言い訳をしない生き方を
人間は失敗してしまったとき、どうしても言い訳をしてしまいます。自分の失敗は外部の要因によって仕方なかった、だから失敗を許して欲しいという思いがどこかにあるからなのですが、その思いとは裏腹に聞いている方の立場としては、余計心証を悪くしてしまう事になってしまいます。
そんな言い訳をせずに、逆にぐっと飲込んでそれを自分への戒めと共に前進する為の力にすることを勧めている人のひとりが企業アドバイザーのブライアン・トレーシーさんです。同様にレバレッジコンサルティング社長の本田直之さんも同じことをいっています。成功者の多くはそういう思考をもっているといいます。何をもって成功者と呼ぶのかその定義は難しいところではありますが、自分の失敗を何か別なもののせいにすることによって、自分は何も学ぶことができないでしょう。学ぶことができないので、次の同じ失敗を繰り返すことになります。
仕事をしていると、一度の失敗は個人のせいにはならずに許される事が多いのですが、必ずその再発防止策の提示を求められます。その防止策の中には周囲の責任にするようなことは許されません。自分が次回からどのように行動を改め、同じことを繰り返さないかを見つめ、それを提示するのです。同じことを2度繰り返したときは、個人に対して責められることになり結果的に評価を下げてしまうことになります。
どんな失敗も必ず自分のなかで反省すべき事があります。相手は変えることはができないので、自分がまずは失敗から反省し成長すれば、自分を取り巻く全体がいい方向に進んでいくのだと思います。それはビジネスの世界でもプライベートでもかわりません。そう考えるくせをつけていきたいものです。
【参考】新刊JP http://www.sinkan.jp/news/index_1857.html?upinfo
ブライアン・トレーシーの「自己変革」 (2010/02/16) ブライアン・トレーシー |
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