自分の強みを見つけ伸ばす方法
社会では自分の強みは何ですか?と問われることが数多くあります。就職の面接から始まり、入社した後も自分をアピールすることが常に求められ続けます。「あなたはどんな人ですか?」すごく簡単な質問なんですが、それゆえ答えに詰まってしまう人も多いのではないでしょうか。
自分のなかには、自分が見ることができていない自分だけの強みが必ず隠されています。自分のことをわかっているひとに聞いてみるのもいいと想いますが、その内面を見つめ自分の良さを探し出すことができるのは、最終的には自分しかいないのです。そこで、メンタルコーチングを手がけるピークパフォーマンスの代表である平本あきおさんの話をもとに、自分の強みを見つけて伸ばす方法についてまとめてみたいと思います。
<自分の強みを見つけ伸ばす方法>
■自分に問いかける
・気づくとしていることは?
空き時間に自然にしていること、飽きずに続けていることが自分の強みです。
・ピーク体験はいつか?
仕事上の成功など客観的事実ではなく自分の気持ちが乗っていた時を思い出します。
・どんなときに自分はできると思えたか?
いい意味で調子に乗るとますます頑張り、強みを発揮しやすいのです。
■発想を転換し弱みを強みに
・弱みは強み
「弱みがあったからこそよかったと思えたのはどんなときか」と自問自答します。例えば、「口べただからこそ、相手の話をよく聞いて信頼を得られた」など。
・強みを表す言葉に自分の弱みを言い換える
「臆病」は「慎重」、「せっかち」は「迅速」、「くよくよする」は「思慮深い」などいい言葉に置き換えましょう。
・思い込みを取り除く
弱みと思いこんでいることもあります。例えば臆病と思いこんでいたら、逆に「臆病でなかったときはあったのか」と例外を探すことによって、そうだという思いこみをなくします。
■仕事に生かすには
・ピーク体験時の感覚を思い浮かべる
熱くなっていた、頭が冴え渡っていた、胸が躍っていたなど身体感覚を思い浮かべます。
・集中する
思い浮かべた身体感覚を再現した状態のままで精神を集中します。
・目の前の仕事に取り組む
集中した状態で仕事をするとパフォーマンスもおのずとあがります。
いずれも大切なのは、自分という存在をポジティブに見てあげることです。自分なんて・・・と思っていても何も生まれませんし、何も見えてこないでしょう。自分にも必ず強みがあり、うまくいったときがあります。そのことを強く意識することで、自ずと自分の強みは見えてくると思います。プラス思考は人をプラスの世界へと導いてくれるのです。
【参考】日経Plus1 2月14日
ビジネスパーソンのための自分プロデュース術 転職に役立つ「自分の強み」の作り方、活かし方 (2008/12/16) 細井 智彦 |
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