっても、全体の10%程度はまだ電池残量はあるのですが、ここでもあえてアプリゲームや音楽、ワンセグを見ようという気にはなれないと思います。コンビニに寄って1000円近くする充電池を購入するのもなんだかもったいない気もするので、行動を制限せざるを得なくなります。こんな時は、自分がいかに携帯に依存しているか痛感させられるものです。
でも、ECOが叫ばれる近年、家庭にもソーラーパネルが登場し、1割程度の負担を政府がしてくれるのに、もっと身近で手のひらにある自分の携帯電話を充電するのがコンセントだけというのはおかしいと改めて思います。天気がいい日には、太陽電池パネルを使って充電したいですよね。
そんな思いをau by KDDIが実現してくれました。auがすごいのは太陽電池パネルを携帯電話に搭載してしまったことです。この防水型携帯電は2009年6月に発売される予定となっています。
この新端末はシャープ製で、約10分の太陽光発電による充電で通話なら1分程度、待ち受けなら2時間程度が可能だといいます。太陽光発電で本体電池容量の最大80%まで充電でき、家庭用電源で充電した場合と比べて二酸化炭素排出量の削減に貢献できるそうです。確かにこれならアウトドアでも電源を気にすることなく携帯電話を使うことができそうですよね。
これまでは、ストラップや外付けという形で太陽電池パネルが実現されていたのですが、携帯電話自体に標準装備されることで、余計な荷物にもならずにお手軽に太陽光発電を使用することができますね。こういった商品に対しても国から補助金を出すべきなんじゃないでしょうか。
携帯電話自体の消費エネルギーは小さいことから、全体では大きなエネルギー削減効果を期待することは厳しいかもしれません。しかし、ECOに協力しているという意識は格段に上がることは間違いないでしょう。こういう商品であれば他社も競って、利用者から見たときに便利になるようにして欲しいと思います。
【参考】ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0904/20/news070.html
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