篤姫 第40回「息子の出陣」
今回のメインは、小松帯刀でしたね。
蛤御門の変で危機にあった御所を小松帯刀を中心とする薩摩藩が救い、さらに街の人々に米を分け与えるという優しさをみせたということから、彼がいかに素晴らしい家老だということがわかります。
そんな彼の人望からか、芸妓であるお琴から見初められ小松邸に見張られ、坂本龍馬が訪ねてくるのを不審者かと思ったというところでは、ストーカーなんじゃないかと思うほどの思いの深さを示しています。
このドラマ全般で瑛太は大活躍ですね。主人公である天璋院はある意味当たり前としても、その次に活躍しているのは間違いなく小松帯刀なんじゃないでしょうか。
一方大奥では、和宮に子供ができたという話が盛り上がりみんなで喜びに満ちている状態でした。あまりの喜びに、天璋院はでんでん太鼓を和宮に贈り、家茂も大いに喜んでいたにも関わらず、それが間違いだったと分ります。
でも、その結果和宮と天璋院の関係は良好なものになりましたね。次まででんでん太鼓はとっておくという和宮の言葉に胸が締め付けられる思いで一杯になりました。彼らを待ち受ける未来を知るものとして、この場面で子供が生まれなかったことが、いかに悲しいことか考えると悲しくなります。
しかし、写真をとってみんなで和やかになっているのをみると、少なくとも今は忘れていて欲しいと切に思います。
次回からはとうとう、帯刀と天璋院が敵味方になっていき、家茂も大きな運命に飲込まれていくことになります。
心して見て行きたいと思います。
「篤姫」が好きだった「薩摩のクロガネモチの木」
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