ゴルフコンペでのハンディキャップ設定方法
そろそろ暖かくなってきて、ゴルフコンペのシーズンがやってきました。自分の担当でも今週から2日に分けてゴルフ大会を企画し、すでに始まる前から負けられない相手同士の戦いが静かに始まっています。
そんなゴルフコンペで必須なのが、ハンディキャップだと思います。テレビでやっているゴルフ大会のようにスコアそのもののことをグロスといいますが、そのグロスではなく、ハンディキャップを差し引いたネットという値で順位を付けるのがゴルフコンペの通例となっています。
ハンディキャップは、隠しホールとよばれる誰も知らないホールをサンプリングし、そこでのスコアだけをもとに決められます。その隠しホールの数によって様々な方式が存在し、それぞれ一長一短があったりします。そこでそのハンデ方式である、ペリア方式、新ぺリア方式、新新ペリア方式の3つについて見てみたいと思います。
■ペリア方式
・内容
隠しホールを設けて、そのホールでのスコアを元にハンディを算出します。
・隠しホールの作り方
アウト・インに3つずつ、パーの合計が24になるように6ホールの隠しホールを設定します。通常パー3・4・5をアウト・インから1つずつ選択するのが一般的です。この6ホールのスコアの合計を3倍し、コースのパー(例えば72)を引き、算出された数値を80%にした数字がハンデになります。一般的にハンデを40までに設定するのが普通です。
・計算式
([6ホールのスコア合計]×3?[そのコースのパー])×0.8=ハンディキャップ
■ダブルペリア(新ペリア)方式
・内容
ペリア方式の運の要素を薄くする目的で考案された方法で、選ぶホールが多い分だけ実力が反映したハンディキャップが算出されやすいという特徴を持っているといわれています。
・隠しホールの作り方
ペリアの倍の12ホール(通常パー3とパー5をアウト・インからぞれぞれ1ホール、パー4をやはりアウト・インからそれぞれ4ホール)、合計パー48になるように隠しホールを設定し、隠しホールのスコアの合計を1.5倍してコースのパー(例えば72)を引き、その算出された数値を80%にした数字がハンデになります。
・計算式
([12ホールのスコア合計]×1.5?[そのコースのパー])×0.8=ハンディキャップ
■新新ペリア方式
・内容
ペリア方式では運の要素が強すぎるケースが多く、新ペリア方式では実力が反映されやすいということから、ペリアと新ペリアの中間として考案された方法です。
・隠しホールの作り方
ペリアの1.5倍の9ホール(通常パー3とパー5をアウト・インからぞれぞれ1ホール、パー4を全部で5ホール)、合計パー36になるように隠しホールを設定し、隠しホールのスコアの合計を2倍してコースのパー(例えば72)を引き、その算出された数値を80%にした数字がハンデになります。
・計算式
([9ホールのスコア合計]×2?[そのコースのパー])×0.8=ハンディキャップ
どれを選択するかは、コンペの性質によります。比較的初心者が多く、誰が優勝するか分からないという誰にでもチャンスがあるんだという楽しみを提供するのであればペリア方式を選択するといいと思います。一方、実力を反映して、頑張った人が上位にくるようにしたいというのであれば新ペリア方式を、その中間であれば新新ペリア方式を選択するといいと思います。
この考え方には賛否両論ありますが、上記に述べた考え方が一般的な考え方となっているので、参考にしてみて下さい。
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