真田丸 第7回「奪回」
信長亡き後の戦国の世の中は完全に混乱状態で、誰が天下を取ってもおかしくない状況でした。今回の真田丸に関しては、そんな全国の状況まで手を広げて離すことはしないで、ひたすらに真田周辺の出来事に集中しているのが素敵だと思います。世の中では、有働由美子さんが歴史上の大きな出来事をナレーションだけでばっさりと切ってしまう「ナレ死」という言葉が登場しているようですが、その潔さがこのドラマの端切れのよさを演出しているのだと思います。今回も滝川一益がナレ死してしまいましたが。。。
今回のなかでもっとも目に付いたのが、きりでしょう。男性陣がもの凄く迫真の演技をしているにも関わらず、信繁に暴言をはいたり、抱きついたり現代ドラマでもないような展開に見ている方としてはもの凄く違和感を覚えます。いずれ仲の良い展開になるための布石なのだと思いますが、女性陣で安心して見ていられるのはおばばさまだけというのが悲しいところです。
そんななかでひときわ存在感を発揮していたのはやはり昌幸でしょう。ここまでの流れとこれからの展開を考える完全に主人公と言ってもおかしくないほどの活躍をみせているのですが、それ以上に草刈正雄さんの演技ももの凄いものがあります。彼の前には息子達もまだまだ青二才のような気がします。次回予告を見てもまだまだこの快進撃は続きそうです。きっとこの辺りが真田家にとってもの凄く大切で、今後の流れを左右するところなのでしょう。緊迫の場面が続きますが、次回も楽しみにしたいと思います。
◆真田丸紀行◆
長野県小諸市
- 小諸城址 懐古園
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